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波乱のスタート
競技1日目、オープニングセレモニーに先んじて行われたアイスダンスの最初の課題、コンパルソリーダンスは早くも波乱ぶくみのスタートとなりました。優勝候補の一角と思われていた全米チャンピオンベルビン&アゴスト組が転倒し、5位スタート。首位に立ったのはフランスのデロベル&ショーンフェルダー組、2位はカナダのヴァーチュ&モイアー組、3位はロシアのホフロワ&ノビツキー組でした。初出場、日本代表のキャシー・リード&クリス・リード組は四大陸では負けたカナダの組に勝つなど健闘して18位、オリジナルダンスとの合計で上位24組が出場できるフリーダンス進出をほぼ確実にしました。
アイスダンス コンパルソリーダンス 結果
1 Isabelle DELOBEL & Olivier SCHOENFELDER FRA 40.73 TES20.79 PCS19.94
2 Tessa VIRTUE & Scott MOIR CAN 38.71 TES20.00 PCS18.71
3 Jana KHOKHLOVA & Sergei NOVITSKI RUS 37.98 TES19.52 PCS18.46
4 Federica FAIELLA & Massimo SCALI ITA 37.15 TES19.45 PCS17.70
5 Tanith BELBIN & Benjamin AGOSTO USA 35.02 TES16.88 PCS19.14 -1.00
6 Nathalie PECHALAT & Fabian BOURZAT FRA 34.82 TES18.06 PCS16.76
18 Cathy REED & Chris REED JPN 28.16 TES15.48 PCS12.68
NHLサイズのリンクで練習していた悲劇
Icenetwork.com:Misstep on tango costs Belbin and Agosto」[こちら]
比較的ミスが少ないベルビン&アゴスト組にまさか転倒のような大きなアクシデントがあったとはにわかには信じられませんでした。練習でもこんなミスをしたことはないと言うタニス・ベルビン選手。ターンのときにトウが引っかかってしまってパターンを乱し、転倒につながったようです。その原因として、彼らが日ごろ練習しているリンクに比べて、会場のリンクが大きかったため、違和感があったせいかもしれないと語っています。北米のリンクは俗にNHLサイズと呼ばれるスケートリンクが多く、オリンピックサイズのリンクに比べて短いほうの長さが特に短く細長い印象のリンク。しかし、彼らは国際大会の経験も豊富でオリンピックサイズのリンクで滑ることにも馴れているはずなのですが、緊張はしてなかったと言いながらもやはり世界選手権ともなると気負うものがあったのかもしれません。逆に、2003年のワシントンワールドではNHLサイズのリンクに北米以外の選手はは苦しんだわけで…となると来年、ロスアンゼルスで開催される世界選手権では当然NHLサイズのリンクでの試合になることが予想されますので、日本の選手は対策が必要になってきます。
ベテランの味わいをみせたフランス/若さと勢いのカナダ
コンパルソリーダンスで首位に立ったフランスのデロベル&ショーンフェルダー組。ヨーロッパ選手権の課題だったヤンキーポルカでもカウボーイが投げ縄を振り回す動作を入れたりと彼ら独自の解釈による振り付けを加えた楽しいダンスになっていましたが、世界選手権の課題のアルゼンチンタンゴでは彼ら独自の解釈で男女が主導権争いを繰り広げるドラマ性を加えたダンスに仕上げたと語っていますので、来月のJSPORTSでの放送を楽しみにしたいと思います。
また若手のびざかりのカナダ、ヴァーチュ&モイア組、NHK杯ではコンパルソリーダンスでデロベル&ショーンフェルダー組に4点も引き離されましたが、今回は2点差までせまっており、本人達が大得意と語るODとFDのできしだいでは、若いチャンピオンの誕生が見られるかもしれません。
コンパルソリーで出遅れることには馴れていると前向きなベルビン&アゴスト組がどこまで意地を見せるかも含めてますます優勝争いが楽しみになってまいりました。
ファイエラ&スカリ組は…
この試合、上位では個人的に一番応援に気合が入っているイタリアのファイエラ&スカリ組。元気がなく若いダンサー達にどんどん抜かれてしまうのではと心配していた時期もありましたが、今シーズンは徐々に評価を上げてきており、ライバルであり、今一番勢いを感じさせるロシアのホフロワ&ノビツキー組に1点差以内に詰め寄る4位と健闘。優勝争いやメダル争いとなると少し遠いのですが、OD、FDとこの先が楽しみです。ユーロでもいい評価をもらっていましたが、ポカをやらかさなければ、さらにいい点数がもらえるのでは?とJSPORTSでの藤森さんの解説を聞きながら期待していたので、まずはいい滑り出しに思わずにんまりしてしまいました。
また、アメリカの3番手、ナバーロ&ボメントレ組は男性の荷物がロストバゲージとなり衣装やスケートがヨーテボリに届かなかったのだとか。衣装は前日に地元デパートで買い求めたものを着用したとのこと。ODはあのアフリカンダンスにあわせたユニークな衣装を用意していただけに、それまでに衣装が届くことを願いたいです。
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