2006年03月20日

イリーナ・スルツカヤ選手 トリノフリーを振り返る

封印されたファイル
 今回のオリンピックですが、ハードディスクの容量の影響があって、録画してはDVDへ焼きださなくてはならず、普段なら時間をかけて編集して、チャプターをつけたDVD-Videoとして焼くのですが、今回は選手別にファイルをカットするのが時間的に精一杯でした。女子シングルは最後だったので選手別にカットしたところで作業をやめてそのままハードディスクに残していたのですが、SPは上位選手を何度も見返したのに対してフリーは荒川選手と村主選手以外ほとんど見返しませんでした。できのいい演技なら順位に関係なく見返すのですが、今回の女子フリーは上位陣はミスの目立つ演技が多くなってしまったので仕方ないかと思います。スルツカヤ選手はあまりにもあのトリプルループの転倒シーンが繰り返しテレビでオンエアされる機会が多かったわけですが、全体を見返すのは本当に久しぶりになってしまいました。
スルツカヤ選手が選んだ曲
 オープニングは村主選手がSPで使用してたJesse Cookが演奏しているナンバーで「Mario Takes A Walk」(試聴購入はこちら)。同じCDに村主選手がSPの後半で使用した「Toca Orilla」も収録されています。
 2曲目3曲目に使用してた曲の情報はTITLE:unknowというブログの「【トリノオリンピック】ロシアのスルツカヤ選手が銅メダル」(こちら)で紹介されていたのを見つけたのですが、Didulaというアーティストの曲で「Rumba」と「Flamenco」。日本では入手困難とのことですが、オフィシャルサイト(こちら) でフルバージョンをmp3でダウンロードすることができます。
 ソルトレークのフリーで使用した「トスカ」の路線とはあえて変えて全体にメリハリがあり、後半の盛り上がりに期待ができる曲の構成にしてきて、なかなか良かったんではないでしょうか。(続きを読む
参考
村主選手がSP前半で使用したJosee Cookの「Cancion Triste」収録CDを試聴購入する(こちら)


