banner_04.gif 投票/クリックしていただけるとうれしいです。

2006年09月23日

World Figure Skating 最新号買ってしまいました

ワールド・フィギュアスケート No.24
 すでにチャンピオンズオンアイス会場では先行発売されていたというWFS最新号が発売になったので、とりあえず店頭で中身をチェックしようと市内の書店まで出かけました。レッドブル地下街でF1レッドブルチームのマシーンが展示されてて何事かと思ったらレッドブルの試飲会でした。発売直後、セブンイレブンでお試し価格だったとき以来に飲みましたが、お姉さんから「30分後には効果がでてきます」とか、「カフェイン大丈夫ですか?」とかと配布時に脅かされたわりに…こういうのってそのとき効果ってあまりわからないんですよね。夜になって眠れなかったりして、もしや?とか思ったり。刺激が強すぎて発売禁止になってる国もあるという噂が売り文句ですが、行列してもらってたおじさんおばさんその後大丈夫だったでしょうかわーい(嬉しい顔)。寄り道しましたが、書店でWFSをさらっと立ち読みするつもりが内容が想像以上に濃くて、これはしっかり読みたいと思って買ってしまいましたふらふら感想へ続く/ネタバレ注意


ワールド・フィギュアスケート(24)

アマゾンにようやく入荷したようです(こちら)。
お近くの書店で見つからない場合はネット注文の方が受け取りがはやいかもしれません。1500円以上は送料無料ですしね。
観戦の際、会場で購入して待ち時間に読むにも最適な1冊です。



