2012年01月18日

シーナ・イーストン ビルボードライブ東京&大阪

シーナ・イーストン / Sheena Easton(Vocals)
フィリップ・イングラム / Phillip Ingram(Background Vocals)
ダン・エリス / Dan Ellis(Keyboards)
ロバート・ストーン / Robert Stone(Saxophone/Flute)
デイヴ・ハート / Dave Hart(Guitar)
アール・キャンベル / Earl Campbell(Drums)

シーナ・イーストン、なんちゃって追っかけ記?
 もう1年半前になるのかな?シーナ・イーストンのライブを初めてビルボードライブ大阪で観たのは。病気もして震災もあったのでずいぶん昔のように感じますが、またシーナが来ると言うので、ビルボードライブ大阪を予約していたらひょんなことから東京の招待券もいただけることになったので急遽東京行きを手配してなんちゃって追っかけ状態にいろいろハプニングがあって楽しい珍道中となりました。

東京 14日セカンドステージ -風邪風邪風邪風邪-
 実は幕の内が明けたころから風邪で鼻水と咳がとんでもないことになり、3連休は完全に寝込んでいたので、東京までのこのこ出て行ってまたぶり返したりしないかとひやひやしながらも、14日土曜日に機上の人となり出立。ホテルにチェックインしてからも熱っぽかったのでお友達に会って新年のご挨拶もしたかったのですが、キャンセルして一度仮眠をとって、体力を回復させてから張り切ってビルボードライブ東京があるTOKYOミッドタウンへ。東京ってあっちこっちに再開発地区があってわけわかんないですね。セカンドステージの集合時間より早めにと地下鉄に乗ったものの駅に着いてミッドタウンに入ってから迷い込む始末。案内嬢を捕まえて「ビルボードライブ東京はどちら?」と聞いてやっと到着。待ち合わせ場所が地下街の吹きさらしというビルボード大阪とは違い、ちゃんと待合室まである素敵な玄関前で招待券を下さる方とも無事出会え風邪のうっとうしさも吹っ飛んですっかり気持ちはライブへ高鳴ります。その方は前日もいらっしゃっていたので前日の情報を仕入れると前回の来日とはセットリストが変わっていてプリンスメドレーなどは無かったのだとか。これは新しいショーが見られるのかな?とますます期待に胸が膨らみました。
 会場に入ると「綺麗」。スカパー!の生中継で知っていたつもりでしたが、ステージの後ろがガラス張りになっていて、六本木一丁目の泉ガーデンタワーになるのかな?夜空にそびえる摩天楼が見えてロケーションは最高。チケットいただいた方とは整理番号が離れていたので座席ではおひとり様でしたが、ステージかぶりつき周辺はシーナの長年のファンと思われるおひとり様男性の姿も目立ち、特に孤独感を覚えることもなくノンアルコールビールにサンドウィッチをつまみながら開演を待ちました…ステージ後ろの大きな窓にカーテンがかかるといよいよスタート。1曲目はモータウンクラシックの「How Sweet It Is」…と思ったらあれ?シーナの声がガサガサ、1曲目が終わると「ごめんなさい、昨日からひどい風邪をひいてしまって、普段はもっとうまく歌えるのだけど」と謝罪の言葉が「ベストはつくすから許してね」と。あらーシーナもお風邪だったんです。