プロトコールを見ながらビデオを見直す
プロトコール(こちら)
3ルッツ
 最初は3ルッツ。刈屋アナが「コンビネーションにしませんでした」とコメントしてますが、予定ではここでダブルループへつなげる予定だったようです。ただスルツカヤ選手は今シーズン、フリップと3回転3回転が成功したときのみループがフリーで2回重複してるジャンプにしてるので、フリップにさえコンビネーションジャンプがつけば、あとはどのジャンプでコンビネーションを実施しても良い構成なので、ここでコンビネーションジャンプが入らなくても後でリカバリーできれば、大きなミスにはなりません。むしろ後半でコンビネーションを入れることによってボーナスがつき得点アップへつながったりします。今シーズンオリンピックとジャパンインターナショナルチャレンジを含めた6回の国際大会のうちジャパンインターナショナル、可プオブロシア、ユーロの3回でダブルループのコンビネーションへつなげていますがオリンピックを入れた3回は単独ジャンプにしています。SPと違ってここでダブルトウループへ変更してまでコンビネーションを成立させなくてはといった意識もないようです。加点は彼女にしては低い0.14にとどまりました。
3サルコウ2トウループ2ループ
 調子がよければ3−3−2とつなげたいところですが、今シーズン3−3−2が成功したのは6試合のうちロシア杯だけでした。あとの試合は3−2−2だったのですが注目すべきはジャンプの順番、狙いたかったのはサルコウ-ループ-トウループの順番だと思うのですがサルコウの回転が傾いたのか気になったのか最初のトリプルのあとに難しいループでなくて先にトウループを持ってきてループを跳ぶように入れ替えてきています。中国杯のときにも同じ順番にしていますが、練習でもいろいろなことを想定してジャンプを入れ替えることも視野に入れつつ3−3を無理に入れることよりも3連続を必ずここで成功させることを意識しているのだと想像できます。村主選手が今シーズン一度も3連続をプログラムに入れられなかったのと比べると対照的です。基礎点が7.3点、加点が0.43点。ここで一番技術点を稼いでいます。
バタフライキャメル
 新採点になってバタフライから入るキャメルは非常に大きな武器になりました。入り方の難しさがレベルアップの要素になりますし、キャメルポジションだと体をねじって上を向くポジションとドーナツの2種類という多くの選手が取り組んでいるバリエーションがあるのでレベル4への道が開きやすい気がします。トウで勢いをつけながらぐるぐる回ってバタフライをしてシットスピンに入る動きはクリスティ・ヤマグチ選手やナンシー・ケリガン選手、ミッシェル・クワン選手などがシグニチャームーブメントして北米の選手が多くやっていた印象がありましたが、バタフライからキャメルに入るスピンは難しいこともあってか、以前に多くの選手がやっていた印象はありません。アルベールビルのときのショートプログラムでイギリスのジョアン・コンウェイ選手がバタフライキャメルをやっていて「あ!すごいな」と思ったことを記憶しているくらいです。先シーズンはこのスピンで他の選手と差をつけていたスルツカヤ選手。このオリンピックでもSPとフリーの両方でレベル4を取って基礎点3.0点、加点0.43点を獲得しました。シーズン最初のジャパンインターナショナルではインエッジでの回転が不十分と取られたのかレベル3でしたが、その後はしっかり対策をしたのか5試合すべてでレベル4を取ってます。オリンピックでもインエッジの回転数も上向きのポジションの姿勢も回転数も充分、ドーナツスピンの足の位置が高くコンパクトにまとめた独特のポジションで、回転数がここでくるくると上がるのは評価されてるところだと思います。このあたりも村主選手と差がついたところになるでしょうか。スルツカヤ選手の誤算は、先シーズンは普通のフライングキャメルをやっていた荒川選手がバタフライキャメルを習得した上にアラビアンからはいることでアピールの点でスルツカヤ選手を超えるような要素に仕上げてきたことでしょうか。
3フリップ
 3ルッツや3フリップといった難しいジャンプに入る前は何もしないで構える時間が長くなりがちですがスルツカヤ選手はジャンプを跳ぶ前に左右のアウトアウトの体重移動とジャンプの回転方向と逆のターンをいれて、決して綺麗なエッジワークではないですがカウンターの形でフリップの準備動作のためのターンに入るように工夫をしています。ランディングが確かに素晴らしいとはいえませんが-2のジャッジは少し厳しい気もしますね。上下カットでカウントはされてませんが基礎点5.5点から-0.29の減点になりました。問題は前のスピンから一旦フリップを跳ぶ場所から逆方向に滑ってフェンスで折り返してそこからスピードをつけてジャンプを跳ぶ側へ戻ってくるときに、前向きの滑走でストロークへ入る前に両足滑走で2度踏みみたいなことをして次のストロークへのタイミングを合わせてるのがやはりトランジッションなどでは点数が高くでない要因になってしまいますね。ここの部分、ジャパンインターナショナルではターンからうまくバックストロークにつなげてうまく処理していますがそのときはその後のジャンプがトウループで難度が低いジャンプにしていました。それ以後の試合は、フリップに変えたこととジャンプの前にステップ入れるなど難しいことをするようにプログラムを変更したので、どうしてもここで気を抜くユーティリティー的な場所にしたかったのでしょうか、毎回オリンピック同様にフォアストロークで2度踏みをするなどコリオグラフィーがあいまいになってますからオリンピックだけというわけではないです。
レイバックスピン
 ショートプログラムと違ってフリーではレイバックからビールマンにつなげるだけではレベル4にはなりませんが、サイドと後ろを組み合わせたレイバックをしてるのでビールマンとあわせて問題なくレベル4が取れてます。この要素に関しては今シーズン出場した国際大会6試合すべてでレベル4と加点をもらっています。オリンピックでは基礎点2.4点で加点が0.57点でした。
スパイラルステップシークエンス
 新ルールでは一貫してビールマンスパイラルのエッジチェンジでレベルを取る作戦をしていますが、正直食傷気味かな。スルツカヤ選手はビールマンを入れたスピンをフリーでは3回やってますし、そのうち一つは両足でやってますし、表現の面でも単調に見えて損かなと思います。その上、後半のバックインのスパイラルもビールマンですから荒川選手がビールマンスパイラルを今シーズン途中でやめたこともあって余計に「技の古さ」をかんじさせます。それでもレベル4が取れてればいいのですが、フリーでは後半のスパイラルが完全に3秒に足りずにレベル3でした。意外にも今シーズンレベル4が取れたのは中国杯とロシア杯の2試合だけ、ユーロでは最初のビールマンスパイラルで足がつかめなかったなど小さなミスがでてレベル3になることが多かったのですが、スルツカヤ選手にとっては難しい要素でないだけに油断がでたのでしょうか。基礎点3.6点、加点が0.36点で、荒川選手より1点、コーエン選手には2点と思わぬビハインドになってしまいました。
2フリップ2トウループ
