2006年11月28日

Bones#20

#20移植された悲劇/The Graft in the Girl
 ブース、ブレナン、アンジェラはカレンFBI副長官へ報告するため指定された病院の小児癌病棟へ向かう。彼はここで娘エイミーの看病をしていた。エイミーが子供の発症例が珍しい中皮腫による肺癌に侵されていると知り疑問に思ったブレナン。X線写真を見ると、スキーで骨折したときに移植された骨が、記録では25歳のドナーのものとなっていたが60歳以上のものにしか見えなかった。生検してみるとやはり60歳以上のドナーのもので、しかも中皮腫に侵され、癌でなくなったドナーであり、それがエイミーの癌の原因だとわかる。しかも、同じドナーから提供された移植片を多数の患者が移植されて、エイミーと同じ状況に陥っている可能性がでてきた。
 移植コーディネーターのオグデンから情報を聞き出そうとするブレナンとブースだが、ドナーの個人情報は秘密扱いで、そのドナーからほかの患者への移植があったかどうかもコーディネーターではわからない。バイオテックという移植バンクの名前を教えられる。
 一方、アンジェラはエイミーにすばらしい絵の才能があることに気づく。芸術という共通の趣味を通じてふたりは親しくなっていき、状況が変わると信じて、将来は学校へ戻り芸術を学びたいとアンジェラにエイミーは語る。




 副長官にブースとブレナンは状況を報告するが、副長官はこの事件はFBIの管轄外で、私用でブースに捜査をさせるわけにはいかないと、病院管理センターに任せるよう指示する。しかし、州を超えて被害者がでていればFBIの事件にできると、休暇をとってブースは捜査を続行する。バイオテックの事務所へ行ってみると、すでに2年前に倒産していた。誰かが、バイオテックの名前を語り違法に移植片の売買を行っていたのだ。すぐにコーディネーターの事務所へ戻るとオグデンは不在で、かわりにアシスタントから同じドナーの骨を移植した患者の名前を聞き出すことができた。しかしその患者はすでに亡くなっていた。
 オグデンの経歴を調べると、以前、賄賂によりドナーリストを改ざんしたためにデンバーの病院を解雇されていた。オグデンを取り調べるが、今回の事件には関与してないと主張する。移植が必要にねるとオグデンがアシスタントに指示をして、インターネット上で呼びかけ、ドナーを探しただけだと。
 移植が州を越えて行われたことを副長官に報告するブース。これで正式にFBIで事件として捜査できることになる。調査の結果同じドナーから移植片を移植されていた患者が多数見つかり、その多くは癌を早期発見できたため治療が可能となる。しかし、エイミーの癌はすでに進行していたため治療の効果は上がらず、死が避けられない状況となる。
 患者達に移植された骨のX写真をつなぎあわせ、ドナーの全身写真を作り、そこから謎のドナーの身元を割り出そうとするスクインツ達。ほどなくヴァージニア州で亡くなった男性であることがわかる。残された妻は移植が行われたことは知らされておらず、火葬された灰を庭へまいていた。ドナーからの移植片の採取は葬儀社で行われていた。しかも、骨を切断していたのはコーディネーターのアシスタントだった。このアシスタントはマスクなしに骨を切断してしまったため、骨の粉を吸い込んでしまい、肺癌の症状がではじめていた。
 結局、エイミーを助けることができなかったとアンジェラは落ち込むが、ジャックの励ましで、ルソーの絵が好きだというエイミーのためにアンジェラがCGでルーブル美術館を作り出し、エイミーはパソコンの中のヴァーチャルリアリティーでルーブル美術館を体験する。エイミーは「天国にいるみたい」と感想を話す。


