2010年05月15日

20年ぶりのベリンダ・カーライル

ビルボードライブ大阪
 特に忙しいわけでなくても、急に予定入れるとなんとなくタイトな感じで週末まできちゃいますね。週の初めに飛び込みで行ってきたのは、実は来日してました、ベリンダ・カーライル。2年前にも日本でコンサートやってたようなんですけど、個人的には1988年の大阪フェスティバルホール以来22年ぶりの生ベリンダ。しかも私の初コンサート体験がベリンダ・カーライルでしたので、感慨深いってもんではなかった。1曲1曲、感涙しつつかみしめながらめいっぱい楽しんできました。行く前は実はあまり期待してなかったんですよ。彼女はフランスに移住して久しく、2007年にはフレンチポップを集めたアルバムをリリースしていたり、1958年生まれですから彼女も51歳(岩崎宏美と同じ年なんだと初認識)、しかも箱がビルボードライブとくればかなり落ち着いた大人のステージでもしかしたらスタンダードナンバーとか歌ってたりしてなんて危惧もありまして。しかし、「Runaway Horses」にはじまって終わってみればあの頃の懐かしいナンバーのオンパレード、ベリンダもぴたっとしたカットソーにスリムなパンツスと初めてみたフェスティバルホールのときとほぼ同じようなファッションが似合うスタイルを維持してますし、なにより声がまだまだがんがん出る。箱のサイズもフェスとは比べようもないですけど、それでも全力投球でおしゃべりも楽しく、ちょっときどった感じでお仕事です臭ぷんぷんだった1988年とは違って、1曲1曲でオーディエンスとのやりとりを本人も楽しみながら、最後は2回のアンコールの大サービスでした。

セットリスト
Runaway Horses
I Get Weak
Circle In The Sand
Bonnie et Clyde
La Luna
Summer Rain
Vision Of You
Emotional Highway
Mad About You
Big Scary Animal
Vacation
Live Your Life Be Free
Leave a Light On
Our Lips Are Sealed

Heaven Is A Place On Erarth

Ne Me Quitte Pas

みんなで大合唱!
 観客は仕事終わりのサラリーマン中心で40代以上が中心だったでしょうか。みんな80年代に洋楽に夢中だった世代ですね。「Heaven Is A Place On Earth」しか知らないようなライトなファンはほとんどいなくて、みんな1曲目の「Runaway Horses」から盛り上がれる人たちばっかり、「Ooooh! Runaway Horses」の「Ooooh!」とか「Hooo Baby Hold On」の「Hooo」とか歌ってましたねー、みんな。バンドは最低限の編成で、ベリンダ自身もタンバリン叩いたりしながら、ややオルタナティブ系にアレンジした感じはあるものの、当時のイメージを崩すほどではなく、なによりベリンダの声が当時そのままというのがうれしいですね。ダライ・ラマの影響で仏教に傾倒し、タバコはもちろんお酒も節制した生活というのが嘘じゃないことがそのコンディションの良さからも伝わってきました。2曲目は大ヒット「I Get Weak」(Web版で紹介しています、こちら)でもうここで涙どばー!。アルバム「Heaven On Earth」は浪人生時代を支えた1枚でもあります。続く「Circle In The Sand」もライブばえする名曲。
 少しおしゃべりがあってフランスにもう18年も住んでるのとか話をしながら、2007年にリリースしたフレンチアルバムから1曲。続く「La Luna」や「Summer Rain」もラテン的な要素を含んでて流れが良かった。セカンドアルバム「Heaven On Earth」が好きだったので、サードに収録された「Summer Rain」とか「La Luna」などの雰囲気のあるナンバーが当時はぴんとこなかったのですが、あらためてこの年齢になって聞いてみると、いい曲なんだな、これが。特に「Summer Rain」は当日に雨が降っていたのでぐっときました。
 「Vision Of You」「Emotional Highway」と渋い曲が続いて、特に「Emotional Highway」は売れなかった4枚目の中でも地味なナンバー、ソロデビュー曲「Mad About You」。この曲についてはWeb版にどれだけ好きか書いたこともありますが(こちら)、イントロから観客席のボルテージが上がって、気がつけばサビはみんなカウンターパート歌ってた。自分は全部歌ってたかも。それからサプライズだったけどまったく売れなかった5枚目のアルバムから「Big Scary Animal」。こんな素敵な歌詞の歌だっけと思うぐらい、ベリンダの表現力に深みが増していることを実感。これは歌ってる人少なかったけど自分は歌ってしまった(苦笑)。
 そしてここから怒涛のエンディング、まずはGO-GO'sの「Vacation」。「きたー!」って感じですよね。まさかGO-GO'sのナンバーから一番のりのいいこの曲を歌ってくれるなんて、立ち上がって踊ってる人もいました。ベリンダもアルバムジャケットのように水上スキーポーズでのりのり。「Live Your Life Be Free」では一緒に歌ってってかんじで「Live Your Life Be Free」ってみんな大声張り上げてました。そしてこれまた驚きの「Our Lips Are Sealed」、GO-GO'sのデビュー曲ですね。邦題「泡いっぱいの恋」でしたっけ?失礼ながら50代でこの曲をこんなに瑞々しく歌えるなんて、ベリンダ・カーライルは本当に素敵な年齢の重ね方をしてますね。もちろんスタオベで一旦ステージは終了。
 あの曲を残して引き上げるところがさすが、アンコールの声にこたえて、やっぱり最大のヒット曲「Heaven Is A Place On Erarth」。この曲だけは当時よりテンポを落としてオルタナティブ寄りのアレンジでゆったりと、よりやさしい響きで歌ってくれました。もちろんブリッジの「Heaven」のところは大合唱。これで終わりかなと思ったらアンコールの声にこたえてもう1曲、フレンチのアルバムからしっとりと、そして本当に終了。余韻をたっぷり残しながら、これでカジュアル席ながら6800円は安かった。この箱のサイズで普通のホールと同じような値段って…ギャラ安いのかしらといらぬ心配をしてしまいました。

