今週、スカパー!フジテレビTWOで再放送された夜のヒットスタジオ(1978年6月5日)、岩崎宏美が「あざやかな場面」を歌った回ということで、オープニングから見てました。ご存知のようにオープニングは出演者が別の出演者の歌を歌いながらメドレーでつないでいくという名物コーナーではじまりますが、逢川まもるという知らない歌手がいきなり「盛り場の夜にネオンの華やぐ...」と聞き覚えある歌を歌いだしました。画面には「蛾」のテロップ。「蛾」だ!とひとり興奮してしまいました。たぶん私の年代やそれより若い方はほとんど知らない歌だと思いますが、ひそかにブームがきていた「蛾」。昨年の秋、誘われて未体験ゾーンの3人娘コンサートへ行ったとき、中尾みえさんの軽妙なおしゃべりや、伊東ゆかりさんの相変わらずスタイリッシュなステージパフォーマンスを差し置いて、終わってみれば一番印象に残ってたのが園まりさんがソロのコーナーで歌った「蛾」でございました。その「蛾」をまさか数フレーズとは言えテレビから流れてくることがあるとはと興奮してしまったわけです。残念ながら逢川さんが次に紹介したのは園さんではなく津野のり子さんというこれまた存じ上げない歌手。奇しくも岩崎宏美のデビュー曲「二重唱 デュエット」を歌って登場したわけですが、なんじゃこれわ!ってぐらい貫禄のあるおばさん。この津和のり子さん、どうやら夜ヒットへのご出演は後にも先にもこれ1回かぎりだったようですが、本編では「蛾」ではなく「曼珠沙華」という曲を歌われました。トークの部分で「辻説法スタイル」などとおっしゃっていましたが、どうやら今で言うところのストリートライブのはしりなのでしょうか、作家の水上勉さんが彼女のファンであることなどが紹介されました。紹介テロップによるとこの1年前の6月に例の「蛾」でデビューとのこと、「蛾」は彼女の作詞作曲でもあったということがわかりました。残念ながらネットで検索しても彼女のことはあまりわからないんですよね。YouTubeには「蛾」[こちら]がございます。
園まりさんの「蛾」
3人娘のコンサート誘って下さった方はすでに園まりさんのベストに「蛾」を見つけて購入されたという話を思い出し、私もアマゾンで買ってしまいましたよ、その勢いで。「蛾」も楽しめましたし、園まりさんの「逢いたくて逢いたくて」などの大ヒット曲もほとんどが初めて聞く曲ばかりですが、聞きごたえがありました。今聞いても古くないし、カラオケ全盛期以後と違って歌手でないと歌えない難曲がヒットする時代っていいなぁと。分類的にも演歌ではなくポップス系の歌謡曲ですよね?次もし岩崎宏美さんがDear Friendsでリクエストを募ったらリクエストしてみようかなという曲もいくつかありました。
園まりさんは久しぶりの新曲で代表曲「逢いたくて逢いたくて」の続編「もう一度逢いたくて」が間もなくリリースされます。それにあわせてのコンサートも予定されています、詳しくはホームページ[こちら]をご覧ください。3人娘のコンサート、さすがに両親が生きていたらこれぐらいの年齢かなという年代からさらに上の方々が客層の中心でしたがみなさまお元気で、アメリカンポップスのメドレーでは客席から立ち上がってツイストを踊られている方もいらっしゃいました。関東を中心に3人娘でまだまだコンサートを回るようですよ。
夜ヒットでしかもオリジナル歌手に出会うなんて奇跡的ですね。わりと洒落た曲の多かった3人娘コンサートで1番情念的というか歌謡曲的というか、じわっと染みこんできた曲でございました。
園さんも基本はポッブス系の歌い手さんですよね。ぐっと握りかえしてくれた手の感触が忘れられませんです(smile)。
こんばんは!
でしょーねー。「蛾」ですもんね。
3人娘のときは「蛾」の次は「100万本のバラ」が印象に残ったかな。
「夢は夜ひらく」などを藤さんが歌った印象が強いけので演歌に思われがちですけどねかなと思ってましたけど。ポップスの人ですね園さんは。
握手会。すでに懐かしいです(smile)。
園さん、また休養に入られたとか聞きましたが。元気に復帰されるのを期待しております。
こんばんは!
夜ヒットは何か月かおきにまとめて再放送ありますしね。
園まりさんはオフィシャルでNHKの出演キャンセルを伝える告知がちょっと心配な内容で、休養されるんでしょうか?「不死鳥」で自分自身でおっしゃっておられたのできっと復活されますよね。
http://www.sonomari.com/nhk-kayouconcert1.html