充実したインタビュー
 WFSのセールスポイントは厳選された美しい写真だと思いますが、WFSってこんなに文字の部分に力をいれてたっけというぐらいのボリュームで、今回は特にインタビューが大変充実していました。最新号の宣伝や目次では、春先に国内で行なわれたDreams On IceとJapan Openが大きな軸になってはいますが、幅広いスケーター/関係者をフィーチャーしたインタビューの部分がほんとうにおもしろかったです。独断と偏見で内容がおもしろかった順を書きますと1.ナタリア・リニチュクコーチ、2.プリシラ・ヒルコーチ、3.ジェフリー・バトル選手、4.平松純子日本スケート連盟フィギュア部長、5.石原美和コーチ。これらは好きな選手とか好きなコーチとかインタビューのボリューム(字数)とかとはまったく関係なく、書店をでてすぐに近くのマクドナルドに入って夢中になって読んで楽しめた順番です。他にもヤグディン、ランビエール、ウィアー、ロシェ、コルピといったスケーターのインタビューはどれもそれぞれの個性がでていて良かったし、プリンスアイスワールドの大島さんのインタビューなども、なるほど彼はこんなスケート人生だったんだなと…今後何度も何度も何度も読み返すことになるんだろうなという1冊でした。選手よりコーチのインタビューの方がおもしろく読めたのはもしかしたら年代的にはそちらのほうが自分に近かったりするのかなとか、ははははと笑うしかない理由に気づいたりして。
アイスダンスの王道を見せるチームはいなくなった
 雑誌・書籍はどこまで引用してよいのか、これから読む方の楽しみも奪ってしまうので、いつも難しいなと思うのですが、ここから先はネタバレは嫌だという方は読まないほうが賢明かと。
 今回、WFSはけっこう良いお値段がするにもかかわらず「買おう」とまず決心したのがリニチュクのインタビューでのこの言葉「99年にクリロワが引退して、アイスダンスの王道を見せるチームがいなくなってしまいました。」のひとこと。これは多くのアイスダンスファンが感じていたことだと思いますし、ああ、やはり競技の現場にいる人たちもそう思っていたのだなということを知ることができる貴重な発言だと思いました。リニチュクはその後もロバチェバ&アベルブフという世界チャンピオンになった組も教えていましたが、彼女にとってはそのロバチェバ&アベルブフでさえも王道とは認めてなかったんだなと言う部分が深くないですか?たとえば2002年の長野ワールドで日本の放送局は「正統派のロバチェバ&アベルブフ、エンターテイメントのボーン&クラーツ」という煽り方をしていたじゃないですか、それにすごく違和感を感じたことを覚えています。たしかに使ってる音楽はロバアベがクラッシックでボンクラがマイケル・ジャクソンで、放送局の煽り道理だったかもしれませんが、内容をみるとじゃあロバアベがアイスダンスの正統派だったかというとそうではありませんでしたし、アイスダンスの発祥がボールルームダンスを氷上で行なうということを思い出せば、むしろ、基本のホールドを中心に展開していくボーン&クラーツの組み立ての方が正統派ですらあったようにかんじてたからです(もちろんロバチェバ&アベルブフ、ボーン&クラーツどちらも素晴らしい滑りで白熱した戦いであったことまで否定するわけではありません)。そのあたりも別の部分で触れていて、北米はルールに忠実でホールドポジション重視、ロシアはルールをどんどん破るしホールドポイションなにそれ、といったリニチュクの意見にも大きくうなずけました。
 もともとは西ヨーロッパ&北米が強かったアイスダンスにソ連がバレエの動きや民族音楽などをどんどん挑戦的に取り入れてトップアイスダンサーを売り出していき、そしてソ連がアイスダンス王国になろうとしたときに今度はトービル&ディーンが登場してきてさらにルールに挑戦するようなことをやってきて、そして、トービル&ディーンに刺激されながら成長したべステミアノワ&ブキンとクリモワ&ポノマレンコといったまったく違う個性でありながら技術と表現を極めたソ連アイスダンスの最後を飾った2組の争い。リニチュク曰く、2002年まで競技を続けていたらソルトレークで3つ目の金メダルを手にしただろうというグリシューク&プラトフの一強時代。そしてアニシナ&ペーゼラ登場以降の表現重視のダンスといった、アイスダンスの歴史のグラデーションを作ってきた生き証人のひとりのインタビューをいろいろな演技を思い出し、いろいろなことを考えながら読ませていただきました。
合宿地を訪れてのジョニー・ウィアー&プリシラ・ヒルインタビュー
 これも2つあわせて大変楽しめる企画でした。今シーズンのプログラムを作り上げてる最中というのでそのあたりも言及されていて、マリーナ・アニシナに振り付けを依頼した経緯や、使用曲のジョニー自身による紹介などはファンなら必読ではないでしょうか。あと、このインタビューで初めて知ったのですが、オリンピックで期待された成績を残せなかったジョニーに対してアメリカのマスコミからバッシングがあったことなどにも触れられテいて驚きました。そういうのがあるのって日本みたいな全体主義の国だけで、アメリカのような個人主義の国ではないと思っていましたが…隣の芝が青く見えるだけであまり事情はかわらないのかもしれませんね。プリシラ・ヒルコーチの話はさらにおもしろく、彼女の現役時代のキャリアからコーチになるきっかけ、そしてジョニーとの出会い、信頼関係の築き方、ジョニーの4回転に関する話とこれまた幅広く、どこをとっても興味深く読めました。
日本の新しい強化体制
 平松純子先生のインタビューは新フィギュア部長として今後の日本選手の強化をどのように行なっていくのか?またISUのフィギュア技術委員として新ルールがどのような方向で発展していくべきかなど、わかりやすい言葉で率直に語った熱いインタビューになっています。
中庭健介&石原美和コーチインタビュー
 この師弟コンビのインタビューもセットで読んで泣かされました。このインタビューを読むと中庭選手の弱点だったアクセルがかなり今シーズン期待できるとのこと(ジャンプを教えるのが世界一うまいあのコーチのおかげで!わーい(嬉しい顔))。そしてGPSにエントリーできなかった経緯、これから欠員が出る可能性があるので、準備は常に整えておくという決意、石原美和コーチのキャンベル国際へかける想いなど…ぐっときました。これを読んでしまうと、チャイナカップの欠員が別の日本人選手で補充されたという最近のニュースに心を痛めてないか心配になってしまいます。ご存知のように私は織田信成選手のファンではありますが、中庭選手もがんばれ!と思わず言いたくなってしまいました。

 今後、日本選手の応援ブックの男女それぞれのバージョンやフィギュアスケートDaysの発売などスケート関連の出版物のリリースが続きますが、アイスショーや競技会などで見かけたら、ぜひ、待ち時間などを利用してチェックされてはいかがでしょうか。WFS最新号は最近のフィギュアスケートはちょっとといったファン歴の長い方にもお薦めできます!

