banner_04.gif 投票/クリックしていただけるとうれしいです。

2006年06月19日

Angels In America 第3章&第4章

アル・パチーノの怪演にはまる
 80年代のエイズ問題を中心にしたミニシリーズ、全6話なので、はやくも今週分で半分以上を終了。重たい話のはずなのに展開がうまくて2時間たっぷりの放送時間も、途中でチャンネル変えたりせずに最後まで見てしまうぐらい引き込まれてるので来週で終わりとおもうと寂しい限り。アル・パチーノのなりきりぶりがすさまじくて彼が出てくるシーンは他のシーンに比べて俄然盛り上がる、一方でジョー・ピット役の俳優さんは回りにくらべてあきらかに力が落ちて顔で採用されたかんじ、もっと共感できる部分があるはずなのに、彼の喋り方を聞いてると「なんて勝手な奴なんだ!」といちいち腹立たしくなってしまう。ロイ・コーエンのほうがどんなに好意的に考えても救いようのない屑野郎なのに、アル・パチーノが人間臭さを全面に押し出して演じてるせいか、権力に取り付かれたことや、政敵を汚い手でおいやったことまでも、それも仕方がないかなって納得できてしまう。今週から本格登場のジョーの母役のメリル・ストリープ、キャラクターもおもしろそうだし、もっとたくさん出演シーンが欲しい。来週は大活躍してくれるのでしょうか。
 さて、内容が内容だけに私的な感想を書いちゃって、作品や登場人物やいろいろなコミュニティーを冒涜しちゃうことになってしまわないかと心配ですが、いつものように…まだまだ続く
総合(大)
第3章 天からの使者
 幸い症状も軽く退院したプライアーの前に、先祖の亡霊たちが現れて、天からの使者の到来を告げる。ジョーに協力を断られた瀕死のロイは、自分が電気椅子に送ったエセルの亡霊を見る。一方、恋人を見捨てたことで罪悪感にさいなまれるルイスは、公園で出会ったジョーを自宅に誘う。そして、姿を消したハーパーを捜すため、ハンナがユタ州から出てくる。
 症状が一時的に収まったので帰宅するプライアー。部屋にはもうルイスはいない。ふたりの写真をゴミ箱に捨てたり、ルイスの幻覚を見てふたりでムーンリバーを踊ったりするのがむなしい。病状自体は発症後にしては比較的まだ軽い段階だということを検査で女医さんに言われるんですが、これがエンジェル役のエマが兼ねてるのはなにか意味があるのかな?
 プライアーを捨てた罪悪感から逃れるために看護師ベリーズに対して論争をふっかけまくるルイス。みていてかっこ悪い。ロイにしてもユダヤ人のイメージって議論好き、論争好き、負けず嫌い、自分を正当化することだけに夢中って描かれ方ですが、実際にそうなのかもねーと思う節がいろいろあったりする。ゲイにしては精細さがないという描写で空の色をベリーズに聞かれて「パープル」と答えるとベリーズから鼻で笑われて「モーブ」を教えられるが・・・そんなもんなんでしょうか。ベリーズ役の黒人さんだけはブロードウェイのオリジナルキャストだそうです。
 先週息子から電話でカミングアウトされたジョー・ハーパーの母がNYへやってくる。息子が空港まで迎えにくるはずが、息子は仕事優先で母を放置。母は4時間待ってあきらめて自力で息子の家まで行こうとするがど田舎ユタからでたことない田舎者なので、ブロンクスに迷い込んでしまう。ホームレスに道を聞こうとするがホームレスはいっちゃって相手にならない。それでも尊大に自分の主張をして、自分が欲しい情報だけは手に入れようとするのが典型的な田舎のアメリカ人(日本にいるモルモン教の宣教師も共通の特徴がありますね)、なかなか根性がすわってて気に入ったよママ・ハーパー。チキンで卑怯な息子とは大違い。このホームレスがまたまたエンジェルの女優さん。いっちゃってるホームレスがブルックリンは知らなくてもモルモン教の布教施設はしってるという展開がよろしかった。
 母を空港に放置しておいて、息子はなにしてるかというと、ロイに仕事を断りにいってる。ほんとバカ。仕事は断りたいけどロイには嫌われたくないからぜんぜんお話にならない。ロイがなんでこんなチキンの役立たずを持ち駒にしようとしたのか、必然性がだんだんわからなくなってきた。ちょっと顔が綺麗だからっていい気になるんじゃないよガキが!ってロイでなくても毒ずきたくなる。結局議論で論破されると暴力にでようとする最低男・・・空港に放置した母も行方不明になった奥さんも忘れて、最後は公園でルイスにキスされてそのままお持ち帰りされる。最悪。
