2006年07月02日

ジーン・テレルのソロアルバムがCD化!

70年代、新生スプリームスを引っ張った歌姫
 掲示板にYUさんが情報を入れてくださっていたので、CD化されたばかりのジーン・テレルのソロアルバムをタワーレコードでチェックして参りました。
 ダイアナ・ロスが1970年1月に正式にスプリームス(シュープリームス)を脱退した後、リードボーカルはオリジナルメンバーのメアリーではなくて、新しくスカウトされたジーン・テレルだったのは当時のファンにとってはちょっとした驚きだったのではないかと想像できます。ボクシングチャンピオン、アーニー・テレルを兄に持つという変ったバックグラウンドを持つジーン・テレル、モータウンの総帥ベリー・ゴディJr.が元ボクサーだったという縁も手伝って彼女がダイアナ・ロスの後釜としてスプリームスに迎えられることになるとう数奇な運命の持ち主。実はその兄とErnie Terrell & the Knockoutsというグループで音楽活動をしていたということを今回初めて知りました。


 ナンバー1を連発した60年代ほどではないにしても70年代、ダイアナが抜けた後のスプリームスも意外に滑り出しは順調で第1弾シングル「愛の階段/Up the Ladder to the Roof」The Supremes - The Supremes: The '70s Anthology - Up the Ladder to the Roof(こちらも名曲!)がビルボードで10位まで上昇、「Stoned Love」The Supremes - The Supremes: The '70s Anthology - Stoned Loveは最高位7位でしかもR&Bチャートでは1位、その後も「Nathan Jones」、「Floy Joy」などヒットが続いていまして、それらの曲でリードボーカルをとっていたのがジーン・テレルでした。ジーンは1976年に脱退、ソロアルバムのレコーディングを開始します。
 今回、イギリスで初CD化されたのがそのジーン・テレルのソロデビューアルバム「I Had to Fall in Love」。 タワーレコード梅田店ではブラックミュージックコーナーの試聴機にしっかり入ってまして、大量入荷していました。しかもその試聴機は3枚セットだったんですが1枚目がダイアナ・ロスの「Blue」(アルバム紹介はこちらで随時執筆中わーい(嬉しい顔))、2枚目がスモーキー・ロビンソンの新作スタンダードアルバム、そして3枚目がこのジーンとなかなか気の利いたコーナーになってまして、30分ほど占領しておりました。
 「I Had to Fall in Love」の感想ですが、これがかなり良かった!当時はA&Mからのリリースなんですが、音はフィリーの流れがあって、同時期にリリースされたデニース・ウィリアムスのサウンド(ってことはEW&Fになるのいかな?デニースもトム・ベルと組んでるし結局フィリーなのかな?)で、聞いてて快調なわけですよ。おすすめは2曲目、5曲目、6曲目、7曲目あたりでしょうか。ジーンのわかりやすくて聞きやすいボーカルはさすがスプリームスのリードボーカルといったポップなソウルでいろんな層をファンに取り込めそうな間口の広さ。時代がディスコブームの真っ只中でなければ、シングル1枚がR&Bチャートで最高72位が唯一のチャートアクションなんて寂しい結果にならなかったと思うのです。この頃はディオンヌ・ワーウィックも苦戦してた時期ですし、このタイプのシンガーには厳しい時代だったんだなとあらためて思いました。
 ジーンのその後の活動はよくわかりませんがA&Mでのレコーディングはこの1枚かぎりで、1980年代の終わりに同じく70年代のスプリームスに所属したことのある、リンダ・ローレンス、シャーリー・ペインとFLOS(Former Ladies of the Supremes)としてモータウンのOBを集めてリサイクルしていたイギリスのモーターシティーレーベルでかつてのスプリームスの曲などの焼き直しレコーディングなどを残しています。このソロアルバムのCD化もイギリスですし、イギリス人は本当にモータウンを含めたブラックミュージックが大好きで、アメリカのレコード会社が無視しているような好盤を見つけ出してはCD化していますね。日本でアメリカのAOR系のお宝アルバムが続々CD化されたのと状況がとてもよく似てます。アメリカの外にいる人間のほうがアメリカの音楽に対する愛情が深いんだなと思ってみたり。
 ここまで聞いておいてタワーレコードさんには申し訳なかったんですが、ポイントカードの有効期限が切れてたこともあって帰宅。アマゾンでさっそく発注しました。キャンペーン(こちら)でもらってた500円のクーポンが有効期限が7月中だったので使ってしまいたかったんですよ。せっかくがんばってるタワーレコードさんのために情報をひとつ。タワーレコードさんのほうが2-300円安かった気がします。いずれにしても旧盤の再発とはいえイギリス盤は日本で買うと若干割高感があるんですよね(贅沢言ってはいけませんが)。で、またセブンイレブン支払いを選んでしまいましたわーい(嬉しい顔)

ジーン・テレル「I Had to Fall in Love」
Amazon

スプリームス「70's Anthology」
ジーン・テレルがリードボーカルのヒット曲がたっぷり聞けます。
珍しいメアリー・ウィルソンがリードの「I Keep It Hid」は名曲!
Amazon 楽天ダウンロード The Supremes - The Supremes: The '70s Anthology


supremes_liveinjapan_small.gifThe Supremes「Live In Japan」
70年代、日本でのみリリースされたライブ盤が、Motown-selectのサイト(試聴あり/こちら)のみで購入可能。本家アメリカのAmazonではマーケットプレイスに出品がちらほらでてきてます(こちら)。


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posted by Alex at 05:47| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | evergreen (女性ボーカル) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしはやはり定価そのままで買うのは抵抗があったので、HMVの輸入盤3枚買うと20%オフ!…を利用して注文いたしました。

スプリームスの「ライブ・イン・ジャパン」もお高いですよね。お店だと4〜5,000円ぐらいするんですもん。さすがに手が出せませんです。
Posted by Suzu at 2006年07月02日 23:18
Suzuさん
コメントありがとうございます。
>>「ライブ・イン・ジャパン」もお高いですよね。
ですねーー(苦笑)。モータウンセレクトのシリーズちゃんと普通流通させて欲しいです、原価はそんなに高くないはずですし。
>>HMVの輸入盤3枚買うと20%オフ!
生活の知恵ですね。お互い知恵を発揮して音楽ライフを楽しみましょう!

アマゾンからの発送予定・・・かなり先なんです、こんなことならタワレコで買えばよかったーと猿知恵働かせたことを少し後悔中です。
Posted by Alex at 2006年07月03日 22:46
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