2012年04月15日

American Idol season11 Week11 #23 Top 9 Perform

アメリカンアイドル12 #23 Top 9パフォーマンス
アメリカ初回放送2012年3月28日
日本初回放送2012年4月14日
全米視聴率 10.5パーセント

メンターはスティービー・ニックス
 残り9名となったアメリカンアイドルシーズン11、今週のテーマは「憧れのスター」。縛りがほぼなくフリーで選曲できるということですので、それぞれが得意な歌で素晴らしいパフォーマンスをするところが観たいですね。逆に、このテーマで失敗しているようだと先が無いということになってしまいますから、「好きな曲が歌える、わーい!」なんて能天気なコンテスタンツがいたら...さすがにもうそんな人は残っていて欲しくないですが。
 うれしいのはメンターがスティービー・ニックスだったこと。フリートウッドマックのとは言わなくても彼女はソロとしてもキャリアを積んだスターのひとり。彼女やマックのファンとしては遅く聞き始めた方だと思いますが、1985年にリリースされた彼女のサードアルバム「Rock a Little」や1987年にフリートウッドマックがリリースした「Tango In The Night」は、当時、本当によく聞いたので、スティービーは大好きな女性ボーカリストのひとり。何を隠そうその「Rock a Little」にプロデューサーとして参加してたのが、今、アメリカンアイドルでレギュラーでメンターを務めるジミー・アイオヴィン。「Talk To Me」[YouTube]なんて懐かしいですよね。アルバム「Rock a Little」で「I Can't Wait」など数曲を任されたリック・ノウェルズをベリンダ・カーライルが気に入り、彼女のセカンドアルバム「Heaven On Earth」を丸ごと任せて大ヒット作になったり、後に彼はマドンナの「Ray Of Light」の制作に呼ばれたりしてますし、またこのアルバムでコーラスのひとりがふざけてブースでスティービーのパートを歌っているのをアトランティックレコードの社長が見初めて「マリリン・マーティン」としてデビューさせたなんて逸話の多い作品ですね。エンディングの「Has Anyone Ever Written Anything for You?」[YouTube]名作です。特に魔女声フェチの方ははずせない1枚と関連作です。
 アメリカンアイドルの話してるより脱線してる方が楽しかったりしますが、彼女のメンターぶり楽しみですね。
 客席にはディオンヌ・ワーウィックやジョーダン・スパークスも姿を見せました。ディオンはこうしてテレビ画面に登場するのは、ホイットニー・ヒューストンの葬儀以来ではないでしょうか?

Colton Dixson/コルトン・ディクソン20歳[YouTube]
#14 Semifinalists Boys「Decode」★☆
#17 Top 13 「Lately」★★★☆
#19 Top 11「Broken Heart」★★
#21 Top 10「Piano Man」Billy Joel★★★★

#22 Top 9「Everything」 Lifehouse[YouTube]No Name Face - ライフハウス
★★★
 先週は得意のピアノでビリー・ジョエルをうまく表現したコルトン。今週はさすがに自分にとっての讃美歌というナンバーだけあって得意なんでしょうね。リハーサルでもスティービー、ジミーの両方から賞賛を受けます。ステージでも実にそつのないパフォーマンス。ただ、これアレンジもオリジナルをほぼ踏襲しているし、ボーカルの節回しもほぼ同じ。少しコルトンのほうが声が子供ってだけの違いぐらいかな。アーティスト性を前面に出したいならコピーはだめだね。たとえばアダム・ランバートならこんなパフォーマンスはしないはず。スティーブン「スター性は誰より光ってる」、ジェニファー「感動的なステージに心が震えた」、ランディー「今回のステージは圧巻」。褒めることしかできないジャッジならいらない。星3つ。

Skylar Laine/スカイラー・レイン17歳[YouTube]
#15 Semifinalists Girls「Stay With Me」★★★☆
#17 Top 13「Where Do Broken Hearts Go」★★★☆
#19 Top 11「Love Sneakin' Up On You」★★★
#21 Top 10「Shameless」Billy Joel★★☆

#22 Top 9「Gunpowder And Lead」Miranda Lambert[YouTube]
★★☆
 観客に物語を語りかけるように歌うようスティービーから指導を受けるスカイラー。スカイラーはこういうブロンドであることが前提の美女カントリーシンガー路線に憧れるのか。さすがに憧れのシンガーのナンバーということではずしてはないんですが、特別な何かが感じられなかった。ジェニファー「開放的で元気いっぱいのステージだった」、スティーブン「ぶっ飛んだよ、ストーリーも伝わってきた」、ランディ「終盤のレンジの広さには驚かされた」。星2つ半で。

