一年に3週間だけ恋人と過ごすアンジェラ。休暇を楽しんでいるはずの彼女からブレナンにSOSの電話が。恋人カークが砂漠にガイドと出かけたきり帰ってこず、かわりに見も不明の頭蓋骨がナバホ族によって保安官事務所に届けられたという。頭蓋骨を研究所に送り、カークでないことを確認したいアンジェらだが保安官が許さない。ブレナンは休暇をすぐに取って砂漠の町へ向かう。保安官事務所で頭蓋骨を調べたブレナンは30代の白人というカークと同じ特徴を持っていることと銃で撃たれた後があり殺人の被害者だということを確認する。アンジェラの落ち込みぶりを見たブレナンは彼女には捜査権がないためFBIのブースに協力を依頼、砂漠へくるように頼む。
合流したブースとブレナンはカークとともに行方不明の女性ガイドダニーの住む家へ向かうが、訪問早々、恋人のアレックスに銃を突きつけられる。アレックスは協力せずダニーの写真だけを渡す。写真では保安官とダニーが並んで笑っていた。保安官に話を聞きに行くと、ダニーと保安官は異母兄妹だった。アレックスは麻薬の密売にもかかわっていると言う。そこへ研究所から電話がありブースの手配により研究所に送られた頭蓋骨のDNAがカークと一致したと連絡があった。頭髪からは麻薬の一種ペヨーテが検出され頭蓋骨には動物による噛み跡が残されていた。
アンジェラはショックを受けながらもガイドのダニーを探すために捜査に協力する。アンジェラはアメリカでは先住民が儀式の一環として使用されていることが許されているペヨーテの入手先がダニーの友人で芸術家のウェインであることを明かす。
ブレナンとブースはウェインの自宅を訪れるが彼はペヨーテの入手ルートを明かさない。しかしウェインの軍用車をジョセフが使っていたことに気づき、ジョセフとダニーの家へ再び向かう。ジョセフは暴行されて倒れていた。保安官やダニーの犯行をブースは疑うが保安官には相手にされない。保安官はナバホ族が白人相手にペヨーテを売ったジョセフに対して制裁を加えたのだろうと言う。
頭蓋骨に残された噛み跡が顎の変形したコヨーテで、そのコヨーテの群れが砂漠のはずれをテリトリーとしていたことが専門家の協力でわかる。捜索隊に加わった3人はカークの遺体とカメラを発見する。フィルムの現像を州の鑑識に任せようとする保安官に対して、自分が手伝えば時間の短縮になるとアンジェラが説得する。
ウエィンの海外の銀行口座に多額の現金があることをつきとめたブースはブレナンとともに再び自宅へ。ウエィンは自分の作品が特にドイツで高く評価されているのだと主張する。ブレナンはそこで原住民のデザインをモチーフにしてないプレートに彫られた不思議な模様を見つけ、ウエィンの目を盗んでデジカメで撮影する。
アンジェラが現像した写真の岩の形からカークとダニーの撮影を行っていた場所がわかる。3人は保安官の車で砂漠を5時間走ってその岩の場所へたどり着き、捜索をはじめるが、保安官が妹を探すと行って車で去ったため、十分な水を持っていない3人は砂漠に取り残された不安を感じる。カークの車を発見するが、車は動かないように破壊されていた。さらに軍用車の車輪痕と、飛行機が離発着した形跡を見つける。メキシコ国境が近いので麻薬の取引があったと疑うブース。結局、保安官が戻ってきたので置き去りにされたという心配は杞憂に終わる。ジョセフの麻薬取引現場にカークたちが遭遇してしまったため殺されたと判断した保安官は無線でジョセフの逮捕を指示したがすでに病院から消えていた。押収したウエィンの軍用車のボンネットからルミノール反応がでたためボンネットに載せられて死体が運ばれたと判明する。
研究所に送られたカークの遺体をザックが調べた結果、骨折していることなどから高い場所から落下していることが分かる。殺人現場から軍用車で運ばれた上、飛行機に乗せられて上空から捨てられたらしい。またブレナンがウエィンの自宅で見つけた彫刻されたプレートはボリビア紙幣の原版だった。ウエィンは偽札作りにかかわっていたのだ。
弁護士を同伴して出頭したウエィンは殺人罪に問わないことを条件に偽札作りだけを認め、捜索に協力すると取引をしようとする。保安官はダニーを見つけるために取引に応じるしかないと傾くが、ブースが陸軍の特殊部隊にいたことを明かし、協力するからもう一度、現場へ戻って捜索しようと説得する。
現場から自力でダニーが脱出しようとしたなら、歩く方向は3つ。5日歩いて車が通る道路にたどり着く方向、3日歩いてメキシコに着く方向、そして険しい道のりになるが2日歩けば牧場に着ける方向。ブースの指示でそれぞれの方向に分かれてまずは15分歩いて調べることに。歩きながらダニーの幻影を見たアンジェラの険しい道を選んだという直感をもとに捜索すると岩場に倒れこんでいたダニーを発見する。
結局、カークを殺していたのはウエィンだった。取引現場を見られての犯行だった。(転載お断り)
アンジェラが恋人と年に3週間だけしか会わない関係というのは、そういうのもありかなとは思えましたが、土地は変われども捜査部分のお話がアバウトなつくりなのは相変わらずで、そろそろBONESはリタイアかなと思ってしまいました。が、繰り返し見ているうちにツボにはまってしまいました。
日本には身近に砂漠がないだけに、アメリカ人が砂漠に抱くロマンも砂漠の恐怖も理解しにくいところがあって、そのあたりが最初、話に入り込めなかったところなのかな?冒頭でペヨーテとコヨーテの両方が字幕にでてくるから混乱して、あまり真剣に見てなかったことも手伝って、コヨーテの肉食べると幻覚作用があるのかな?なんてちょっと考えればすぐ分かるような落とし穴に落ちたりして、所見のときはストーリーにはまれませんでした。ペヨーテって興味あるひとにはすぐにピンと来る麻薬なのですね。サボテンなのだそうですが、私はまったく知りませんでした。
このエピソードでの収穫はザックの立場が理解できたこと。ここまで気にも留めていませんでしたがジャックがお金持ちで実は影で研究所のスポンサーってことを除けば研究所内でのジャックとザックに差があるなんて考えても見ませんでしたが、ジャックは博士号をもった正規の研究員で、ザックはまだ大学院生で、ブレナン教授の研究室で学んでいるという立場にすぎないのですね。ブレナンはただ手足のように彼を使っていますが、グッドマン所長はザックのような天才がそのような立場にずっといることは社会のために良くないので、早く論文を完成させてドクターになって、世に出て彼の能力で社会に貢献すべきだと思っていたということがわかりました。
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ブレナンにとって優秀なザックはとても利益のある存在だと思いますね。でも、学生なんだ〜って、ちょっと天才すぎて忘れがちになりますね。
りり・かさん
ザックは学生の枠を超えてますよね。それだからこそ、ちゃんと博士号とって、それなりの処遇で働くべきだというのがフォアマン所長の考え方なんでしょうね。