奇妙な衣装を着た腐乱死体が発見される。ブレナンは別の仕事も請けていたが、死体の身元は17歳の少年ウォーレンだと判明すると、そちらを後回しにして事件に取り組む。ウォーレンは自宅学習で高校を卒業したアメリカンコミックスオタクで、継父から仕事をするように言われボーリング場で働いていたが、結局、給料はコミックスにつぎ込んでいた。
引きこもり少年だと思われていたウォーレンには自作漫画「シチズン14」の世界を共有する仲間がいることがわかるが、ブレナンとブースは最初、オタク達の行動を気味悪がり彼らを疑う。
フィクションに作者の現実の世界は反映されていないと思うブレナンは不満に思うが、他のスクインツ達は「シチズン14」を紐解いてオタク少年が最後に現実の戦いに挑んだ行動の謎を解明しようとする。
結局、コミックから立てた仮説が裏づけされていくことにより、進行性の白血病で死が目前にせまっていたウォーレンがコミックの主人公のように最後に正義を実行しようとして死に至ったことがわかる。継父は最初、ウォーレンは友達はなく、現実社会を知らずに死んだと嘆いていたが、葬儀には友達と、彼が助けようとしたボーリング場経営者の妻が参列した。(無断転載お断り)
犯罪ドラマではないのでストーリさえ分かればという字幕はいかがかと
上司から週末までに腐乱死体の身元だけでも解明しろとの指示を受けて自信満々で請け負うブース。もちろんブレナンとスクインツ達の能力を絶対的に信頼してということだと思いますが、ブレナン達に別件の仕事が入っていたために来週以降になると言われて…「身元だけでも」と言うブース。このときにキラースマイルをブレナンに送るんですよね。これに対してブレナンの答えが「ニヤツつかないで」って訳がついてるけどこれじゃあまりにも味気ない。字幕だけ追ってた最初は「ニヤツつかないで」のニュアンスが分からなかったんですけど…キラースマイルがブレナンに通じると思ってるブースと、それがまんざらでもないブレナンが「なんでもかんでもそのスマイルで私に頼みごとしないでよ」と夫婦漫才風の受け答えになってるんですよね、私の英語力で必死に聞き取ったかんじでは。そして、そのスマイルの伏線としてあとにブレナンが書いてる小説をブースが読んでいるというところにつながっていくんですが…それが字幕読んでるだけの初回の放送では分からなくて、何度か理解するのに録画見返すことになってやや疲れた(繰り返し見るようなエピでもなかっただけに)。あー字幕に頼らない英語力があればもう少し楽しめたかもと思うとつらい。
他にも気になる部分があって、今回ほど字幕がストレスになったエピソードはBONESでは初めてかな。それだけ自分がBONESを必死で見てる


もともと期待していない犯罪捜査部分に不満を持った理由
事件のほうも演出にもっと力入れれば広がりのある面白い話しになったと思いますが、進行してる白血病を少年が親に隠しとおせるとは思えないし、最後に犯人の左腕に事件でできた傷があるかどうかを確認するシーンでもベリリングナイフで突いたのかひじで殴っただけなのかという肝心の部分がわかりにくい見せ方で…これがCSIだったらもっとわかりやすく見せてくれるのにとないものねだりしてしまいました。最後に葬儀に登場する「シチズン14」もアンジェラがオリジナルストーリーまで作ったのかなって最初は思ってしまったんですが、焼けてしまったオリジナルを再生しただけなんですよね?でないとあの状況でラストの言葉に「Thank You」を選んでるようじゃアンジェラのセンスが疑われちゃうし、みなさんそのあたりはすぐに分かったのかな?この演出で。私だけ?混乱したの。なんで急に犯罪捜査部分の見方が厳しくなったかというと、同日にCSIマイアミのシーズン2はじまった影響かなと思います。やっぱり見せ方がうまいし、圧倒的な説得力迫ってくるんですよあちらは。ホレイショのぶっとび気味の行動を視聴者に疑問抱かせないぐらいに。
ブース&ブレナン
被害者が子供だと分かったとたん中国の仕事を後回しにするというのは、前回のエピの子供は産むつもりはないけど子供が嫌いなわけじゃないという設定をもう一度確認するための話なんんでしょうか。ちょっと唐突すぎたかんじもしましたが。