Colton, Phillip & Elise[YouTube]
「Landslide」Fleetwood Mac - Fleetwood Mac「Don't Stop」Rumours - Fleetwood MacFleetwood Mac
「Edge Of Seventeen」Stevie NicksCrystal Visions... The Very Best of Stevie Nicks (Bonus Version) - Stevie Nicks
 3人でのグループパフォーマンスはスティービー・ニックスに敬意を表してフリートウッドマックとスティービー・ニックの曲をコルトン、フィリップ、エリーズの実力派でパフォーマンス。コルトン「Landslide」を歌い始めてほかのふたりがハーモニーで加わります。安定感は抜群のチームですね。続いてエリーズが「Edge Of Seventeen」を。魔女ナンバーにはまるかと思いますが期待ほどではなかった。そしてでた!アメリカンアイドルの制作チームの大好きな曲「Don't Stop」。この曲はアメアイで随所で使われてきましたが、私がすぐに思い浮かぶのが、シーズン5のフォードビデオ[YouTube]。楽しかったな、あのシーズン。フィリップはこんな曲でも小難しく歌うんですね。表現がワンパターンすぎるな。

Heejun Han/ヒージュン・ハン22歳[YouTube]
#14 Semifinalists Boys「Angel」★
#17 Top 13「All In Love Is Fair」★★
#19 Top 11「Right Here Waiting」☆
#21 Top 10「My Life」Billy Joel☆

#22 Top 9「A Song For You」Donny Hathaway[YouTube]A Donny Hathaway Collection - ダニー・ハサウェイ
★☆
 リハーサル室のシーンで思わず早送りしそうになったけど抑えて見ました。課題に真面目に取り組んだだけでほめられるってどんなにハードル低いんでしょうか。スターを目指すオーディション番組の参加者とは思えない。もう家へ帰してあげようよ。思い出なら十分できた。思いっきり自分に酔いしれながら歌う醜態を全米に晒すなんてなんかの罰ゲームなんでしょうか?一番歌い上げたところで大胆に音外しても本人が気づいてないところがすごいな。しかもアメアイでは神聖な「A Song For You」。エリオット・ヤミンの不器用だけど誠実さがあふれたパフォーマンス[YouTube]と比べると小手先だけで取り繕ったバラードがどんなに聞き苦しいものか一目瞭然。来週はいないことを祈るだけ。

Hollie Cavanagh/ホリー・キャヴァナ18歳[YouTube]
#15 Semifinalists Girls Perform「Reflection」★★
#17 Top 13「All The Man That I Need」★★★☆
#19 Top 11「The Power Of Love」★★★★☆
#21 Top 10「Honesty★★☆

#22 Top 9「Jesus Take The Wheel」Carrie Underwood[YouTube]Some Hearts - Carrie Underwood

 これはやらかしてしまった。前半はまったく歌になってないし、後半は音をばっさりはずして平気な顔。一番だめなところは失敗したことに本人が気づいてないことですね。反省しようがないし修正しようがない。小さな体から爆発的な声を聞かせるところは魅力なんだけど、歌の実力が追いついてない。番組に出る前にちゃんとしたトレーニング積んでから出てくるべきだったな。ホリーは歌手になりたいっていうより、アメリカンアイドルと言う番組のファンなんだろうな。綺麗なドレス着てスポットライト浴びでキャリー・アンダーウッドのように番組を勝ち進みたいという強い気持ちは感じられても、どんな歌手になってどんな曲を歌っていきたいかという肝心の所が見えてこない。スティービーの素晴らしいアドバイスがこれからの彼女のパフォーマンスに良い影響があるといいな。ランディ「完璧じゃなかった、低音で何度か音をはずした」、ジェニファー「最高のできだったと思う」、スティーブン「選曲がまずかったと思う、君の音域を生かせる曲じゃない」。

Deandre Brackensick/デアンドレ・ブラケンシック17歳[YouTube]
#14 Semifinalists Boys「Reasons」★
#17 Top 13「Master Blaster」★★★★
#19 Top 11「Endless Love」☆
#21 Top 10「Brackensick」★★