温かい観客に見守られて東京の千穐楽は終了
 自分はシーナのファンであるので、風邪なのに頑張ってステージに立ってくれてありがとう!って感激だったわけですが、厳しいステージではありました。ところどころせき込むし、途中で歌うのをバックコーラスやサックスソロに任せたりするところも多く、最後の「モダン・ガール」などはほとんど観客とサックスのロブが歌っていたかな(苦笑)。それでもバラードでは一生懸命喉にひっかかる音を回避しながら丁寧に歌っていたのですっかり堪能。セットリストも前日よりかなり入れ替えたみたいでプリンスメドレーが復活。プリンスメドレーはバックコーラスのフリップ・イングラム(元スイッチ)の力を借りられるからシーナの喉への負担を楽にする意図があったのかも。終演後、先ほどの方とお話ししてみると前日歌った曲はかなりすっとばしたとのことでした。それでも大阪公演の感想で書きますがあの曲とあの曲があったので私は大感激でした!観客ののりもよく、プリンスメドレーや「モーニング・トレイン」では1階はみなスタンディング、お約束の「テレフォン」の大合唱も楽しかったです。温かい観客の拍手に「同情するなら金をくれ!」とはもちろん言わずに「私を気の毒に思ってくださって拍手を下さっているのは分かっています。感謝しています。」と繰り返しお礼を言いながらシーナはステージを降りて行きました。無事、2日間の東京公演は千穐楽を迎えました。

まさかのサプライズ、プチおっかけ記
 翌日、日曜日、羽田13:30発のJAL伊丹行に乗って席に着くと前から見慣れた外人さんがふたり。サックスのロブ・ストーンとキーボードのデイヴ・ハートじゃないですか。「シーナも一緒かな?」なんてどきどきしちゃいました。ちなみにロブはシーナと同じミニモニサイズで小柄ですが、ステージではシーナから「セックスボム」と紹介されるほどのイケメンです。サックスプレイヤーって演奏する姿も実力のうちだからイケメン多いのかな?去年、同じく羽田伊丹便で遭遇したデヴィッド・サンボーンしかり、山下達郎バンドの新メンバー宮里陽太くんしかり。横道にそれましたが、シーナはファーストクラスかなとカーテンの向こうをちらちら見るも姿は確認できず。アテンダントさんによっぽど「シーナ・イーストンいるの?」って聞きたかったけど聞いたところでだしね。降りる時にロブに握手でもしてもらおうと目論みつつ大阪到着を寝て待つことに。ファーストクラスに続いて降りられる前方の席だったので、飛行機から出てボーディングブリッジを渡った搭乗口の脇に立って待ち伏せしておりました。すると横に小柄なご婦人が大きなストールを頭からすっぽりかぶって完全防寒の体制で同じく出待ちされていましたので、「お仲間かしら?」と思ってよく見るとシーナ・イーストンご本人。やはりファーストクラスに乗っていらっしゃって、先に降りてメンバーが出てくるのを待っていらっしゃるようでした。それにしてもマネージャーなどはいらっしゃらずに大きな荷物を抱えておひとりとは意外。「ハイ、シーナ」と思わず声をかけてしまいました。「喉の状態が良くなりますように」と「昨日のステージも観て明日も行きます」と一気にまくしたてると嫌な顔せずに右手を差し出してくれて握手して下さいました。大感激でロブのことなどすっかり忘れてウキウキでその場を離れました。ほかには誰も気づかなかったのかな?もともとファンですけど大ファンになりましたよ。ダイアナ・ロスや岩崎宏美を蹴落として瞬間的には好きな歌手第1位になっていたかもしれません。冷静に考えると風邪でしんどいところ声かけてごめんなさいです。

