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2008年03月01日

世界ジュニア 第4日目 女子シングルSP

icenetwork.com:Americans surge to lead after ladies short[こちら]
14歳の長洲未来、SP1位…フィギュア・世界ジュニア YOMIURI ONLINE[こちら]
アメリカ勢が上位を独占
 採点を見ると、上位の選手に転倒によるディダクションがまったくない、これは見ごたえのある試合になりそうだなと、JSPORTSの放送が楽しみなSPの結果となりました。
 1位は全米選手権に続いて3回転3回転を決めたミライ・ナガス選手(長洲未来選手)、2位は昨年の世界ジュニアチャンピオン、キャロライン・ザン選手、3位はレイチェル・フラット選手と予想通りアメリカ勢が上位を占めました。日本の西野友毬選手が実力どおりとはいえきっちりアメリカ勢に続く4位につけたのはやはりうれしいですし、大健闘と言っても良いのではないでしょうか。5位はアメリカ勢同様3回転3回転を決めたエストニアのエレナ・グレボワ選手が入りました。日本のもう一人の代表水津瑠美選手は10位でした。
 まもなくはじまるフリーで今シーズンのジュニア女王が決定します。

女子シングルSP 結果
1 Mirai NAGASU USA 65.07 TES39.81 PCS25.26
2 Caroline ZHANG USA 62.60 TES38.50 PCS24.10
3 Rachael FLATT USA 60.16 TES35.94 PCS24.22
4 Yuki NISHINO JPN 54.15 TES32.23 PCS21.92
5 Elena GLEBOVA EST 53.05 TES30.76 PCS22.29
6 Jenni VAHAMAA FIN 50.30 TES27.02 PCS23.28

10 Rumi SUIZU JPN 46.25 TES24.67 PCS21.58




3回転3回転続出のハイレベルな争い
 ミライ・ナガス選手、全米選手権に続いて3ルッツ3トウループのコンビネーションジャンプを成功させました。今シーズンはじめは3回転3回転を成功させることすら想像していませんでしたが、大きな舞台で連続で成功させてくるとなるとかなり自信をつけた模様。ルッツについては「e」マークがついたようですが65.07点は本人も大満足ではないでしょうか?若さの特典とばかりに急成長していますので、来シーズンはシニアに上がるとなると浅田選手安藤選手キム選手の争いに加わってくるかもしれません。全米選手権ではキャロライン・ザン選手には勝ったものの、国際大会でノーミス対決となった場合どちらに軍配があがるのだろう?ザン選手のほうがまだまだ国際的には評価が上ではないかと思ったのですが、今回そのザン選手も3フリップ3トウループを含むノーミスの演技だったようですので、今回の結果には驚きを覚えました。今シーズンジュニアの必須要素であるフライングシットについてナガス選手はシーズンはじめ苦戦してレベル1がついたこともあったわけですが、トレーニングして今大会ではレベル4が取れたことをことのほか喜んでいるようで、来シーズン、フライングシットが必須でなくなってもぜひプログラムに入れたいとコメントしています。対して今シーズン、シニアで戦っていたザン選手はフライングシットの練習を開始したのは世界ジュニア出場が決まった全米選手権後ということでフライングシットに関してはもっとうまくできたのに…と悔いを残してしまったようです。フリーでもこのジュニアを超越した2選手の戦い、ぜひミスの少ないレベルの高いものを期待したいです。
 3位のレイチェル・フラット選手も3ルッツ3トウループの難しいコンビネーションジャンプを含むノーミスの演技で60点にのせ、パーソナルベストを更新しました。アメリカ代表の3選手は上位を独占しただけでなく、全員がパーソナルベストを更新し60点台にのせるという素晴らしい滑り出し。やはり国内の争いが激しく、全米選手権という厳しい戦いを経験したことがさらなる強さにつながっているようです。フラット選手はフリーが得意ですので、少し点差はありますが、ナガス選手、ザン選手、フラット選手の三つ巴の優勝争いになりそうですね。
 日本期待の西野友毬選手、コンビネーションジャンプは3ルッツ2トウループだったりと、アメリカ勢との実力差は否めませんが、できることをしっかりこなしてSPで4位を確保しました。初出場の世界ジュニアで立派なデビューだと称えたいです。
 水津瑠美選手は武器である3トウループ3トウループとステップからの3ループを成功させながら、一番難易度の低い要素だった2アクセルがシングルになってしまいました。本当にもったいない。しかし、調子が悪いわけではないようですのでフリーでの挽回に期待できるのではないでしょうか?
 4位のエレナ・グレボワ選手はシニアの世界選手権にすでに2回出場し、ヨーロッパ選手権をはじめグランプリシリーズでもすっかりおなじみですので、「ジュニアの選手」という印象はありませんでしたが、今はグランプリシリーズに出場するにもISUで上位のランキングであることが必須ですので、世界選手権とかけもちで少々スケジュール的にきつくても世界ジュニアに出場してポイントを稼いでおく必要があるのでしょう。今シーズンは両方ヨーロッパでの開催ですので、ヨーロッパの選手にはそれほど負担でもないのかな?彼女も得意の3トウループ3トウループを成功させました。ジュニアでこれだけ3回転3回転を成功させるスケーターがでてくるとなると、シニアでも来シーズンには3回転3回転の無い選手は世界で戦っていくことが無理と言っても過言でない状況になりそうです。

