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2008年02月28日

世界ジュニア 第2日目 男子シングルSP

デイリースポーツonline-世界ジュニア-スポーツ速報[こちら]
icenetwork_com News - Rippon leads after men's short program[こちら]
アダム・リッポン選手首位
 ブルガリアの首都ソフィアで開催されているフィギュアスケートの世界ジュニア選手権、男子シングルSPは優勝候補の全米ジュニアチャンピオン、アダム・リッポン選手がノーミスの演技で1位、ロシアのアーテム・ボロデュリン選手が2位、ブランドン・ムロズ選手が3位と予想されたメンバーが上位に並びました。日本の佐々木彰生選手は18位、無良崇人選手は21位。フリーは日本時間本日深夜1時30分スタートです。

男子シングル SP 結果
1 Adam RIPPON USA 69.35 TES37.85 PCS31.50
2 Artem BORODULIN RUS 66.16 TES36.20 PCS29.96
3 Brandon MROZ USA 63.36 TES35.43 PCS27.93
4 Jinlin GUAN CHN 62.47 TES33.18 PCS29.29
5 Michal BREZINA CZE 62.11 TES33.62 PCS28.49
6 Tommy STEENBERG USA 61.33 TES32.41 PCS28.92

18 Akio SASAKI JPN 50.05 TES24.98 PCS26.07 -1.00
21 Takahito MURA JPN 47.66 TES21.35 PCS26.31

勝負の鍵はトリプルアクセル?
 成功させたジャンプの難度/基礎点でいえばトリプルアクセルトリプルトウループのコンビネーションジャンプを成功させたムロズ選手が一番高いわけですが、1位のアダム・リッポン選手はジャンプだけでなくスピンやステップで高いレベルが取れなおかつジャンプを含めてすべての要素で加点が取れる可能性がある質の高い実施でTES、PCSの両方で1位を獲得し、69.35の高い得点で首位に立ちました。「ムロズ選手をはじめとしてトリプルアクセルを跳べる選手がいることは分かっているが、自分のこの試合での目標はプログラムを2本ともクリーンに滑ること」と落ち着いた発言をしているリッポン選手。今回の試合ではトリプルアクセルへの挑戦は封印するようです。
 昨年12月のジュニアグランプリファイナルを前に足を故障し、一時氷上での練習を休止したいた2位のボロデュリン選手は1月はじめに練習を再開、ジャンプの練習を再開してからはわずか1ヶ月でこの試合に臨まなければならなかったようですが、SPでは挑戦しなかったトリプルアクセルについて、必要であればフリーでは跳ぶつもりだと強気のコメント。昨年、同じソフィアで行われた国際大会でリッポン選手に勝っているだけに、負けられないという気持ちが強いのかもしれません。
 3位のムロズ選手はトリプルアクセルのコンビネーションが飛べたのがうれしいと自信を深めた様子で、フリーでももちろんトライしてくるでしょう。
日本勢は厳しいスタート
 全日本チャンピオンの無良崇人選手はコンビネーションジャンプで最初のトリプルアクセルの後ぐに次のジャンプにつなげることができずさらにトリプルの予定がシングルジャンプになってしまいました。課題だったトリプルループは成功したものの、ダブルアクセルがシングルアクセルとなり結局2つの必須要素が欠けてしまうという大きな失敗でまさかのSP21位からのスタートとなりました。お正月のイベントや国体を欠場する原因となった足の故障については回復しているという情報[こちら]もあり、長久保コーチのもとでジャンプを安定させることを目標にがんばってきていただけで、大変残念な結果となりました。フリーを第1グループの5番目という早い滑走順で滑らなければならなくなりましたが、フリーではSPでうまくまとめられなかったトリプルアクセルを2回入れるプログラムで高い得点を稼げる構成になっています。両方成功させれば、大きく順位を上げることも可能だと思いますので、気持ちを切り替えてがんばってほしいです。
 世界ジュニア初出場となった佐々木選手。3回転2回転のコンビネーションジャンプとイーグルからのダブルアクセルは成功させたものの、苦手のループを、ダブルでなくトリプルに挑戦しましたが転倒。またFSUの観戦レポなどを読むとキャメルスピンのポジションの悪さ、回転の遅さが指摘されていました。年末の全日本選手権ではスピンで大きな欠点があることには気づきませんでしたが、それもそのはずで、ジュニアのSPは足換えのスピンが今シーズンはキャメルポジションと規定されているのに対して、シニアはポジションの指定がないために、年末の全日本選手権では足換えスピンはシットの姿勢で行っていました。男子スケーターにとっては足換えのキャメルスピンはたしかにシニアでもやる選手が少なく難しいわけですが、佐々木選手の点数が伸び悩んだ原因のひとつがこのスピンだったようです。今夜は、全日本で話題になったロボットをモチーフにしたフリーの演技、彼らしいのびのびとしたスケーティングでソフィアの観客を湧かせてもらいたいなと思います。