ビルボード大阪編
 翌、月曜日、16日のセカンドステージは整理番号18番で予約しておりましたのでかぶりつきに近い席でシーナにまた会えるとばかり8時半に集合のところ8時には着いておりました。近くのカフェで時間つぶしながらもうきうき。最前テーブルの前から2つめの席にご相席をお願いして案内してもらって有頂天に。ディオンヌ・ワーウィックをブルーノートで見たときと同じような席であのときのアーティストとの近さなども思い出しつつ、クランベリージュースとナッツとで開演を待ちました。観客席、最初はさびしかったですが開演前にはそれでも8割がた埋まっていたでしょうか、9時半に土曜日と同じ「How Sweet It Is」のイントロとともにシーナ・イーストンが登場しました。
 「声が復活してる!」。びっくりするぐらいの復活ぶり。MCの時に咳き込んだりもしていたので完全ではないにしても土曜日とは別人のよう。実は2曲目が東京同様に前回は歌ってくれなかった「哀しみ色に染めて/Almost Over You」[YouTube]って名バラードで、当時と変わらぬシーナのハイトーンの声が映える映える。スタジオバージョンではデヴィッド・フォスターが弾いていたキーボードのタッチをダンが見事に再現してくれて、ロブはサックスをフルートに持ち替えての演奏、シーナの息遣いまで聞こえてきそうな近さで珠玉のバラードを堪能できてこれ1曲だけでもこのステージは元が取れるというもの。本当に良かった。
 そして東京と同じ「世界で2枚しか売れなかったアルバム」と自虐的な紹介をするアルバム「No Strings」から2曲。「2枚のうち1枚は私の家にあるの」とシーナはおっしゃっていましたが、残りの1枚はうちにあったりして(真に受けてどうする!)。1993年にまだまだ第一線で活躍するポップスターだった頃、突然リリースされたスタンダードアルバムで、今となってシーナはバーブラ・ストライサンドが好きだったりステージでバカラック歌ったりと彼女が幼少期から青春時代に聞いた音楽を大切にしていることが理解できますが、当時は驚いたものです。指を鳴らしたり手拍子しながら乗りよく楽しめた「The One I Love (Belongs to Somebody Else)」、ビリー・ホリデイでもおなじみ「How Deep Is The Ocean?」をこちらは少し色っぽいシーナを堪能できました。サックスのロブはどちらでも大活躍でステージの中央にでてきてシーナとのコール&レスポンスで盛り上げてくれました。
 アダルトなパートが終わっておなじみの「Strut」[YouTube]のイントロ。思わず立ち上がって踊っていましたが、冷静に見渡すと誰も立ち上がってなくて恥ずかしくておずおずと座ってしまった(笑)。東京のほうがコアなシーナ・イーストンファンが多くて、大阪は平日だったせいか仕事帰りのサラリーマンや接待風のグループが多くてリアクションはよかったけど東京みたいになかなかみんな立ち上がらなくて。
 そして、前回も山場になった「U Got the Look」/「Sugar Walls」/[YouTube]「The Glamorous Life」(1フレーズだけですが)が繰り返し折り重なって続くプリンスメドレー。シーナのステージにはかかせないフィリップも出てきて今回も盛り上がりました。
 フィリップがそのまま中央に残ってケニー・ロジャースとデュエットした「We've Got Tonight」。
 そしていよいよ「Telefone」[YouTube]。もう我慢できません構わず立ち上がってしまいました(笑)。シーナもずっと前にいてくれてサビはマイクをこちらに向けて歌わせてくれたし、でかいのが前で立ち上がって申し訳なかったけど楽しんだもん勝ちですよね。ちょうど洋楽を聴き始めた頃、ノエビアのCMソングとしてテレビでばんばん流れていたのですよね。一気に童心に戻っちゃいました。カラオケでもレパートリーにしております。
 さらに今回驚きの選曲だったのが次の曲。「昔歌っていた曲なのになぜかリクエストが多くて、レパートリーに追加しました」との紹介で流れてきたイントロは穏やかな「眩しすぎる貴方/When He Shines」[YouTube]。あまりにもうれしくて最初に東京で聴いた時静かなイントロで「ヒー!」とか奇声漏れてしまって周りからジロって見られましたよ。それぐらい驚きました。あらためて聞くと歌詞が素敵。男性ファンが多いシーナならではの人気曲ですね。苦しそうに歌った東京と違って大阪では豊かな声量でロングトーンも楽々とクリアしていました。
 そして「Lover In Me」[YouTube]。この曲は全米2位、本当にヒット曲多いですね。「Almost Over You」も「When He Shines」も隠れ名曲とか言いながらTop40ヒットですからね。ここまでTop40ナンバーがすでに8曲、うち6曲がTop10ヒット。シーナ・イーストン過小評価されすぎでしょ。
 さらにナンバー1ヒットがまだ残っていました「9 to 5 (Morning Train)」[YouTube/紹介は松田聖子!!]。またまた立ち上がると今度は1/3ぐらいのお客さんも立っていたかな。実は東京ではこの曲、ほとんど歌えなかったんですよね喉がいよいよだめになって。でもこの日は元気いっぱい。ロブはまたまたサックスで大活躍。オリジナルバージョンにサックスがフィーチャーされていてそれがちゃんとステージでもフィーチャーされているとうれしいです。
 さらにさらに大ヒットありました「For Your Eyes Only」[YouTube]。ちなみに去年の8月の映像がYouTubeにありました[こちら]。今シーナがどんな声と姿でライブを続けているか興味のある方はご覧ください。いいかんじでおばちゃんになっているでしょ?今のシーナ・イーストンも大好きだな。この時とはキーボードが入れ替わって新メンバーになっていますがアレンジなどは変わっていませんからライブの雰囲気が伝わるのではないでしょうか?ちなみに今のバンドはドラマーがバンマスです。最後には客席総立ちのスタンディングオベーション。
 シーナは最後ステージはじからはじまで歩いて前方のお客さんのほとんどと握手してくれました。私なんて声かけたかな「サウンズ・グレイト・トゥナイト」って言ったかな。夢のような時間でした。
 いったん引っ込みましたがすぐアンコールで「Modern Girl」[YouTube]のイントロでやっと客席はみんな立ち上がって踊っている人もいました。この曲は上がる↑
 余韻を楽しみつつお会計して家路に着きました。新年最初のライブとなったシーナ・イーストンはまたまた大満足なステージとなりました。今年は岩崎宏美、ブライアン・アダムス、シンディ・ローパー、山下達郎まではチケット押さえていますがどれぐらいコンサート行けるかな?穏やかで平和な1年でありますように。