GO-GO'sファイナルツアー/自叙伝発売
 この後、ベリンダはGO-GO'sとしての全米ツアーが控えていまして、何度も再結成してファンを喜ばせてきたGO-GO'sですがこれが最後と宣言されています。ガールズバンドで紆余曲折はありながらも、断続的に30年も活動したのは稀有ですね。さらに自叙伝「Lips Unsealed: A Memoir」(タイトルの洒落が効いてます)も発売と、デビュー30年にしてまだまだ精力的に活躍している彼女の姿には大変うれしく思います。次回、来日してくれたら絶対行きたいですし、あの頃ベリンダが好きだった方もぜひ足をお運びください!「Little Black Book」や「Fool For Love」をそのときには歌って欲しいな。

よろしければ人気ブログ投票おねがいします(こちら)

ベリンダはiTunesで
CDはどんな名盤でもどんなヒット作でもメディアとして終焉が近いのかがんがん廃盤になっていってるんですね。iTunesはソニー系(日本だけなんでソニーは馬鹿なブロックしてるんでしょうか?)以外は廃盤で入手困難曲までカバーしていたりするのでおすすめです。[こちら
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posted by Alex at 09:13| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | evergreen (女性ボーカル) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわです。

別記事の咲子さんや宏美さんもそうですが、やはり当時と変わらぬ歌声を今でも聞かせてくれるというのは、何にも増して嬉しいことですよね。
そしてゴーゴーズからあまり売れなかったアルバムの曲まで、本当にオールタイムなファンとしてはたまらない選曲で。私は雰囲気のある曲がわりと当時から好きだったので、「サマーレイン」はずっとお気に入りの1曲です。ヴィデオ・クリップも切なくっていいんですよね〜。
Posted by Suzu at 2010年05月16日 22:11
Suzuさん
こんばんは!
本当にそうですよね。
一番大好きなダイアナがさすがに年齢的にもきついかなーってかんじの映像を見ることが多いので、こうしてまだまだ瑞々しい歌声を聞かせてくれる人がいるとうれしく思います。そしてその貴重さが実感できるというか。
「サマーレイン」はとってもライブばえもするし素敵でした。あとベリンダは「Runaway Horses」のアルバムが本当にお気に入りなんだなと…実感しました。さすがに「Emotional Highway」は記憶に無かった曲で(あのアルバムもよく聞いてはいましたが)、歌詞から「Emotional Highway」ってタイトルなんだろうなとあたりをつけてメモしていたしだいです。
「Fool For Love」「We Dream The Same Thing」「Little Black Book」はいつかライブで聞ける日はくるのかな?またチャンスがあればぜったい行きたいです。

Posted by Alex at 2010年05月16日 23:17
20年前、私は高校生で彼女のことは知らなかったです(恐らく)。その後、「Runaway Horses」を知って以来、好きな女性ボーカリストなんです。疾走感というか、少し鼓動が速くなって息があがるような、瑞々しい気持ちを思い出します。

Alexさんが再び更新を始めてくださって、ホッとしています。フィギュア以外の記事も楽しみに読んでいますよ!
Posted by ロージー at 2010年05月18日 13:51
ロージーさん
こんばんは!
お返事送れて申し訳ありません。
今回1曲目だった、「Runaway Horses」、おっしゃるような勢いがあって、オープニングにぴったりでした。iPhoneにもしっかり入れて、いつでも聞けるようにしています。落ち込んだ時や背中に後押しがいるときに聞くのにぴったりです!
Posted by Alex at 2010年05月22日 03:37
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