 トリプルフリップの予定がダブルになってしまいました。ここまで少しづつ調子の悪さを露呈していたスルツカヤ選手ですが、目に見えて分かった最初の大きなミスがここででてしまいます。シーズン最初のジャパンインターナショナルチャレンジで転倒した以外は無難にまとめてきていただけにもったいないですね。ただプログラム上問題なのは1回目のフリップとほぼ同じ場所で2回目のフリップも行なっていて入り方も一緒、その前の加速するカーブもおなじ、しかも両方同じフォアと、プログラムでは変化に富んだスケーティングを要求されてるわけですからかなりいただけないところ。オリンピックの舞台では荒川選手、コーエン選手とそういった部分の得点でも差をつけられてしまいまった要因だと思いますが、オリンピックだけでなく、他の大会でも同じ構成なのにこれまではコリオグラフィーやトランジッションで他の選手をかなり上回る高得点を出してきたことにも疑問を覚えます。
3ループ
 繰り返しリプレイされているので書くまでもないですが、ここで転倒してしまいます。片足のターンから入っていく彼女の技術的な見せ場でもあり、得意なジャンプなんですが、フリップがダブルになって緊張してしまったんでしょうか。まさかここでスルツカヤ選手が転倒するとは思っていなかったのでびっくりしました。
3トウループ2トウループ
 ここは本来コンビネーションの場所じゃないんですが、最初のルッツをコンビネーションにしなかった分をここで取り返す形にしました。しかし直前のループの転倒やコンビネーションを入れた分などでこのあたりから大幅に曲から遅れだしてしまいました。
コンビネーションスピン
 フリーで4つ入れられるスピンのうち、指定がないユーティリティーのスピンになりますが、スルツカヤ選手は足換えなしのコンビネーションスピンを入れています。荒川選手や村主選手のように足換えありのコンビネーションを2回入れる構成(中身は変えなければなりませんが・・・)のほうが得点がでますが、時間的にもここは足換えなしのコンビネーションスピンを入れるのが精一杯でしょうか。バックスピンから姿勢チェンジも2度以上、3つの基本姿勢も入ってますし、難しいポジションがドーナツとビールマンの2つ入ってます。これで最後のエッジチェンジが認定されていればレベル4でしたがわずかに回転数が足りないと判断されたようでレベル3。不思議なことに今回と同じように直前のトウループをコンビネーションに変更して曲に遅れた分をスピンで調整して回転数が少なくエッジチェンジがほとんどなかった中国杯だけがレベル4に認定されています。他の大会ではここはレベル4が取れずにシーズンを通して苦労していたところ。本来であればギターが終るところでスピンが終って曲調が変ってるところから止まってポーズをとってダブルアクセルへ向かうはずが大幅に曲からずれてここも悪い印象をジャッジへ与えてしまっています。
2アクセル
 本来であれば止まって一旦ポーズをとったところから横へちょんと跳んでスリータンで即アクセルという終盤の見せ場だったんですが、曲から大幅に遅れてしまっていたのでスピンのでた流れから普通にバックストロークしてダブルアクセルを跳びました。曲からは遅れてるし、終盤で体が動かない中、精一杯跳んだダブルアクセルは見ててせつなくなりますね。
ストレートラインステップ
 ここはシーズン中盤に大幅に流れを変えた要素ですね。ジャパンインターナショナルではダブルアクセルのあとフェンスのそばで一度止まってポーズをとってからトウステップで音を合わせてステレートラインステップに入っていましたが、中国杯で音楽から遅れてしまったときにポーズや入りがあきらかに音楽から遅れてしまったのが露呈してしまったり、レベルが2試合ともレベル1しかとれなかったので、次のロシア杯以降はダブルアクセルの流れからツイズルを入れて片足ステップへつなげる難しい構成にしてきレベル2を取ります。しかし、ショートではレベル3が取れるステップ構成を持ってるんですから、がんばればレベル3までは上げることもできるはずなので、レベル2でも物足りなさを感じます。グランプリファイナルでは最初のツイズルがどう贔屓目に見ても回転の速いダブルスリーにしか見えずそのせいかレベル1でした。オリンピックフリーは質はいいとはいえませんが何とかツイズルに見える範囲のターンに収めてます。曲から遅れてはいましたがリズムははずしていなかったので、そんなに目だってずれたかんじはしませんでしたが、やはり彼女の焦燥感みたいなものが全面にでてしまって、見ていて痛々しいですね。オリンピックはレベル2取れましたが、荒川選手のストレートラインステップとは点数以上の差があったと思います。
コンビネーションスピン
 両足のチェンジエッジや両足のビールマン、ドーナツなどをいれてレベル4をしっかりとって、加点も0.57点と上位では一番この要素で取っています。最後に右足のスタンドスピンでエッジチェンジをするのですが、ここがどうしてもポジション的に美しくないですし、回転スピードも落ちますので、せっかくレベルの高いスピンでエンディングを迎えてるいるのに、コーエン選手、荒川選手、村主選手にくらべて締りなく終ったという印象が残ってしまってもったいないですね。本来両手をぐりーんと大きく回してからポーズに入るエンディングも時間がなくて余韻無くいきなりポーズにせざる終えませんでした。
全体を振り返って
 今シーズンのフリーをまとめて見る機会もなかったのですが、確かにスルツカヤ選手、勝ってはいたけれど、ショートの完成度に比べるとフリーはレベルの取りこぼしが多かったんですね。グランプリファイナルで競り負けた浅田真央選手以外はコーエン選手との直接対決もありませんでしたし、荒川選手もミスを出してましたから、それに救われていた面もあったかもしれません。
 ソルトレークと同じ最終滑走、しかもショートプログラムを終えて2位というところまで一緒、ロシアのメダル独占もかかっていたし、いつもと同じ気持ちで滑るというほうが無理。最初から本調子じゃなかったのは滑り出して本人が一番に気がついたと思うしそんな中、大きなミス無くがんばってたと思います。ただスパイラルステップで秒数が足りなかったのは本人は分かったんでしょうか、スパイラルを終えたあと表情が変って元気がなくなってしまったようにかんじました。そしてフリップ、ループと立て続けに思ったように行かず、最後は曲においていかれて一気に苦しくなっていきました。先シーズンまでと違ってコーエン選手や荒川選手がビールマンスピンをやってきたり、荒川選手がバタフライキャメルを習得したりと、新採点で持っていた圧倒的なアドバンテージがなくなり技術面では完全にジャンプ勝負になってしまったことで、ジャンプにかかるプレッシャーが大きくなってしまったのは確かだと思います。
 追いかける側のコーエン選手や荒川選手がシーズン中にプログラムを変更してさらに細かく新採点への対応をしていたのに対して、勝ち続けていたことに甘んじていたわけじゃないでしょうが、プログラムを大きく変更しなかったスルツカヤ選手。だからといってオリンピック本番で今シーズンのプログラムを充分に滑り込んだ円熟した演技を披露できなかったこともあり、逆に荒川選手やコーエン選手の新鮮味のほうがジャッジの心をつかんだのかもしれません。
 荒川選手の金メダルはもちろんうれしいですが、スルツカヤ選手が力を発揮できなかったのはオリンピックと言う最高峰の大会にして物足りないものとなってしまってやはり残念です。