 個人的には傑作だったクリスマスエピソード以来の良エピだったかなと思いました。子供を使うのは卑怯かもしれませんが、最後は涙がぼろぼろでてしまいました。アンジェラのやさしさや、ここ数エピソードでアンジェラへの想いを行動に出すようになってきたジャック、このふたりはお似合いですよ、絶対。
 中皮腫とそれから病気のドナーからの移植は別々の問題としてですが、日本でもニュースをにぎわせた話ですので非常に身近な問題として考えられますし、フィクションではなく日本でも十分に起こりうるなと興味を持ってみることができました。
  エイミーがヴァーチャルリアリティーの世界でルーブル美術館を体験しているときに、本当にうれしそうにしているじゃないですか。自分もルーブルへ行きましたが、そのときは、大きさに圧倒され、事前にチェックした作品を探して右へ左へ大移動、雰囲気そのものを楽しむことはできませんでした。不思議とオルセーとかアムステルダムの美術館に行った時のことは、どんな作品を見てどんなことを感じたかまで覚えているのですが…ルーブルではいったいなにをしていたのやら。
 一番、記憶に残っているのは、日本からの修学旅行生がたくさんいたこと。1校2校の単位ではなかったような記憶があります。彼らはスケジュールがハードらしくほとんど鑑賞などせず、疲労を顔に浮かべて辺りかまわずソファーや床にすわりこんでおしゃべりしたり騒いだりしていて、ただただ腹立たしかった。しかし、エイミーと比べれば自分もそんな修学旅行生達と同じで、ルーブルを冒涜していたのかなと、恥ずかしい気持ちになってしまいました。そこにいられるだけで幸せを感じられるエイミー…悲劇のヒロインでしたが、そんな素敵な感性を持っている彼女がうらやましかったです。
 エイミーと副長官が親子という年齢設定は違和感がありましたが、この副長官役の俳優さんの息子さんはなんと現役のメジャーリーガーのコナー・ジャクソン選手。今シーズンはダイヤモンドバックスの正一塁手として140試合に出場、打率2割9分1厘は立派な成績。今シーズンの年俸は32万ドルでしたが、近いうちに100万ドルプレイヤーの仲間入りするのは間違いない期待の選手で、トレーディングカードマーケットでもただいま大注目なのだとか。

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posted by Alex at 18:46| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(2) | BONES(海外ドラマ) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カレン副長官役のJohn M. Jacksonは「犯罪捜査ネイビーファイル」の海軍少将役で知られていますが、息子さんが大リーガーとは知りませんでした。へえ〜
きっとアメリカ人から見るとうらやましがられる役者さんなのでしょうね。
Posted by josetangel at 2006年11月28日 23:15
こんにちは!
josetangelさん
コメントありがとうございます。
>>カレン副長官役のJohn M. Jacksonは「犯罪捜査ネイビーファイル」の海軍少将役で知られていますが
そうだ!言われてみると。どこかで見たんだけどどうしても思い出せなくて、調べていたら息子さんの話が先にヒットしたので取り上げました。宝島の回でもでてきましたし、準レギュラー的キャラクターとして今後もでてきそうですね。
Posted by Alex at 2006年11月29日 13:56
こんにちは!
金に欲が出た馬鹿な大人の犠牲になってしまったエイミーは見ていてつらいものがありましたね。
アンジェラの技術凄かったですよね。バーチャル体験できたエイミーは、一生の思い出になったことでしょうね。
Posted by りり・か at 2006年11月29日 17:48
りり・かさん
こんにちは!
日本でも事情を良く知らされずに病気の患者から腎臓移植を受けていたという事件が起こったばっかりですから他人事でもフィクションでもなく、身近な問題なんですよね。怖いです。
ルーブルの中にいたエイミーの姿に泣いてしまいました。
Posted by Alex at 2006年11月30日 06:56
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Excerpt:  アメリカの移植ビジネスの裏側が描かれ、骨の専門家であるブレナンの面目躍如、ブースはやっぱり頭のない熱しやすい刑事、という図式でわかりやすいお話でした。  それでも、ハッピーエンドとは言えなくて、切..
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