ベストセラー作家としてテレビインタビューを受けるブレナンをブースが迎えに来る。車から女性の焼死体が発見され、車内には子供が誘拐された形跡が残っていた。アンジェラの復元CGから被害者の身元が判明、息子がおり、その息子の誘拐犯として別居中の夫カール・デッカーが捜査線上に。カールの自宅を訪ねたブレナンとブースはそこで連邦保安局の人間に遭遇。デッカーは証人保護プログラム下に置かれていて、犯人である可能性はなくなる。カールは軍に物資を納入している企業を内部告発しており、連邦保安局はカールが証言を拒否することを恐れ、ブース達をカールに会わせようとせず、また事件をカールに伝えようとしない。しかし、事件に気づいたカールは連邦保安局の監視下から逃走し、自分で息子を奪還しようと動き出す。一方、ブレナン達スクインツが働く研究所に保安調査が入り、国務省の調査官が個別に面談をはじめるが…(無断転載お断り)
Without A Traceのプロットを横取り?
今週もまたまたおもしろかったです。今回は事件のほうは人気番組「Without A Trace」の要素をうまく取り入れて失踪者(誘拐された子ども)を時間に追われながら(今回の場合は時間/生存率だけでなく、大陪審までにという制約もつけていた)、スクインツ達だけでなく今回は子どもが被害者ということで忠犬ブースまでが頭をフルに回転させて、事件解決を目指す奮闘の様子がテンポよく描かれていました。親子感の食い違いによって描かれるボーンズとブースの新しい一面や、調査官によって明らかになるスクインツ達の秘密が明らかになったことで、ますますキャラクターに与えられた設定がディープになってきて、どんどんドラマに引き込まれていっています。このドラマはいよいよ科学捜査を題材にしながらも、ブースとスクインツ達の人間像を描くことがテーマになってまいりました。
証人保護プログラム下にいたOZのデブリン知事
アメリカのドラマを見てるとやたらでてくるのが証人保護プログラム。「Without A Trace」でもスカパー!の今週の再放送のエピソードで、CSIマイアミでも先週の再放送のエピソードでもでてきて…事件捜査をテーマにしたドラマではひっぱりだこ。Witness Protection Programとよばれる制度で、法廷や議会で証言する証人を報復から守るために、時には証人が名前や職業を捨て、住む場所を変えて別人として生きることになったり、家族さえにもそのことを告げることが許されず、結果として家族を捨てることにもなるというのが、ドラマの中でよく描かれているわけですが、実際にアメリカではこんなに多いのでしょうか?
日本にはこういった制度がないのでお礼参りを恐れてとくに暴関連の事件では証人が証言をいやがるという話をよく聞きますが、アメリカのように国土が広いわけではないので、この制度があったとしても本当に証人を守ることは難しそうですね。
しかし、今回のような一企業相手(ドラマの描き方ではすぐに社長に会えてしまうような小さな会社に見え、玄関から社長室も近すぎ

今回、保護プログラムで守られていたカール・デックを演じてたのはOZのデブリン知事でした。ぜんぜんキャラクター違ってましたが。子どもの指が送られてきたシーンでは、ビーチャーの子どもが誘拐されたときのことを思い出しました。実はあそこで、OZ見るのをやめたんですよねしばらく。今回は、そこまで過激なことをする必要のない誘拐だったと思うのですが、耳を噛み切られたことへの報復でもあったのでしょうか?指を切られ、母親が拷問されてるのをもしかしたら見ていたかもしれないのに、お父さんがきたときに「お父さん泣いてる?」なんて聞くかな普通。それが子どもというものでしょうか。エピソードのテーマに沿うようなちょっと無理やりな台詞でした。
次々に明らかになるスクインツ達の秘密
調査官と最初に面談したアンジェラ・・・質問は「最近、旦那に会ったのはいつ?」って、結婚してたのかよ

調査官の事前調査で「HarmlessでBenign」(人畜無害)と判定され個別面談さえされなかったジャックはアウトローを気取っているだけにそれを屈辱と感じて調査官につっかかるが相手にされない。名門の出身だけあって彼のいとこが政府高官になったことも今回発覚。