「ワールドフィギュアスケート」を読まれた感想のあるブログ
『World Figure Skating No_24』:♪In my own way♪
Dotaの(o^_’b ぐっじょぶ 何とか買えましたっ!(_)ノ ワールドフィギュアスケート24号・・・・(‥;)

関連エントリー
キャンベル国際 TBS系でも放送
この記事へのコメント
>最近のフィギュアスケートはちょっとといったファン
私のフィギュアスケートファン歴は伊藤みどりちゃんと共に歩んできてますので、
そんなに長い方ではないのですが、
最近のフィギュアには、たまに乗り遅れてますんでまさにうってつけかも(^^;)
私が激しく反応したのは、グリシュク&プラトフ組の記事ですね。
リレハンメルでのロックンロールを見た時、とても衝撃的で
(当時は、ロシアがアメリカのロックンロール!と驚かれた時代)
オクサーナ(でしたね、この時は)のへそだしルックは今でも目に焼きついてます。
それまでアイスダンスには、そんなに興味がなかった私が
このフリーをきっかけに、アイスダンス大好き人間になってしまったのですから。
おりしも昨日、長野のフリーを久しぶりに観戦し、
二人の鏡のようなステップに、まさしくアイスダンスここにあり!
という思いが爆発し、涙が溢れそうになりました。

長野ワールドでの「エンターテイメントのボーン&クラッツ」という紹介に、
実は私もとても違和感を覚え、不快にすら感じました。
このチームもとても大好きでしたので、ソルトレイクでの悪夢から立ち直るのに大変でしたから。
彼女達の氷に吸い付くようなスケーティング、
ハイテンポでも、スローなナンバーでも見せてしまう
鮮やかなステップは、今でも私の記憶に残るスケーターのものです。
Posted by ゆかこ at 2006年09月23日 21:58
ウィアーへのバッシングに関しては本人の発言のみで判断しないでください。彼へのマスコミの批判は五輪の成績が原因ではありません。彼個人の言動が原因なのです。
それらを詳しく知っている人間ならば彼のほうに非があることは分かるはずです。
Posted by りん at 2006年09月24日 10:53
ウィアーへのバッシングに関しては片方の言い分のみを信用しないで下さい。
彼個人の数々の言動が原因なのです。
それらの事情をしっている人間ならば
非があるのはマスコミよりも彼のほうだと分かる筈です。
Posted by りん at 2006年09月24日 10:59
ゆかこさん
こんにちは!
コメントありがとうございます。
リレハンメルオリンピックがもう12年前ですか?グリシューク&プラトフの早いステップがもうそれこそ昨日のことのように思い出されます。あのシーズンはNHK杯でも来日してたり、世界選手権が幕張開催だったりと彼らの演技がたくさん見ることのできたシーズンでしたね。
ボーン&クラーツは私も大好きでした!

りんさん
こんにちは!
コメントありがとうございます。
事情はよくはわかりませんが、スポーツ選手を簡単にタレント扱いしちゃう日本と違ってリスペクトされてる国だと思っていたので、法を破ったり、不正をはたらいたといったわけではないのに、バッシングがあったという事実に驚きました。
Posted by Alex at 2006年09月24日 14:02
いつも楽しみにしています。

変化大歓迎の、なんちゃってアイスダンスファンなので、その年その年のみどころが変わると、後から何度も競技会を見直せて新鮮なのですが、、、、、
正統派を求める(懐かしむ)思いが出てくると複雑なのでしょうね。
少しずれますが、バットン様なんて『ツイズル嫌い。あきた。だからなくして欲しい』って演説ぶってました。