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この記事へのコメント
 ぼくも今細かく見直している最中です。SPと一貫して思うのは、身体の切れが悪いというか動きが重いという感じですね。
 最初のトリプルルッツですが、ロシア大会でも中国大会でもコンビネーションにしてませんし、予定は実はフェイクで、最初から1本目にはコンビネーションを入れずに、後半に加点を狙う作戦だったのではないかと思っていました。けど曲から遅れてたとなるとやっぱり1本目は飛び損なったのかもしれませんね。

 リンクから上がったあと、エッジカバーを投げやりにつかみながら、カバーをかぶせないでそのままkiss and cryに歩いていく姿がとても心に残りました。
Posted by shunss at 2006年03月21日 01:21
詳細な解説ありがとうございます。

最初のトリプルルッツはコンビネーションにできなくても点数計算上は問題なかったのですね。でもプログラムの最初には最も成功させたいジャンプを持ってくるのが普通ですから、予定通り跳べなかったというのはやはり最初から彼女らしくなかったと思います。

ここしばらくは無敵の感のあった彼女ですが、実際には荒川さんやサーシャの追いあげを受けて、技術点上の優位は絶対的なものではなくなっていたのですね。公式練習の間、ずっと荒川さんのことを気にしていたというのもそうした影響があったのかも知れませんね。

