喉頭をつぶされた遺体の男性が、指の骨を握って死んでいたことからブレナンが借り出される。FBIの安置所で、骨が消毒液につけられて保存されているのを見て「証拠が破壊されている」と激怒するブレナン。研究所に持ち帰って調べると骨は300年前のもので、梅毒に冒された人物のものであるとわかる。ブースから、この骨を握っていた遺体がアサティーグ島遺跡発掘現場の責任者メイシーで、彼が発掘用海中シャフトで発見されたと聞いて興奮するジャック。黒ひげが宝を埋めたという宝島伝説がある島だったからだ。現場は地下50メートルまで掘ると海水が流れ込んでくる難所で現在まで宝は発見されていない。当時の骨を握っていたのは宝が発見された証拠ではないかと男達は海賊談義に盛り上がる。
発掘現場をブレナンとブースが訪れると、現場は保全されず、町長の指示により作業が続けられていた。そこで二人はメイシーの相棒ハードウィックと発掘に投資しているローズに会う。ローズは収穫が無い発掘から手を引こうとしていた。殺人と聞いてメイシーが宝を発見したと色めき立つローズ、彼は引き続き支援していくことになる。
殺害場所の特定には現地の土壌が必要だと調査を志願するジャック。彼は洞窟ダイバーのライセンスを持っていた。このシャフトを10年間管理してきたデインのサポートでシャフトにもぐるジャック。シャフト内は狭く障害物も多いため酸素ボンベを背負わずにエアホースによって地上から空気が送られる。これが切れることは死を意味する。デインの兄弟もシャフトで事故にあい亡くなっていた。ジャックによって海底から指の持ち主だと思われる海賊の骨、一体分が発見される。
まず容疑者に上がったのはパートナーのハードウィック。彼らの財政状況は悪化しており、ローズが手を引けば発掘は中止に追い込まれるまでの状況だった。発見された宝の分け前を多くするためにパートナーを殺害したのではないかとブースは睨む。しかしメイシーは兄弟同然だと否定するハードウィック。
一方で研究所の作業台に置かれていた海賊の骨が消えてしまう。残されたのは最初に発見された指骨のみ。再度調べるとこ小さな穴があった。さらに洗浄された形跡があったためにブレナンはこれが博物館から盗まれたものだと気づく。博物館に展示されている300年前の海賊船の乗組員の骨が偽物にすり替わっていた。何者かが盗み出し、発掘シャフトに沈められ、そして引き上げられたのち、再び研究所から盗み出されたのだ。
グッドマン所長が骨を盗んだ警備員を特定、事情聴取すると最初の美術からの盗難を依頼したのはメイシーで2度目はハードウィックからだった。スポンサーをつなぎとめておくためにメイシーとハードウィックが共謀で「発見」を捏造しようとし、その後、骨が美術館の物だとばれないように、再びハードウィックが研究所から盗みなおしたのだ。
発掘現場へ行くと、今度はハードウィックが殺されていた。メイシーと同じで特殊部隊の訓練を受けた者による殺害だった。スポンサーのローズは特殊部隊所属の経歴があり、発見が捏造だと気づけば殺害の動機があったが、突然なぐりかかったブレナンのビンタをよけきれなかったローズは特殊部隊所属の経歴に疑いが生まれ容疑者リストから消えた。
デインがかつて海軍の特殊戦闘員だったことがわかり、発掘現場へ急行するブレナンとブース。しかし、現場ではジャックがデインのサポートを受けてシャフトに潜っている最中だった。そのことに気づかずにブレナンがデインを殺人者と呼んだため、ライフラインを握られているジャックの命が危険な状態になる。二人の兄が命を落とした発掘を発見の捏造で汚されたことを恨んでの殺人だったと告白。ジャックにつながるエアホースにナイフをあて銃をすてお互いに手錠をはめるようにブレナンとブースに要求するデイン。そんな地上のできごとを知らずにどんどん深く潜っていくジャックはついにシャフトの底に達し、金貨を発見する。ブレナンの「金貨を見たければジャックを引き上げて、彼もあなたの兄弟と同じで宝の存在を信じて潜っているのよ」の言葉に説得される。(無断転載お断り)
スクインツたちの中でジャックが珍しくメインだったのが良かった。発見された骨が実は博物館から盗まれて沈められたものだというからくりも意外性がありましたし、海中シャフトを潜るところなどもアドベンチャー物としてのスリルもあって、久々にエンタテイメントとして楽しめるエピソードでした。おばかなブレナンが最後にへまをやらかすのも、あーあーやっちまったとばかりにネタとしておもしろかったです。最初の頃のボーンズはこんなかんじのエピソードがメインだったのに妙にシリアス路線を走っていたので、久々にBones見ましたという感想を持ちました。
最後にデインが元海兵隊だとブースが気づくのは「squintとsquid」っていうネタを使いたかったがための展開・・・もしかしてストーリーもそれが言いたいがために書かれた壮大なおふざけかなとまで思えました。これぐらいばかげた話のほうがBonesはおもしろいです。FOXチャンネルのマラソン枠で再放送される際にはこのあたりはおすすめです。
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