#22 Top 9「Sometimes I Cry」Eric Benet[YouTube]Lost In Time (Deluxe Version) - Eric Benét
★★★★☆
 本選に入ってからまったく良いところがないデアンドレ。先週は脱落かと思われましたが、首の皮一枚で生き残りました。今週はここのところ発揮できなかったファルセットを前面に押し出してのパフォーマンス。たとえ技術が未熟でもこれで予選を勝ち上がってきたんだから土壇場で開き直ったかな?個性を打ち出そうとしてるところは好感が持てました。スティービーのアドバイスも生かしていたように見えました。この声の出し方でツアーに出て声をつぶさないか、プロとしてやっていけるのかは不安ですが。がんばりにおまけして星4つと半で。

Jessica Sanchez/ジェシカ・サンチェス16歳[YouTube]
#15 Semifinalists Girls Perform「Love You I Do」★★☆
#17 Top 13「I Will Always Love You」★★★☆
#19 Top 11「Turn The Beat Around」★★★☆
#21 Top 10「Everybody Has A Dream」★★★★

#22 Top 9「Sweet Dreams」Beyonce[YouTube]I Am... Sasha Fierce - Beyoncé
★★★★
 ジェシカがビヨンセをお手本にしてるというのは少し意外でした。この曲はアップテンポのバージョンしか聞いたことないですが、バラードにアレンジしたのはジェシカのアイデアなのかな?美しい曲を綺麗に歌って見せました。こうなってくるとルックスももっとゴージャスで華やかだとなと思ってしまう。ビヨンセと比較させようとしたのはジェシカ自身なんだから仕方がないところ。女性は化けると言いますから、もしデビューとなったらこの優等生的なのど自慢臭を消すことはできるのかな?以前、TOP3まで残ったサイーシャ・メルカードが結局これまでにデビューできていないことが頭をよぎります。ジェニファー「素晴らしい歌、美しい演出、一流のパフォーマンス」、スティーブン「才能を証明した、絶対に音をはずさない」、ランディ「自分を見せる方法をよくわかってる」。星4つで。

Heejun, Joshua & DeAndre[YouTube]
「Lady In My Life」「Rock With You」「Pretty Young Thing」Michael JacksonThe Essential Michael Jackson - Michael Jackson
 グループパフォーマンス2組目はヒージュン、ジョシュア、デアンドレの3人。マイケル・ジャクソンと比較しちゃかわいそうなんだけどせめてヒージュンはマイケルに敬意を表してまじめにやってほしかったな。ソロの審査だけでここまで手が回らなかったのかもしれないけど、中途半端なパフォーマンスで観客にキャーキャーいわれてにたにた笑うような姿をマイケルの曲で見せてほしくなかった。ジョシュアみたいに思いっきり滑ってたとしても全力で歌い一生懸命ムーンウォークもし、振付も合わせようと努力してる人のほうが好感が持てます。

Phillip Phillips/フィリップ・フィリップス21歳 [YouTube]
#14 Semifinalists Boys「In The Air Tonight」★★★★
#17 Top 13「Superstition 」★★★★
#19 Top 11「Hard To Handle」★★★★
#21 Top 10「Movin' Out (Anthony's Song) 」★★★☆

#22 Top 9「Still Rainin」Jonny Lang[YouTube]Wander This World - Jonny Lang
★★★☆
 どうしよう。毎週同じにしか聞こえなくなってきた。番組が始まった時点で完成度が比較的高かったフィリップ。パッケージとしても固まった形で出てきただけに、成長が感じられませんね。やはりこの番組では成長とそれに伴うドラマが展開できないと視聴者の支持をキープしていくのは難しい。シーズン7で実力者でありながらマイケル・ジョンズが早々に敗退したようなことにならなければいいのですが。メンターのアドバイスを聞き入れないスタイルだしこの先も大きな成長は期待できなさそう。いきなり脱落でなくボトム入りだけの週があれば追い込まれて何か引き出しからだせるかもしれないけれど。ジェニファー「聞き手に歌を味あわせたいという信念を感じる」、スティーブン「いつも完璧に曲の世界を表現する」、ランディ「ジョニーは俺の友人だが彼も喜んでると思う」。

Joshua Ledet/ジョシュア・レデット19歳[YouTube]
#14 Semifinalists Boys「You Pulled Me Through」★★★★★
#17 Top 13 「I Wish」★★★
#19 Top 11「When A Man Loves A Woman」★★★★
#21 Top 10「She's got a way 」★★★☆

#22 Top 9「Without You」Mariah Carey[YouTube]

