2006年03月14日

村主章枝選手のフリーを振り返る -カルガリー/バンクーバーへの期待-

「光と陰」
 フリーのテーマが「光と陰」だった村主章枝選手ですが、4位という立派な成績だったにもかかわらず、荒川静香選手の金メダルの偉業の前にすっかり「陰」になってしまった感は否めません。フリーではスルツカヤ選手やコーエン選手が大きなミスがあったり不調が目に見えたのと比べて、ひとつジャンプがダブルになったものの目に見えてわかるミスはそれだけ、全体としては村主選手のベストに近いパフォーマンスが発揮できたのに、評価が伸びなかったという印象が強くあって、村主選手や村主選手のファンにとっても「割り切れない思い」が残ってしまったのではないでしょうか。
 村主選手の言葉を借りれば「魔法をかけられてしまった」ということでしょう。そして村主選手は「この魔法はオリンピックでしか解けない」という言葉でバンクーバーでの雪辱を誓いました。その言葉に彼女の強い「悔しさ」を感じたのは私だけでしょうか。
 今回のトリノオリンピックでは、自分の力を出し切ったことで満足する日本代表選手が多い中で、出し切ったけれどやはり勝負へのこだわり、負けたことの悔しさをにじませた村主選手は異色な存在かもしれませんが、そこが「まじめな」村主選手らしさであり、多くのファンの心をつかんで離さないところではないでしょう。メディアでは村主ワールドとか女優のような表現力とかという表面的な部分ばかりをやたらと強調しているのが歯がゆいのですが、彼女のコアなファンは彼女のスケートへの愛情とひたむきに努力する姿、毎回毎回の試合で少しでもレベルアップしたスケートを滑ろうとする見ててせつなくなるほどの生真面目さこそが、村主選手の最大の魅力なんではないかとあらためて思いました。
 だからそれが金メダルなのか表彰台なのかは私にはわかりませんが、村主選手本人が納得できる順位をあげたかったと演技をビデオ等で見返すたびに思うのです。
プロトコルを見ながら振り返る村主選手フリー
 なかなか冷静になって振り返ることができなかった村主選手のトリノオリンピックのフリー演技ですがプロトコルを見ながらまずはひとつひとつの技術をチェックしながらなるべく冷静に振り返ってみたいと思います。
 ここから先は自分でもかなりマニアックなこと書いてしまうつもりですので興味ある方だけ読めるように追記形式にしました。
 あくまでも個人の意見であって、ちゃんとトレーニングを受けたジャッジなどによってオーソライズされたものではないということをご理解いただいて広い気持ちで読んでいただければ幸いです…あと、私の疑問点などにもアドバイスやご意見いただけるのは大歓迎ですのでよろしくお願いします。くれぐれも「こいつの書くことはいちいち癇に障る、むかつく」という方は読み進めないようくれぐれもお願いします。プロトコールはこちら
3ルッツ2トウループ コンビネーションジャンプ
 スタート25秒で成功させた最初のジャンプ。3ルッツからのコンビネーションは女子シングル定番。大変早いスピードから減速することなく踏み切ることができるトリプルルッツは村主選手の武器で、安定した着地からダブルトウループにつなげました。基礎点は7.3点。しかしできばえに対する評価は12人のジャッジのうち僅かにひとりが+1点、無作為抽出の上に上下カットされますので結果的に加点は0点。ショートプログラムではほぼ同じような素晴らしいジャンプで4人のジャッジから+1の評価を得て0.29点の加点得ていたのでフリーのジャッジは厳しいといえます。村主選手の場合、ルッツの踏み切り時のエッジがややあいまいであることは指摘されていますが、減点するほどのものではないですし、安定感や高さ、スピードなどはもっと評価されるべきだったのではないでしょうか。全日本ではこのコンビネーションで0.4点の加点、NHK杯では0.6点の加点を得ているだけに納得しがたいところです。