私は転倒以上に見ていてショックを受けたのは、スパイラルとステップでした。いつものスピードがなくて、スパイラルは最後ほとんど止まりそうになっていました。ステップはエッジが滑っていなくて、音楽に追われるようにドタドタと歩いているようでした。いつも元気一杯なスルツカヤがこんな風になってしまうのかとTVの前で呆然としていました。梅田さん情報によると直前にかかったインフルエンザの影響をひきずっていたようですね。全てを賭けていた一番大事な舞台で力を出し切れなかったのは本当に残念でした。

村主さん、スルツカヤときたからには、上位二人についても期待してよろしいのでしょうか。いつもありがとうございます。
Posted by neroli at 2006年03月21日 02:13
 世界選手権はじまっちゃったので、大慌てのやっつけ仕事になってますが、どんどんオリンピックのことを整理していかないとと思っています。
 スルツカヤ選手・・・この2シーズンで最も悪い滑りがオリンピックででてしまうのはなんて言っていいのか言葉がありません。

>>リンクから上がったあと、エッジカバーを投げやりにつかみながら、カバーをかぶせないでそのままkiss and cryに歩いていく姿がとても心に残りました。

エッジは選手にとって一番大事なものですからね・・・これで終わりねってのがでていた象徴的なシーンでした。

>>公式練習の間、ずっと荒川さんのことを気にしていたというのもそうした影響があったのかも知れませんね。

荒川選手のときに書きたいんですが「作戦にまんまとはめられた」と思います。体調不良が本当ならアンラッキーも重なったといったところでしょうか。いろいろな薬を飲んでると感染症にかかりやすい場合もあると聞きますので、いろいろ乗り越えてきたスルツカヤ選手に「銅メダル」は立派な敢闘賞だと思いした。
Posted by Alex at 2006年03月21日 16:06
はじめまして。
スルツカヤのにわかミーハーファンです。
長年のスルツカヤファンの人たちは、いまだにトリノFSの話はタブーです。これを読んで、スルツカヤが全然思い通りにできなかった理由がよく分かりました。
ものすごく素人の質問で申し訳ないんですが、スルツカヤが転倒したのは、氷面の傷とかは関係するものなんでしょうか?
よろしくお願いします!!!
Posted by ビバ!スルツカヤ at 2006年04月07日 13:23
こんにちは!
確かにトリノの氷は状態が悪かったですね。氷の状態に左右されやすいエッジ系のジャンプですから可能性はなくもないですが、踏切よりもむしろ着地で体重を乗せる場所がいつもより後ろだったのが転倒の原因だったかな?とスロー見ながら、想像しました。スルツカヤ選手自身も得意なジャンプなのにありえないって発言してましたよね?
Posted by Alex at 2006年04月07日 22:57
わざわざ見直させてすみません!
一瞬着地したようにみえてから急に豪快にコケたし、記者会見でエキシビでも失敗したことのないジャンプだと言ってたんで、ちょっと疑問に思いました。コーエンは、とても自然にコケますね!ありがとうございました!
4月11日のマーシャルが楽しみです。
Posted by ビバ!スルツカヤ at 2006年04月08日 01:05
はじめまして。
スルツカヤがはじめてオリンピックに登場したとき「わっ、かわいい」と思ったことがきっかけで、それ以来のファンになりました。但し、スケートに関する知識はまったくで。(人はこれをミーハーとよぶのでしょうか?)
ただ、”あのフリー”は、「どうしたの?」「これがスルツカヤのスケート?」。こんな私の目にでさえ、異常に映ったあの滑り。
いつものキレ、そして自信にあふれた、攻撃的にさえ映る彼女の滑りとは程遠いスケートを目にして、ただただショックを受けるばかりでした。
Alexさんの解説で、何がどう悪かったのか、よくわかりました。これから先、体の事も心配ですが、彼女がまた別の形(オリンピックという舞台以外)で、スケート界で活躍してくれることを祈るばかりです。
Posted by ぶるうらぐうん at 2006年04月13日 21:25
コメントありがとうございます。
スルツカヤ選手ファンだけでなく多くのスケートファンがあの日のスルツカヤ選手の滑りには驚いたと思います。ソルトレークと似た勝負展開でしたが内容はまったく違いましたね。
Posted by Alex at 2006年04月15日 06:43
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