声質、声域、テクニックなどで歴代ディーバ屈指の実力者でありながらパワーボーカル系でないことが災いしたのか、ファンとしては不当評価に甘んじていることが歯がゆいデニース・ウィリアムズ。昨年はトム・ベルプロデュースの「Niecy」の再発売に小躍りさせられたわけですが、なんと今月に同じく幻のセカンドアルバム「Song Bird」もリリースされます。「Niecy」も「Song Bird」も日本のみで1度CD化されたものの少数プレスだったのか、すぐに廃盤となり中古マーケットやオークションでもほとんど見かけることもなかったアルバム。デビューアルバム同様にアース・ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトのプロデュース作品で、ヒット曲「BABY, BABY MY LOVE S ALL FOR YOU」のほか、彼女のキャリアを語る上ではずせない「GOD IS AMAZING」を収録しています。ただ「GOD IS AMAZING」は有名なグラミー賞でパフォーマンスしたアカペラバージョンに比べるとオリジナルのレコーディングバージョンは牧歌的なやわらかさのある演奏にのせて歌われたものとなっています。
遅くにしてデニースファンになった私にとってもありがたい再発売。あとは「I'm So Proud/シークレット・ラブ」がそろえばデニースのアルバムはコンプリートできることになるのですが、果たして再発売はあるのでしょうか?
ラベル:デニース・ウィリアムズ 80s