 あえて理由を探してみると、フィギュアスケートはジャッジは相変わらず加点するのが苦手。長い間、減点する採点を行なっていたので、瑕疵を見つけ出して減点するのは得意なのですが、いいものに対してプラス評価をすることには迷いが新採点を導入してから3シーズンたっても相変わらずあるようんです。オリンピック女子フリー24名の演技でジャンプの要素で12人のジャッジが+2を出したトータルの回数はわずか4回。オリンピックにでてくるほどの選手達が+3から-3までの7段階評価で+2が4回しか出せないってどんな採点方法なんだろうと疑問が残ります。それに加えて、直前の荒川選手が3ルッツからより難しい2ループのコンビネーションを成功させていること。荒川選手のルッツのエッジは大変クリーンなアウトエッジですし、より難しいループへのコンビネーションを成功させていて、加点したジャッジは+2が1人、+1が4人とこれまた厳しいものだったので、比較したときに村主選手に加点できなくなってしまったのでしょう。しかし荒川選手の3ルッツ2ループのコンボに加点しなかった7人のジャッジはどんなときに加点するんでしょうね?SPでは普段はループをセカンドジャンプにつける荒川選手やスルツカヤ選手がループでなく安全策のトウループに変更してたので、それと比較して村主選手にも加点しやすかったというのはあるでしょうが、本来、そういったジャンプの難度の面は基礎点で差が付いているわけですから、できばえの加点はあくまでもジャンプの完成度だけで加点/減点をすべきだと思いますが、難しい組み合わせ、たとえば3回転と3回転のコンビネーションを成功させても基礎点は単に二つのジャンプの基礎点を積み上げるだけで特別なボーナスがない現在のルールの不備をジャッジが運用でカバーしてるという矛盾した側面が見えてきます。コンビネーションンジャンプの基礎点の設定については早急に改善して欲しいですね。
3フリップ ジャンプ
 村主選手の一番の武器、得意技がこのトリプルフリップジャンプではないかと思います。村主選手が最初全日本に登場したときから、難度の高いトリプルフリップとトリプルルッツに安定感があるというのが売りでしたし、とくにフリップは踏み切りエッジが正確でスピード、高さに申し分がありません。また村主選手はリレハンメルオリンピックぐらいから増えてきたモホークターンで入るフリップ(荒川選手のパターン)ではなくオーソドックスなスリーターンから入るフリップ(村主選手スルツカヤ選手コーエン選手のパターン)なのもいいですね。やはり同じ方向転換でも僅かな差ですが両足を踏みかえるモホークより片足だけで方向を変えるスリーターンのほうがよりスケート的な美しさがありますし、バランスも両足より片足のほうが難しいですね。フリーでは基礎点5.5の上に10人のジャッジから加点1点をもらい、合計でも丁度1.0点の加点を得ています。
 ジャッジがジャンプの加点に厳しいという話を上の項目で書きましたが、無作為抽出上下カット後の最終的な加点で1.0以上の加点をフリーでとったジャンプは24名の選手でこれを含めて4つのみ。メダルを取った3人はジャンプでは1.0点を超える加点はひとつも取れていないので立派です。村主さん以外ではロシェ選手のトリプルフリップ、マイスナー選手のダブルアクセル、そしてコストナー選手の3フリップ2トウループコンビネーションでいずれも1.0点の加点を取っています。特筆すべきは難度の低いダブルアクセルで1.0点の加点を取ったマイスナー選手のダブルアクセルでしょう。こういう統計からぜひ日本の連盟やコーチ/選手もジャンプでの加点の取り方を研究してほしいですね。マイスナー選手のように特に質が際立っているというわけじゃなくても見せ方によって大きな加点が取れるのですから。
3サルコウ ジャンプ