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@niftySports@niftyフィギュアスケート特集世界ジュニア選手権直前レビュー(3) 水津瑠美・無良崇人「シニアと隣り合わせのジュニア」

この記事へのコメント
たったいま終わりましたが、すごい戦いでしたね!長洲がフリー100点を切ったので、「四大陸女子SPのような厳しいテクニカルスペシャリストが来ているのかしら?」と思いましたが、トップ2人の争いは見事でした。来シーズンは3人ともシニアサーキットに完全参戦、楽しみが増えますね。

グレボワはヨーロッパ選手権はけがで欠場していたので選手権大会のポイントが無く、他選手に比べてすこしランキングのハンデがありましたので出場したかもしれません。今大会は成績では残念でしたが(ペア選手のお兄さんも健闘でしたね)、世界選手権を楽しみにしています。フリーで大きく落としたので故障でないといいのですが…。

日本女子は西野さんは健闘、ふたりあわせて来シーズンの2枠も確保しましたので今後を期待したいところです。
Posted by 長野のK嬢 at 2008年03月02日 00:27
おはようございます。
予想されていたとは言え西野選手の>には・・(何たって去年の仏杯の澤田選手SPに>の嵐だったスペシャリスト)でしたから。。
来季の振付はローリーとの話ですので、LPは昨季の真央選手・今季のミライ選手同様にモノにするのに大変な思いをするとは思いますが、今季毎試合ごとの彼女の成長を思えば、きっとと期待しています。
彼女は観客に観られる事で成長していけるタイプですよね。

それにしても、レイチェルのFSの強さには・・ジャンプの入り方にも助走も少なく工夫があり、スピンは後の2人には劣りはしますが、つなぎを踊って表現するのには(特にSP)は、日米対抗で観た時とは別物でしたから。。
キャロ同様、親族を見ると体型変化には苦労するかも?危惧はありますが、へたするとアジア系女子選手ばかりの最終グループもありえるかも?なんて思った、ロスワールドやバンクーバー五輪も、そうはいかないんだと思ってきました。


Posted by ぴんくぴっぐ。 at 2008年03月03日 09:20
長野のK嬢さん
こんにちは!
この3人がシニアサーキットに上がってくるって…まだ今シーズンの世界選手権は終わってませんが、来シーズンが「怖い!」。恐れをなして今季で引退しちゃう選手がでてこないかと少なからず頭をよぎってしまいます。
ISUランキングの重要性がどんどん増してますので、選手も大変ですね。選手層の厚い国ではポイントを稼げる大会に出られるまでがこれまた大変と…。復活を宣言しているプルシェンコ選手やコーエン選手がどんな形になるのか心配。グレボワ選手、SPは良かったみたいですし、故障があったのであればやはり練習不足などで体力が復活してない面もあったのかもしれませんね。世界選手権まではまだ時間がありますし、ヨーロッパ選手権開催も決まって士気挙がるエストニアですから活躍に期待したいです。

ぴんくぴっぐ。さん
こんにちは!
こちらにもコメントいただきありがとうございます。
西野選手もローリーですか。ちょっと技術的にバランスの悪さを残す選手なので、ローリーの振り付けがうまく欠けている技術を伸ばすようなかんじになるとおもしろいですが、おっしゃるように時間がかかるかもしれませんね。
フラット選手もフリーはローリーだったんですね。てっきりトム・ディクソンだと思い込んでいたのですが、身のこなしなどがいかにも「コロラド仕込み」なせいでそう見えたのかもしれません。
ロスワールド、地元アメリカの代表争いは血で血を洗う惨劇が繰り広げられそうで心配(ケリガン事件とは別ベクトルですが)。特にベテラン勢でシーズン前に白旗あげて引退者がでてこないかに、今からおびえております(私の好きなあの選手とかあの選手とか) 。その前に、この世界選手権で今のシニアメンバーで果たして3枠守れるかといった大きな難関も待ち受けているわけですが。
Posted by Alex at 2008年03月03日 15:24
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