被害者が原作のコミックと事件の関連性があるかどうかで議論になったときに、ブレナンの小説の中身について今回はじめてといっていいぐらい具体的な話がでてきました。ブレナンのおまぬけぶりがまた暴露されたかんじですが、フィクションには現実世界が持ち込まれないと自信満々に言っていながら、小説の中では「考古学者は管理職向き」とか「芸術家は孤独を好む」とかあげく、「主人公は元オリンピック選手でハーバード大学卒業で語学堪能のFBI捜査官にベタぼれ」とかって周りの人たちはこれ自分ジャンと思うようなキャラクターがでてきてたんですね。それにしてもブレナンが書いてるのは「ハーレクインロマンス」かよ!これ読んでたブースちゃんはブレナンは自分に惚れてるなんて思って最初のキラースマイルのところへつながってるわけです(たぶん・・・私の解釈では)。
ブースはブースでコミックに詳しかったり(それに対してすぐに「オタク」呼ばわりするブレナンってやっぱりこれが噂のうざキャラ?そんな論争したら変人度で自分が上回っちゃうことすぐ丸分かりなのにね)、ボーリング場へは潜入捜査でもないのにボーリングシャツ着て、マイボール持参でブレナンにいいとこ見せようとしちゃたりと…ブースはやっぱりブースだ。最後の最後にボールの穴を調節するベリリングナイフまで持っていることを告白しちゃったりして。しかし、最後、葬儀でウォーレンに「狙撃手章」あげちゃいますよね…あれって一応小さくても勲章だと思うんですけど、大事な勲章をあげてしまうほどこの事件に入れ込んでいたようにも見えないわけで、脚本のバランスがおかしくありません?
今回はアンジェラやジャックの活躍(捜査での活躍ではなくて、普段の活躍)もなくて、がっかり。捜査部分を無理やり「ええ話やったね」で終わらせてもこのドラマの場合、仕方ないのに。捜査部分が救いようのないつらい話だったり、見るのもおぞましいような変死体や骨を目の前にしても、スクインツ達は研究所で人間としての現実世界を生きてて日常会話もしてるっていうのがあったはずなのに。このエピではまったくありませんでした。
アーロン・ポール
今回のエピで掘り出し物だったのは、ウォーレンの友達で「シチズン14」の作画担当したスチュー役の男の子が光ってたかな。アーロン・ポール君という俳優さんですが、演技の良し悪しではなく、雰囲気ありました。ばーんと売り出すには身長が足りないかんじですが、画面にでてくるとひきつけられました。ブレナンとブースが最初にコミックショップに捜査しにいったときに、1階ではコミックショップの店員なのに2階にあがってきてたときには律儀にそそくさとコスプレ仕様に変身してたのがかわいかったです。Kornの「Thoutsless」のPVでも同じようにギークっぽい少年の役ででててこれがすごく印象的で、トゥルーコーリングでブランドンがやってた役なんかはこの子がやってたらシーズン2はもっとおもしろかったんじゃないかな?なんて思いました。ブランドだとええ年したおっちゃんが変なカルトにとらわれちゃって恥ずかしい・・・なんて思っちゃうんですよね。年齢設定は若かったのかもしれないけど、ブランドンじゃねー。若い子ならああいう思想に取り付かれて必死になるのも分かるんですが、いい年した大人ならその能力生かして自分の人生考えたほうがええんちゃうの?なんて、一つ間違えれば見ている自分に火の粉がふりかかってきそうな悲しいキャラクターに見えてしまって。
YouTubeで「Thoutsless」のPVが見られるのでよろしければこちら。
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もたもたりんさん
コメントありがとうございます。
>>私も今回の話はイマイチだなと思っていました。
BONESは今一番楽しみにしてるドラマなのでつまんないエピだとがっくりきてしまいます。
ブース…普通なら自分と逆ジャン!って最初に気づかないのかな??とは思いますが。ブレナンってそんな素敵な女性でもないし、もし惚れられちゃったらそれはそれでめんどくさいって気持ちにはならないのかな?ブースは。過去も背負ってるし、フォロー大変そう。