 フリーの演技の中でファンが一番不安になって息を止めて見守ったであろうジャンプがこのトリプルサルコウ。トリプルの中ではトウループとともに難度が低いとされていますが、村主選手は昔からフリーレッグ(滑ってないほうの足)のトウを氷に突いて跳び上がるトウジャンプより、サルコウやループといったフリーレッグのトウを突かずに片足のエッジだけを使って跳び上がるエッジジャンプを苦手としていることはファンの間ではあまりにも有名。新ルールになってジャンプの制限ができたために5種類7回のトリプルがそれまで上位に行くためには必須だったのが、5種類持っていても3回転3回転を入れなければ5種類6回しか理論上入れられず、難度の高いフリップやルッツが得意な村主選手はそれらのジャンプに絞って4種類6回にすることでアドバンテージすら得られるようになったため、苦手のエッジジャンプのトリプルをサルコウがループのどちらかに絞ることができるようになりました。ですからこの1箇所がファンにとっては一番、応援して力が入るところ。全日本選手権など国内の大会では村主選手のジャンプの中で決まると一番の歓声がサルコウであがるのはそういったことを知っているファンが多いからでしょう。このフリーではすっぽ抜けたりせずにふわっと上に舞い上がり、見事に回転不足無くクリーンな3回転を決めてくれました。テレビのまえで「うー」と声を漏らしたのは私だけじゃないはず。さすがに加点は取れませんでしたが減点もなく基礎点4.6点の+0.0点。この段階で村主選手が好調であることを確認できました。
コンビネーションスピン
 最初のパートを音楽の盛り上がりとともに締めくくるのはコンビネーションスピン。回転中に回転している軸足をチェンジするコンビネーションスピンはフリーの中で1回は入れなければなりませんが、村主選手と荒川選手はプログラムの4つのスピンのうちふたつをコンビネーションスピンにして高得点を狙っていってます。
 村主選手の最初のコンビネーションスピンは左足キャメル(左足バックイン)/(チェンジエッジ)/キャメル(左足フォアアウト)/シット(左足バックイン)/シット変形(左足バックイン)/レイバック(左足バックイン)/(チェンジフット)/シット(右足バックアウト)/(チェンジエッジ)/シット変形(右足フォアイン)/変形キャメル(右足バックアウト)/(チェンジフット)/スタンド(左足バックイン)という構成。
ポジション変化は3度以上ありますし、左右でのチェンジエッジ、難しい変形2つと要件を満たしてレベル4で基礎点3.5ただし、加点は0点。メダルを取った上位3人がコンビネーションスピンで加点をもらってるのと比べて差がついてしまいました。最初のキャメルスピンへ入るとき軸足が一瞬曲がる点、レイバックスピンで回転速度が上がるときに軸がずれていった点、レベルを上げるための変形キャメルはポジションがあまり美しくないく回転速度も落ちてしまったところなどむしろ減点されなかったらよしとしなくてはならないできで、レベル取るのに精一杯といった村主選手の苦しい事情が見えます。せっかく2回足替えをしているので、それを加点につながるような攻撃的な構成につなげればもっと楽にレベルが取れてゆとりがでると思うのですが。2つ目のコンボスピンでそのあたりを書くことにします。
フライングキャメルスピン
 荒川選手や安藤選手がシーズン中にプログラムや入れている要素をいろいろと変更しながら得点アップを模索していたのに対して、村主選手はほとんどプログラムはシーズン当初のプランから大枠で変更せずに滑り込んできました。大きく変更したのはこの2番目のスピンとステップになります。
 先シーズンまで女子はフリーでレイバックスピンが必須でしたが今は女子フリーでも男子と同様にポジションを変更しないスピンがひとつ必須になっているだけでレイバックはしなくてもよくなりました。しかし、ルールは変っても女子ではスルツカヤ選手やコーエン選手などほとんどの選手がレイバックスピンでこの必須要素を満たしています。荒川選手はドーナツスピンを入れたキャメルスピンでこの必須要素をこなしています。
