2010年05月31日

フィル・コリンズがモータウンカバーアルバム(無料ダウンロードあり)

モータウンフリークおじさんが9月にリリース
 80年代にモータウンナンバーの代名詞、ダイアナ・ロス&ザ・スプリームス(シュープリームス)「恋はあせらず/You Can't Hurry Love」をカバーしてソロキャリアをスタートさせたフィル・コリンズおじさんがあれから30年、モータウンナンバーのカバーアルバム「Going Back」をこの秋にリリースします。
 ジェネシスとしての活動も併行していたいたとはいえ、ソロのスタジオアルバムはこれでまだ8枚目というのは意外。「ブラザー・ベア」のサントラ盤をはさんではいますが、ソロアルバムは「Testify」以来、6年ぶりのリリースとなります。
 すでにwikiにはアルバムカバーと一緒に収録予定曲が紹介されていますがこれがなかなかおもしろい。モータウンナンバーに混じってダスティ・スプリングスフィールドのナンバーがあるところにイギリス人の彼女に対しての敬意というものも感じてぐっときますね

収録予定曲
1. Girl (Why You Wanna Make Me Blue)
2. Uptight (Everything's Alright)
3. Blame It on the Sun
4. Never Dreamed You'd Leave in Summer
5. (Love Is Like a) Heat Wave
6. In My Lonely Room
7. Jimmy Mack
8. Standing in the Shadows of Love
9. Something about You
10. Loving You Is Sweeter Than Ever
11. Papa Was a Rollin' Stone
12. Some of Your Loving
13. Talking about My Baby
14. Do I Love You?
15. Going to a Go-Go
16. Love Is Here and Now You're Gone
17. Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While)
18. Goin' Back

フィルの個人的趣味による選曲?
 「恋はあせらず」でおなじみのソングライターチームH=D=Hの曲に次いでスティービー・ワンダーの曲が多いのが面白いですね。おじさんのモータウンカバーというとスモーキー・ロビンソンのスローナンバーが定番なものですが、スモーキーの曲は1曲、しかもバラードではなく「Going To A Go-Go」というのも意気込みを感じます。なかなかキャリアを再評価されることが少ないマーサ・リーブス&ザ・ヴァンデラスのナンバーが「(Love Is Like a) Heat Wave」「In My Lonely Room」「Jimmy Mack」と続くところには思わずにっこり。自分の楽しみのためにレコーディングをはじめたから有名で無いナンバーも多いよと言うフィル・コリンズの言葉も頷けます。モータウンカバーといえば、2003年にリリースされ大ヒットとなったマイケル・マクドナルドの「Motown」とその続編「Motown 2」とかぶっているのがたった1曲だけというのも、逆に、当然、意識をしてということなのかななんて思ったりします。
 「恋はあせらず」のときにはオリジナルアレンジを忠実に再現したことで評価が高かったフィル・コリンズですが、今回も新しいサウンドを作るのではなく、オリジナルを正確に再現したいとインタビューで答えていますので、モータウンファン必聴の1枚になりそうです。個人的にはファンクブラザーズの熱気がむんむんたちこめた奇跡の演奏「Heat Wave」をどこまで再現できているのかに期待しています。

モータウン以外のナンバーも/無料ダウンロードあり
 そもそもタイトルナンバーはダスティ・スプリングスフィールドが歌ったゴッフィン&キングの「Going' Back」ですし、同じくダスティとゴッフィン&キングチームの「Some of Your Loving」もカバーされています。モータウンサウンドをイギリスに最初に紹介したという功績を称えてというより、フィル・コリンズ少年も彼女がホストを務めたモータウンスペシャルを見ていたのかもしれません。イギリス人にとってはモータウンサウンドが流行した時代を象徴するアイコンの一人なんでしょう。「Going' Back」はダイアナ・ロスもカバーしているのが感慨深いです。
 「Talking about My Baby」はテンプテイションズやフォートップスのライバルだったシカゴソウルの雄、インプレッションズのヒット曲だと思われますし、さらにマニアックなのが「Do I Love You?」はコントゥアーズの「Do You Love Me?」の歌詞をいじったのかと思ったのですが、もしかしてモータウンサイドがダスティに対抗して送り出したブルーアイドシンガー、クリス・クラーク(後に脚本家に転進してモータウンの映画部門の重役に)のカバーだとしたら超マニアックな選曲になりますが、そのあたりは詳細がさらに伝わってこないとわからないところです。
 6月末にはニューヨークで「Up Close & Personal: Phil Collins Plays 60's Motown & Soul」と題したステージに立つ予定で、このあたりの映像が、PVなどのプロモーションで見られることができそうなので、アルバムの全容が徐々に伝わってくるのではないでしょうか?
 フィル・コリンズ公式サイトでメーリングリストに登録すると、アルバムには収録予定ではないのですが、マーヴェレッツの「Too Many Fish In The Sea」(これまたマニアックな選曲ですね)のカバーを無料でダウンロードできるリンクが送られてきます。演奏がファンクブラザーズじゃないの?ってぐらい懐かしいグルーブに溢れていて、これだけ聞いただけでも、モータウンで洋楽の扉を開けることになった自分は、胸が高鳴ってしまい、9月が待ち遠しいです。

フィル・コリンズ公式サイト[こちら]

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この記事へのコメント
このジャケはフィルの(実際の)少年時代の写真…ってわけじゃないですよね。でもあの頃自分はモータウンに夢中だったんだっていうリスペクトが込められているようでなかなかいいなぁと思います。
モータウンのカバー・アルバムだっていうのにタイトルをダスティーの曲にしちゃうっていうのも、仰るように両者の深いつながりと影響力を感じさせますね。
「Never Dreamed You'd Leave in Summer」が選ばれたのは、マイケル追悼式でのスティービーのパフォーマンスも影響してるんでしょうか。あれは、泣けましたものね…。
Posted by Suzu at 2010年06月04日 15:13
Suzuさん
こんばんは!
自分も「Never Dreamed You'd Leave in Summer」は追悼式をどうしても。多くの人がこの曲とマイケルを結びつけるようになってると思いますよ、あれ以来。
ダスティは引き続き思い出しては聞いてを繰り返してるのでこの扱いはうれしいかぎり。

ところで話は変わりますが、「SEX AND THE CITY 2」、前情報なしにSuzuさんには見て欲しいです。自分は前情報まったくなしに見てきたので(サントラの曲名とか見ちゃだめ!)、最初のパフォーマンスに痺れました!Suzuさんのほうがもっと痺れるはず。前情報見ちゃったら見ちゃったで絶対行くと思いますが。
Posted by Alex at 2010年06月04日 22:43
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