 ジョシュアのリハーサルシーンが紹介される前に客席のディオンヌ・ワーウィックが紹介されました。ディオンヌは初期にメンターとしても登場しましたし、シーズン5のフィナーレではバカラックとともに登場してステージを盛り上げたこの番組の立役者でもあります。さすがのジョーダン・スパークスもディオンヌの横だと大きな体を小さく丸めて恐縮しているように見えました。
 さて、ジョシュアですが変な選曲ですね。あこがれのスターがマライアなのは良いとしてなんで「Without You」?カバーだし、大ヒットはしたけどマライアの代表曲って印象はないな。ここのところ選曲で変なことしてますねジョシュア。印象が悪いな。「高音は出てるけど、バレエと同じで苦しそうに見えちゃだめ」ってスティービーのアドバイスいいですね。この歌が歌えるほどきれいな高音が出せるわけじゃないのが痛いな。高い方にキーを合わせたから低いところががうまくいかなかった。声がでるってだけでなく「綺麗な声」で聞かせなきゃだめな曲なのに。最後、泣いたのは感極まったからでなく失敗して滑ってることに気付いたからじゃないかな?ジャッジが全員スタオベって意味不明だなこの人たち。ランディ「マライアも誇りに思う」、スティーブン「歌に入り込んでた」、ジェニファー「地上に降りた天使みたい」。失敗してないことにもし本人が気づいてないなら星半分にするところ。本人が調子づいてないから星1つ。

Skylar, Hollie & Jessica[YouTube]
 スカイラー、ホリー、ジェシカの女子3強はマドンナ。しかも内容的にも難しい「Like A Prayer」から。ホリーががっかりな歌だな。続く「Borderline」ではさらに彼女の安っぽさが鼻につく。今まで重厚なバラードしか歌ってこなかったから気づかなかった。曲にかなり助けられてたってことなんですね。スカイラーの「Express Yourself」は生命力の強さは感じられたかな?ホリーはそつなくこなそうとしてるだけで本当にだめだ。

Elise Testone/エリーズ・テストン28歳[YouTube]
#15 Semifinalists Girls 「One and Only」★★★★★
#17 Top 13 「I'm Your Baby Tonight」Whitney Houston ★★
#19 Top 11「Let's Stay Together」★★★★
#21 Top 10「Vienna」Billy Joel★★★★★

#22 Top 9「Whole Lotta Love」Led Zepplin[YouTube]レッド・ツェッペリンU - Led Zeppelin
★★☆
 パフォーマンスが悪くないのに投票でなかなかボトムから脱せられずに腐りそうなところを先週は素晴らしいパフォーマンスで切り抜けたエリーズ。今週も期待したいところですが、このテーマでこれやる必要あったかな?ほろ酔い加減のお客さんでいっぱいのクラブでやるなら十分お金獲れるパフォーマンスだと思うけど、しらふでこれ見せられたらつらい。余興の部類だよね。まさかこんなスタイルでデビューするわけじゃないですよね。リハーサルでスティービー・ニックスがサービスでデュエットしてくれた「Dreams」の姿のほうがエリーズの真摯な姿勢が垣間見られて好感が持てました。酷いパフォーマンスではないけどデビューを目指す人がオーディションでやるべきパフォーマンスではなかった。星2つと半で。スティービー・ニックスはたぶんこの曲のパロディー的な引用だと思いますが「Whole Lotta Trouble」[YouTube]って歌ってることがあるんですよね。それはとっても女性らしくてキュートでした。

当落予想
 番組のジャッジは役立たずですね。ライアンから講評するよう話をふられても、当たり障りのないことしか言え無い。

デアンドレ・ブラケンシック ★★★★☆
ジェシカ・サンチェス ★★★★
フィリップ・フィリップス ★★★☆
コルトン・ディクソン ★★★
スカイラー・レイン ★★☆
==当落ライン==
エリーズ・テストン ★★☆
ヒージュン・ハン ★☆
ジョシュア・レデット ★
ホリー・キャヴァナ ☆

 星の数は厳しくなってしまいましたが、内容は濃くて楽しめました。本人が好きな音楽だとやはりパフォーマンスのできふできにかかわらず生き生きとしていました。スカイラーとエリーズは同じ星の数ですがファンベースが違いますのでここの間に当落ラインを作ってみました。期待してたジョシュア、ホリーが酷いできだったですが、ここまでの貯金もありますし、ボトムに入るかどうかも微妙なところとなると、脱落はエリーズとヒージュンの争いでしょうか?

posted by Alex at 19:06| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカン・アイドル | 更新情報をチェックする
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