 村主選手もシーズン当初のスケートカナダではレイバックスピンを行なっていましたが、NHK杯からフライングキャメルに変更しました。これはけっこう裏を考えれば考えるほどおもしろくて、スルツカヤ選手やコーエン選手などレイバックスピンでレベル4が確実に取れる選手と違って、村主選手にはレイバックで難しい変形スピンがないのでレベル4を取るのは難しくレベル3までしか計算できません。またスケートカナダで加点が0点だったように大きな加点は望めません。そこでレイバックをあきらめてフライングキャメルにこの必須要素を変更してきました。別にジャンプスピンを一つはいれないといけないというフリーの必須要素は以前から得意のデスドロップで満たしてきたわけですが、このポジション変更なしのスピンもジャンプスピンでOKというのは、気づいてる選手/コーチが少ないせいか女子ではあまりみかけません。ジャンプスピンのほうがレイバックや普通のキャメルスピンのほうが同じレベルでも点数が高く設定されるという点に目をつけての変更です。
レイバックスピン/キャメルスピン
Lv1 1.2点 Lv2 1.5点 Lv3 1.8点 Lv4点 2.4点

フライングキャメルスピン
Lv1 1.7点 Lv2 2.0点 Lv3 2.3点 Lv4点 3.0点

 一目瞭然ですがレベル3のレイバックよりレベル2のフライングキャメルの方が点数が高い。新ルールを研究しつくした変更だといえます。しかも村主選手のすごいところは全日本選手権まではエッジチェンジをいれたフライングキャメルでレベル2だったのをオリンピックの本番では初めてドーナツスピンを取り入れてレベル3まで上げてるつまりレイバックスピンのままで放置したままに比べて0.5点も基礎点を上げたことになります。一部のマスコミ報道でご存知の方も多いですが、お正月のトリノでの日本チームの合宿でどうしてもドーナツスピンのこつがつかめなかった村主選手が、ライバルである荒川選手に教えを請い、アドバイスをもらったとのこと。ライバル選手に教えてもらうというのはやはり「プライド」「確執」などを考えると難しいとは思いますが、そういった村主選手の熱意と努力で完成したスピンということで、実はこのオリンピックの村主選手の演技の見せ場のひとつだったんです。
 と偉い人ぶって書いていますが、必死で見ていたせいか、生放送のときにはそのことにまったく気づかなかったんです。直後の衛星中継を使った佐野稔氏のインタビューで「ドーナツスピンやったね」みたいなインタビューがあって気づいたんですよ実は。でビデオを見返して感動しました。こつこつ努力して少しでも前進しようとする村主選手らしさがでた技でした。
 もっと深読みすると、プランを立てた段階でもフライングスピンで得点が高くなることは分かってたはず、そこをあえてレイバックで構成してたのは、レイバックスピンでレベル4を狙ってたのではないでしょうか。フライングキャメルでさらにレベル4を狙うにはさらにもう一つ難しい変形を入れて入り方をバタフライなどの難しい入り方にしなければならず、これはあまりにもハードルが高い。レイバックスピンならあとはビールマンかキャッチフットなどの難しい変形ポジションがひとつあればレベル4が取れる。これらのことを考えると、村主選手はドーナツとともにこのオフシーズンはビールマン(もしくは難しいキャッチフットのレイバック)スピンを練習していたのではないでしょうか?怪我のためにそれを断念したのではないかと推測します。
 それがAプランだとすると、Bプランではありますが基礎点2.3点、加点0.21点合計2.51点はスケートカナダでは怪我の影響でレベル2にしか判定されなかったレイバックスピンの1.7点から0.81点も伸ばす結果になって立派です。
3ルッツ ジャンプ
 ここからは後半になりますのでジャンプの基礎点が1.1倍されます。トリプルの中ではアクセルの次に難度が高いルッツジャンプを2回入れる構成は高得点を狙う選手にとっては当然の作戦ですが、これをしっかり2回成功させたのはさすがです。スピードや回転、高さどれも充分なはずですが、12人中ひとりが+1、ふたりが-1をつけて最終的に-0.14とマイナス評価になったのは解せません。たしかに踏み切りエッジに不明確さのある選手ですが、テレビで映った角度では大きく減点するほどではないと思いました。ジャッジがチェックしたモニターでは違って見えたのでしょうか。