ビルボードライブ最高!
 実は夏にブルーノート行ったとき、接客やメニューにがっかりしました。ちょっと気取った感じで敷居の高さを感じてしまった。東京だからかな?と思ったのですが、ビルボードライブ東京はビルボードライブ大阪同様にスタッフが本当に気持ちよく接客してくれるので安心してお客さんになって楽しむことができました。なかなかライブハウスって一人で行くにはハードル高いですけど、暇そうにしているとスタッフの方が気さくに声をかけてくれたりするし、料理ももちろん普通に食べるよりは高いですけど、高いなりに手頃というかちょっとつまめるものも多かったり。箱も断然綺麗で席も同じようなテーブル席なのにゆとりがあって窮屈に感じませんでした。相席するのにもスタッフの方がお断りを入れて下さるので気が楽。何度でも行きたくな素敵な空間です。
 ただ、ビルボード大阪のメニューからカツサンド無くなっていたのは残念かな。後ろでお客さんが注文したらスタッフさんが謝られていた。復活希望。


posted by Alex at 12:46| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | evergreen (女性ボーカル) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シーナを聞き始めてもう四半世紀以上経ちますものね。思い入れでは、私もかなり上位かなと。
グレイテスト・ヒッツだし、席もかなり近いみたいですし、1万円ぐらい出しても十分元は取れそう。いつかお許しが出たならご一緒したいですね。2人で客席から「ノー・ストリングス」振りましょうよ(smile)。
…しかし、同じ飛行機で握手までしてもらっちゃうなんて運がいいですね。うらやましー。
Posted by Suzu at 2012年01月18日 18:37
Suzuさん
こんばんは!
久々にブログ書いてみました。
本当にそうですよね。洋楽を聞き出して一番熱心に聞いていた頃にいっぱいヒット曲がある歌手だからかなり思い入れがあります。
今回お値段安めで、ドリンクとおつまみ頼んでもお会計が10500円ぐらいで助かりました。
チャンスがあればご一緒しましょう。
ビルボード東京は素敵な空間でしたよ。
Posted by Alex at 2012年01月18日 19:35
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