 ジョーが去ったあとのロイはエイズの症状に苦しむ中、検事時代に冤罪で電気椅子に送ったエセル・ローゼンバーグの幻覚を見る。エセルの役はママ・ハーパーと同じ人??このドラマひとりふたやく以上が多いようですね。
第4章 聖なる予言
 ついにジョーはルイスと恋人同士の関係になる。だが、ジョーがモルモン教徒だと知ったルイスは、複雑な表情を見せる。幻覚の中で南極をさまよっていたハーパーは、やがて現実に引き戻される。プライアーのもとには天使が飛来し、彼の体内に天の書物を残して去る。入院したロイの担当になったベリーズは、彼が大量に確保していたエイズの特効薬AZTを、強引に分けてもらう。
 最低オカマ同士ジョーとルイスがひとばんともにする。はじめて男と寝たジョーはもうルイスに夢中。場数ふんでるばばあのルイスがそれが初めての相手だからジョーがそう思い込んでいることにきづいてる。ジョーの下着がまたなんていうか・・・西武開拓時代をおもわせる上下くっついた下着。これをリアルで着てるひとに自分はいままでひとりしか出会ったことないです。この下着の意味するところはやっぱり保守性?なのかな。ジョーがモルモン教徒だと知ると露骨に困惑の表情を浮かべるルイス。さすが選民主義のユダヤ教徒、骨の髄まで差別主義が染み付いてるらしい。
 入院したロイの担当になった看護師のベリーズ。ベリーズはジョーと違ってロイと議論してもまともにやりやえてかっこいい。ロイは当時はまだ治験段階だったAZTを権力を使って大量に確保する。もうすぐに死にそうな老人がアメリカで30人しか手に入れられない新薬を50年分も確保してることにむなしさを覚えるベリーズ、ロイをやりこめて、プライアーのために薬をもらうことに成功する。AZTを確保するために電話で指示するロイが圧巻。治験プログラムだと詐薬が当たる可能性もでてくることまで熟知して、「偽薬はだめだぞ」と念を押すあたりがなにもかもシステムを知り尽くしてるなーと関心しました。逆にいうと、新薬だと信じて詐薬を飲まされて、ただ実験材料になって死んでいった人が当時何人かいたんだろうな…という現実を知ってどうしようもない憤りを感じてしまいました。
 ようやく息子の家にたどりついたママ・ハーパーのもとには警察かららりってた嫁がつかまってるとの電話が・・・ママ・ハーパー、自分の息子の尻ぬぐいとはいえあまりにもハードな1日。

関連エントリー
Angels In America 第1章&第2章
Angels In America 第5章&第6章
関連ブログ/TB先
ねこ型SPACEMANの好きなものだけBlog
毎日1分!ポッドキャスト英語日記 Angels in America
Always Have, Always Will Angels in America #1,#2
machiko日記 朝までハイテンション
Yahoo!ブログ - シリウスに誘われて
オペラ座の凡人 『Angels in America』
blue thaw  ANGELS IN AMERICA
Yahoo!ブログ - ミュージカルおたく歴20年。海外ドラマフリーク歴17年。
posted by Alex at 12:34| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(2) | 海外ドラマ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/19475164

この記事へのトラックバック

Angels in America #3-4
Excerpt: 第3章「天からの使者」自宅に帰ったプライヤー。夜、彼は自分の先祖だという二人の亡霊に遭い、彼らはプライヤーを預言者だといい、天から使者が訪れると告げる。プライアーの体は回復しつつも、精神は何かの到来に...
Weblog: Always Have, Always Will
Tracked: 2006-06-22 12:02

『Angels in America』
Excerpt: 昨晩から今朝方にかけて借りてきたのを一気に観ました。面白かったです。 ストーリ
Weblog: オペラ座の凡人
Tracked: 2006-06-29 00:11