 不明確なエッジでのルッツやフリップは減点する傾向にあるのはこのオリンピックのSPから顕著ですので、浅田姉妹を筆頭に澤田選手、北村選手などルッツのエッジに問題のある選手は今後シビアに減点されていくかもしれませんね。
2フリップ2トウループ コンビネーションジャンプ
 唯一大きなミスといえるのはここ。トリプルフリップダブルトウループの予定がダブルフリップダブルトウループになってしまい基礎点7.5点取れるところが3.3点と加点は別にしても4.2点損をしました。ここが決まっていればフリーだけなら2位までいけてたので、やはり悔やみどころですかね?総合で表彰台に立つには6.21点必要だったのでここのミスだけが理由ではないと、演技直後は冷静にこのミスひとつに押さえてたのは逆にすごいんだと納得させていましたが、繰り返し見てるうちに得意なジャンプなだけにもったいないと思いました。トリプルルッツとトリプルフリップの2つを2度づつ入れる攻撃的なジャンプ構成をやっていたのは村主選手、サラ・マイヤー選手、エレナ・リアシェンコ選手の3人でいずれもルッツフリップのいずれかでミスがでてしまって、攻撃的な構成を得点には結び付けられませんでした。今後若い選手はどんどん3回転3回転を入れてくると思いますので、村主選手が4年後までトップ争いをしたいのであれば、新しいジャンプ構成を考えていかなければならないかもしれません。
スパイラルステップシークエンス
 これは目に見えないところですが、今回のオリンピックで村主選手にとって誤算だったのがこのスパイラルステップシークエンス。NHK杯や全日本選手権ではレベル4が取れていたのにまったく同じ構成でショートでレベル3、フリーでもレベル3しか取れませんでした。これは基礎点で0.3点差がでるだけでなく、ステップの場合レベル3とレベル4では加点の係数が違う上、メダリスト達がスパイラルシークエンスを見せ場&得点源にしていたので思わぬ差がここで開いてしまいました。確かにフリーでは最後のバックインのY字のスパイラルが3秒には足りなかったのでレベル3にされるのもややむおえないなかもしれませんが、ショートの方はどのスパイラルも完全に3秒行なっていたので、同じことをやってNHK杯や全日本と同じレベルが取れなかったのは遺憾です。考えられることは次の3つ。
・キャッチフットスパイラルが足の高さが充分でないので難しいポジションとして認められない。
・Y字のスプリットの角度が不十分。
・チェンジエッジのときに同時にポジションも変更してるので、それがエッジチェンジのアシストとして判断されてしまった。
 いずれにしてもレベルの高い選手がオリンピックで揃ってしまったためにそれまでは充分とされてたポジションなども比較した場合に認められなかったといったところでしょうか。荒川選手やコーエン選手のY字やビールマンポジションの直後だったことも大きく影響したものと思われます。フリーはレベル3基礎点3.1点加点0.14点の3.24点でしたが、全日本ではここで4.4点、NHK杯でも4.20点取っているので1点は損をしたことになります。
3トウループ
 トリプルトウループそのものはトリプルジャンプの中で難易度が低いですが、スパイラルシークエンスから比較的短い準備で入るジャンプなので、全日本の解説では、後半の体力がきついところでもあり、練習でもっとも苦労していたジャンプのようです。スパイラルの最後のY字が3秒足りずに短くなったのは一つ前のジャンプのフリップがダブルになったことで、このトウループは必ず成功させなくてはという焦りが影響したのかなとも思いました。なんとか成功しましたが充分なランディングとは言えず、解説の佐藤有香さんは「ダウングレードされる可能性」を指摘されていましたがトリプルで認定されて基礎点が4.4点でできばえでー0.71の減点、合計3.69点でした。
2アクセル2トウループ コンビネーション