ブースから「カール・デックと同じ思考で推理できるのでは」といわれたザックは163どころのIQじゃないらしいことも発覚。「What's his IQ?」の台詞あたりから、「どうせ俺が勝ってるけどさ」みたいな顔になるのがいいね。IQと行動は関係ない、むしろ同じような境遇(子どもと一緒に暮らせない父)であるブースの方がカールの行動が分かるはずというのもまるで自然な展開のように描かれているが、いやまて、その前に気づくだろ捜査官ならカールが次にどこへ行くかぐらいこんな議論しなくても、テレビの前で見ていたIQなんて測ったことない俺でもわかった。やっぱりブースちゃんて捜査官として…(これ以上言っちゃだめだね)。
そしてグッドマンさんの面談も最高。活動家の女性との関係は会話を楽しむ友達というのが、女性調査官には信じられないらしく「セックスしてないのか?」と必死でくいさがるのがまぬけすぎ。
最後のとどめはブレナン・・・彼女こそ調査官ですら知ってはいけない政府の機密を持っているらしく、NGワードを口にしたとたんブレナンが国務省のかなり上の辺りに電話して電話口に出された調査官は「イエッサー」しか言えない状況に、そして調査は終わってしまいました。
子供を産みたがらないブレナン
子供の頃に読んだ絵本「けっこんをしたがらないリスのゲルランゲ」を思い出しましたが…よく考えたらあの絵本って子供に読ませるには微妙な題材でしたね、現在廃刊のようで残念。「子供を産むつもりはない」とテレビのインタビューで言い切ったブレナン。ブースはそれは「子供が嫌いといっているのと同じ」と指摘されて、そんなこと言ってないと真顔で反論する…え?この人本当に作家かいな。今回の裏テーマは終始このブレナンの「子供を産まない」とブースの「子供がいて幸せ」との対立。最後までこの点でふたりはもちろん歩み寄らないまま終了。ブレナンが子供がいて幸せかどうかは別にして、今のままのブレナンに子供がいたら子供が不幸かもねってとは思った。ブースは本当に幸せそう。あんなかわいい子供なら当たり前か。今日でてきた子供はブースの子供オーディションでキープしといたのかなとくだらないこと考えるぐらい、Bonesに出てくる子供はみんなかわいいね。
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感想が書かれているブログ/TB先
ME TELLY & ICE CREAM BONES S1-#11
ドラマがディナー BONES #11「守りたいもの」
Yahoo!ブログ - スカパー「選べる15」テレビ日記
Yahoo!ブログ - とっても凡人のツレヅレ雑記
モール・オブ・リールゥ ★Mall of Leeloo★ BONES 1−11
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子供のために熱く突っ走る父たち=デブリン&ブースは良かったんですが、ちょっと消化不良なエピでした。口にしてはならないNGワードの人物は何者なんでしょうねぇ。
最近はこれが週に一度のお楽しみになってきたので、ダメエピでも無理やり自分を納得させてるかも(爆)。でも、他のドラマと違って、集中力のない自分が、時間忘れてはいってしまってるので、この世界観は好きです、ちょっとクリスマスエピ盛り上げすぎましたかね。
NGワードの人物はキューバ側の人間にみせかけたアメリカのスパイだったんじゃないのかな…ぐらいしか思いつきませんね。その連絡役に学会か何か別件の用事で生かされたブレナンが使われたとか…かな。ボーンズの今後の流れの中でこの部分がまたクローズアップされることはあるでしょうかね?
TBありがとうございます。
BONESは放送開始から注目していたドラマの一つです。毎回事件の真相が解明されるのかワクワクしながら観ています。
ますます面白くなってきたBONESは見逃せないドラマです!
コバッチュ(先生ですよね?)さん
BONESは今一番楽しみなドラマです。初回放送を必ず見たいので金曜日は夜遊び禁止!にしております。
TBありがとうございました。気がつくのが遅くてごめんなさい。「けっこんをしたがらないリスのゲルランゲ」を知らなかったので読みたくてたまりません。題名からして子ども向けとは思えませんが・・。ブースはクリスマスのお話・今回のお話ともに子供が絡むといい表情ですね。これからの展開が楽しみです。
TBさせていただきました
ありがとうございます。
ゲルランゲは一応子供向きの絵本だったんですよ。今考えるとびっくり。
また子供ブースもでてきてほしいですね。
まだ感想かけてない今週のエピソードでもいろいろブースにつっこみたいことありました。