ウィアー選手は『米版千葉すず選手』といった感じです。
若くして全米チャンピオンとなり、ツアーなどで他国の選手とふれ合ったりするうちに、他国と自国の違いについて思うところがあるのだろうと推察しています。

米メディアには、自国の選手への敬意もそうですが、自国の選手を負かしたライバルへのコメントを失礼に感じてしまいます。日本人的なんでしょうね、私が。みんな精一杯やっているのに、競技を汚された感じすらします。でも言葉は文化ですから、意味は理解できたつもりでいても、意図する所を間違って捕らえているのかもしれません。もしかして、負け惜しみをいうのは、勝者をあがめるための礼儀という文化が実はあるとか。どうでしょう?

カートブラウニングさんが、『どのスケーターだって、カナダのファンが世界一だって思っている、いいファンだ』とチクリと言ってましたが、日本もどうせ他の国に負けたくないとおもうなら、選手同士の競争は選手に任せて、『いい演技を引き出すファン世界一』で他国と張り合うほうがいいのになあ。と勝手に思っています。

と偉そうですが、かくいう私は、伊藤みどりさんが金メダルを逃した時は、『転んでいなければ、、、』と他国選手の演技をまったく楽しまなかった、エセファンです。ファンだったのに、私のような気持ちがみどりさんに『銀メダルじゃだめですか?』と言わせてしまったのでしょう。
一方でアイスダンスやペアは満喫していたので、金メダル候補がいる国のファンやマスコミは心おだやかではいられないのでしょうね。

難しいです。フィギアファン道。
Posted by やすこ at 2006年09月25日 14:33
やすこさん
こんにちは!
コメントありがとうございます。
ルールが毎年のように変って、選手がひとつひとつの技術をちゃんとマスターしないままにいろいろな亜流の技…特にリフトで急に片足とかシットポジションとかで評価されたりとか…肝心の滑る技術がどんどん低下して言ってるのにやらなきゃいけないことはどんどん増えて、それが残念なんですね。

スケートという競技のファンでありたくても、お気に入りのスケーターができたり、また日本の選手が優勝をあらそったりすると、なかなかその両立は難しいですよね。

自分もブログに書いてから反省することもしばしばです。
Posted by Alex at 2006年09月25日 19:11
またまたこちらにもお邪魔します。
フィギュアスケートを見始めて長い割には、最近は力を入れて見なかった自分に腹が立って仕方ない私です。
ここ最近、なおざりになっていた分を取り戻そうと必死にフィギュア見ています。
そうそう、この雑誌私も買いました。ジャパンカップを見に行ったのと、私はジェフリー・バトル選手のファンなのが理由です。
どのインタビューも目からうろこ状態で楽しめました。
ジョニー・ウィアー選手のインタビューを読んで、こういう人だったんだって、ちょっと好きになったんですが、まぁ色々あるみたいですね。でも華やかないい演技をまた魅せて欲しいなぁって思っています。
Alexさんとこちらにコメントされている皆さんのご意見は、とても勉強になりました。私も空白の数年分をはやく取り戻して、もっと深い部分を見ていけるようになりたいなぁって思います。
また読み返してみようっと♪
Posted by びち at 2006年10月05日 09:39
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/24302044

この記事へのトラックバック

何とか買えましたっ!(>_<)ノ ワールドフィギュアスケート24号・・・・(‥;)
Excerpt: 今朝はこれに翻弄され・・・・ あ??今日は長い一日でした・・・(^^;; それにし
Weblog: Dotaの(o^_’b ぐっじょぶ
Tracked: 2006-09-24 00:27

『World Figure Skating No.24』
Excerpt:  今朝掲示板にDotaさんのカキコで目が覚めて、チェックしたらアマゾンからのキャンセルメールが私のところにもありました(改めましてDotaさんに感謝!)。 スケート関連でない本(ちなみに昨年度の「CA...
Weblog: ♪In my own way♪ diary etc.
Tracked: 2006-09-24 09:32