 見かけ上はダブルトウループのランディングでつまったかんじになって基礎点5.1点から0.4点減点されていだけに見えていますが本来はここはさらにダブルループを追加して3連続ジャンプになったところなんです。残念ながら今シーズンは一度も3連続にできなかった場所で、この終盤でを3連続ジャンプを予定したのだけは作戦ミスではないかと思います。もともとダブルアクセルを得意にしてませんからコンビネーションを後に2個つけるだけの十分な態勢でのランディングが保証されていませんし、たしかに後半に3連続を持ってくるのは作戦の上で1.1倍の基礎点になるなど得点を取ることになりますが、前半の体力のあるうちに成功して着実に点数を稼いだほうがよかったと思います。SPの遅れを取り戻し、逆転で表彰台に立つためには2日目のフリップをきっちりトリプルで成功させるだけでなく3連続をどこかで成功させることの両方が必要だったと思います。ダブルフリップの場所以上にこの最後のジャンプまでで3連続が入らなかったとき、私は生放送で見ててメダル厳しいかもと思いました。
デスドロップスピン
 フライングキャメルに入る跳び方でシットスピンで回転するデスドロップ。これは入り方が難しくレベルを上げる要件になります。シットの状態で体をひねる難しい変形をいれて、さらにチェンジエッジ、最後にパンケーキスピンやキャノンボールスピンと呼ばれるフリーレッグを折りたたんで丸くなってまわるスピンでこれも難しい変形とレベル4が取れるプランでは構成したスピンなんですがこれはレベル3の認定。これは体をひねった変形が充分と認められなかったかエッジチェンジしてインでまわった回転数が不足したとされたかどちらか、もしくわ厳しいコーラーなら両方ともNGかもしれませんね。レベルを高くするためにはいろいろやらないといけない。そのスピンだけを練習でやればもっと回転数が早いスピンができて、予定した曲の長さに間に合うかもしれないけれど、演技の中でやるとなにかしら回転速度が落ちる要素があってスピードが上がらずに曲に追われて未消化のものしかできなくなるのかもしれません。パンケーキスピンは今シーズンから村主選手は演技でいれるようになしましたしレベル4を取るための努力は伺えるところです。例のNHKの特集ではまるで荒川選手だけが新採点に苦しめられていろいろ改善してるような錯覚に陥りますが、どの選手も新採点にフィットさせてよりレベルを上げるために改善を積み重ねてるんですよね・・・ね。体をひねるシットは認定/非認定が非常に微妙でコーラーによっても変ってくるでしょうから、もっと質を上げていくか、思い切ってドラスティックに荒川選手が全日本選手権でやった足をクロスするシットとか判断に困らないものに挑戦するのも手ですね。身体能力的に向き不向きがあるのかもしれませんが、クリスティー・ヤマグチなどもやってましたし、村主選手にもできそうな気がします(逆にオリンピックでは出さなかったバリエーションのスピンをを荒川選手がまだまだ持ってるところがすごいですね)。もともとデスドロップの質の高さは村主選手は評価されていますし、そういった細かい努力が認められてか加点が0.14点基礎点2.30点とあわせて2.44点。レベル4にすれば3.0点になりますが、オリンピック女子フリーでフライングスピンがレベル4が認定されたのは荒川選手、スルツカヤ選手、ロシェ選手、マイスナー選手の4人だけでした。
ストレートラインステップ
 シーズン当初はサーキュラーステップでしたがスケートカナダのあとにストレートラインステップに変更しています。
 オリンピックのフリーではここも誤算だったかもしれません。ショートプログラム終了時には「ちょっと難しければ全部レベル3」(こちら)だったショートに対してフリーではステップの認定がかなりシビアでした。女子24人のうちステップシークエンスでレベル3は荒川静香選手とカロリーナ・コストナー選手のふたりだけ。逆にレベル1はポイキヨ選手と安藤選手のふたりだけ。ほかの20人レベル2。ショートプログラムでは村主選手を含む8人がレベル3をステップシークエンスで認定されていましたから、判定が厳しくなったのか、フリーでいろいろやらなければならない分、ステップでの集中力が落ちたのかわかりませんが、ステップのレベルはショートとフリーで大幅に分布が変りました。