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この記事へのコメント
初めまして。
無良君がとても残念な結果になってしまい意気消沈です。彼の滑りが大好きなので・・。FPでは悔いなく滑りきってほしいです。佐々木君もガンバレ。
それにしてもリッポン選手はスゴいですね。個人的にはロシアンスケーターを応援していますが、《持っているものを安定して出せる》というのは本当に力がある証拠なのだろうと思いますので末恐ろしいですね。
これは想像にすぎませんが、今シーズン、モロゾフコーチが一番目をかけていたのはリッポン選手のような気がします。(次点は安藤さん)
Posted by 杏子 at 2008年02月28日 22:15
何でも吸収していける年齢ですし、近くにいる高橋君安藤さんの滑りにかなり刺激と影響をうけている様子ですから、これで高橋君が教えているという3Aが決まってくれば、いいとこどりなスゴい選手になりそうですね。
素敵なスケートが見れる喜びと、どこか少し複雑な気持ちも・・。
彼の才能にはモロゾフコーチもホクホクでしょう。このまま順調にステップアップしていってほしいです。
Posted by 杏子 at 2008年02月28日 22:33
3月2日の夜6時半から、TBS系地上波局全国放送でこんな番組が放送されます。結構興味深い内容かもしれません。

http://www.mbs.jp/pgm/tbs_yumetobi/

ジュニア世界選手権男子は、リッポンとボロデュリンの一騎打ちかという気もしますが、どれだけ高レベルの戦いになるかが楽しみです。

男子はジュニアでもかなりキャラクターのはっきりした選手が多いようですね。Golden Skate Forumの大会掲示板(私はFSUの有料契約をしていないので、もっぱらこちらを見ている)など見ますと、日本の佐々木君のことも「面白い」と思う人が多いようです。無良君ともども奮闘を期待します。
Posted by 長野のK嬢 at 2008年02月28日 23:22
おはようございます。
織田・小塚という2年連続ジュニア世界王者を誕生させた後と思うと、本当に厳しい結果ですね。
怪我等の要因はあると思いますが、明らかに連盟の新体制の指導方向性に関して早期の転換の必要性を感じます。
以前なら、今季無良君に関しては海外の指導・振付をしていたのではと思ったりもします。

残す女子シングル、米3人娘が↑なのは明らかですが、水津・西野両選手も違う個性で実力は充分あると思いますので、充分に発揮して欲しいですね。
Posted by ぴんくぴっぐ。 at 2008年02月29日 09:47
杏子さん
こんにちは!
アダム・リッポン選手、今シーズン最も躍進したスケーターのひとりであることに間違いないでしょう。モロゾフコーチも荒川選手、高橋選手、安藤選手で経験したもろもろのフィードバックをうまくリッポン選手に反映させていると思いますし、リッポン選手も言っているように安藤選手や高橋選手と練習している環境と言うのも大いに刺激になっているように思えます。
来シーズン、シニアに上がるとさすがに常に優勝争いができるといったポジションに入るにはまだまだハードルがいくつかありそうですが、大きな結果が出せるで今のモチベーションをどう維持していくのかそういったところのモロゾフコーチ手腕にも注目したいです。

長野のK嬢さん
こんにちは!
大阪で見られるのかな?と思ったら大阪のテレビ局制作のようですね。しっかり予約して見逃さないようにしなければ。
長野のK嬢さんがずっと注目されていたリッポン選手、ジュニアの世界チャンピオンですよ!去年の今頃はまったく知らなかった選手でしたし、この1年の躍進は驚異ですね。

ぴんくぴっぐ。さん
こんにちは!
週の後半ばたばたしてしまって、結果を知って落ち込んでたというわけではないですが、結果のエントリーをまとめるのが大幅に遅れてしまいました。
サンケイ新聞などは厳しい論調で伝えていて…男子シングルも注目されているんだなと逆の意味で驚いたりしました。
海外の指導&振り付けは連盟が一部強化費で補うとしても基本は選手負担だと思われますので一概に連盟だけを批判はしたくないですが…それでも最近のスケート連盟強化部の無策ぶりは外から見ているといらだちますね。
アメリカの3人娘強い!国内で揉まれてさらにみんな強くなってますね。城田元部長のひとりじゃなくて複数で強化が必要という持論が間違ってないことが証明されていますね。(今の日本のスケ連って高橋選手浅田選手安藤選手の結果さえでればそれでいいみたいな姿勢に見えてたよりないです)
Posted by Alex at 2008年03月01日 14:14
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世界ジュニア男子SP
Excerpt: 一言。 無良くぅうん!(>_<) *夕方追記しました。
Weblog: 川柳つれづれblog
Tracked: 2008-02-28 20:33