基礎点2.3点で加点が0.9点の2.59点。もしショートと同じ評価だったら3.61点取れていたところなのでここでも1点取れてないことになります。但し、今シーズン、レベル3取れたのは全日本だけで、スケートカナダ、NHK杯と国際大会ではレベル1でした。ステップは実施したステップやターンの内容だけでなく客観的には評価できない「上体をほどほどほどに使えている」とか「ステップからターンへ素早く移っている」とかいう項目がレベル認定に入ってるので難しいですが、直前に滑った荒川選手に比べるとエッジが浅く不明確なところがあるかなと思います。特に荒川選手が綺麗なブラケットやチョクトーをアイスダンサーのような明確なエッジで踏んでいくのに比べて村主選手は切れとスピードはあるけど明確さ/見せ方に問題があるように感じました。
コンビネーションスピン
 2つ目のコンビネーションスピンですがこちらは最初のコンビネーションスピンに比べてキャッチフットのキャメルが省略されていてそのかわにに、村主選手の代名詞ともいえる超高速のバックスクラッチスピンが最後の最後に入っています。両方の足でのシットスピンで変形を入れていますが両方難しいポジションに認められていればレベル4の構成になります。全日本では認められたようでレベル4でしたが、今回はどうもバックサイドの足でのシットは認められなかったようですね。
 恩田選手が新採点対策でやっているヘッドレスピンなども村主選手ならできそうですが、見せ場のバックスクラッチスピンと両方をひとつのコンビネーションスピンで共存させるのは構成上難しいです。
 今の村主選手ができるポジションを生かすなら左足のキャメル(チェンジエッジ)→左足のシット(変形)→右足のキャメル(ドーナツ/チェンジエッジ)→右足シット→バックスクラッチで確実にレベル4はとれますが足かえでシットからキャメルへ移行するのがポイントですね。荒川選手が右足からでも左足からでも足かえを含めたシットからキャメルへの移行ができるのでいろいろなバリエーションを組めるというのがあるんですよね。難しいポジション2つを入れなくてもバックから入るのスピン(村主選手の場合は右足が軸足)ができればいいのですが、コンビーションスピンをまわりきるだけの回転スピードをバックから入るスピン、できればコンビネーションスピンの構成上キャメルで入るのが理想ですがそれでそれだけの力を得るのはかなり高度な技術なようです。荒川選手やプルシェンコ選手がやってますので、村主選手も挑戦して欲しいですね。村主選手のトピックで書くのもなんですが、スピンに関しては難しいポジションだけでなくいろいろな入り方やフライングの種類の豊富さ、フットチェンジの種類の多彩さなど、新採点が始まる前までのおざなりなスピンしかしなかった選手とは思えないぐらい、荒川選手の多彩なテクニックには驚かされるばかりです。
 村主選手のオリンピックのフリーではラストのコンビネーションスピンのレベルは3でしたが加点が0.5点取れたので、最初のレベル4のコンビネーションスピンより結果的に得点が高く4.0点を取れています。ここがレベルさえ高ければいいわけじゃない新採点の難しいところですね。
PCS
 ある程度、内容が分析できる技術点とともに、芸術性などを評価する5コンポーネンツが上位の3人とはっきりと差をつけられたのも痛いですね。オリンピックが始まるまでにNHKでフリーは1位でしたが、怪我の影響で本来の滑りには程遠く今シーズンは国際大会では6点台しか出せてなかったことも影響して、SP、フリーといい演技をしてフリーでは点数を伸ばしてきましたが7点後半を並べることはできませんでした。シンクロナイズドスイミングなどでも言われますが、やはり採点種目は国際大会でひとつひとつ実績を積み重ねることが大事ですから、怪我で出遅れた分を取り返すことができなかったということになるでしょうか。
 スケーティングスキルやコレオグラフィーの面で素人の私が見ても改善できる場所があるのですが、村主選手の場合、フリップ、ルッツがそれぞれ2回づつ入る構成なのですが、これらは難度が高くて技術点が取れるのですがジャンプを跳ぶ前が直線的なスケーティングになってしまいます。また難度の高いジャンプはどうしてもジャンプの準備動作の部分が長くなってしまいますから、直線的な滑りかつ、なにもスケートの技術が入ってないところが多くなってしまってるのです。メダリスト達はフリップとルッツは合わせて3回、ほかはカーブを使って跳ぶジャンプになってます。スケートというのはなるべく深いエッジでカーブを描きながら滑るテクニックをつなぎ合わせて滑り、フラットに近い直線的な動きができるだけないのが理想ですから、スケーティングスキル(SS)、トランジッション(TR)、コレオグラフィー(CH)などはこのジャンプ構成の制約による直線的な動きの多さが原因で押さえられていると思います。たとえばフリップジャンプのうち一度を昔のマリニナ選手のようにカーブを綺麗に使ってサルコウのように入る跳び方にするだけでかなり全体の構成がよくなるのではないでしょうか。
 そしてこれは異論がある方もいらっしゃるかもしれませんが、今回のフリーは「光と陰」というテーマだそうですが、言葉にしなければ伝わらないテーマをテーマにするべきじゃないと思うんです。村主章枝選手のラフマニノフのフリーを見た人のうちこのテーマを知らないで、「あ!これは光と陰だ!」と気づけたひとはどれぐらいいたでしょうか。抽象的なものを表現するのがすべて悪いとは言いませんし、みながみなストーリーのある音楽で滑れと言っているのではありません。私は申し訳ないですが、今回のラフマニノフで「光と陰」は表現しきれてなかったと思います。3部構成でイントロ/静寂/力強さと大雑把にかけばそういう構成だったと思いますが、特に最後の力強さの部分は音楽に負けていたと思います。高橋選手のラフマニノフを見たから言うわけではないですが、村主選手が持っている持ち味とこの曲とはもともと合わなかったのではないでしょうか。そんなところから私は「光と陰」を村主選手の今回のフリーから最後まで感じることはできませんでした。特にオリンピックと言うイベント的な色彩が強い大会は「分かりやすさ」も観客を盛り上げ、得点を後押しするには必要だったのではないかと思います。
カルガリー世界選手権で期待すること
 バンクーバーオリンピックへ向けて新しいスタートとなるカルガリー世界選手権がもうすぐはじまります。荒川選手、スルツカヤ選手は棄権しますが、アメリカのコーエン選手、カナダのロシェ選手にとってはホームグラウンドのアドバンテージがあり、村主選手にとってオリンピック以上に厳しい戦いになることが予想されます。周囲はメダルは当然、コーエンとともに世界チャンピオン候補といったプレッシャーもあるかもしれません。まずは、オリンピックのように落ち着いて普段の演技を期待したいです。シーズンを通してできたことはできるし、できないことはできないのが世界選手権だと思います。特別なことはしようとせずに、まずは今の村主章枝選手の力を発揮して、できれば台に載ってほしい。今シーズンでてきた課題はこのオフにまた村主選手らしい努力でひとつひとつつぶしていってくれるんではないでしょうか。

さらにあとがき
 最初はオリンピック終ったあとにさくっと見た感想書く、ぐらいの気持ちでしたが、あれもこれも書きたくなってここまでの長文になり時間もかかってしまいました。ずっとスケート見てらっしゃる方なら4分間の演技の中でこれと同じぐらいいろいろなことを考えながらご覧になってたんじゃないかと思いますので、内容はともかくこれぐらいいろいろ書きたくなってしまうことはご理解いただけるのではないでしょうか。オリンピック終って、女子のフリーの内容についてなにも書かないなと物足りないなと感じていた方も多いではないかと思いますが、上位4人の選手については書き出すととんでもないことになることが分かっていたので書けなかったのです。

関連記事
@niftySports@niftyフィギュアスケート特集
「女子シングル終了 村主章枝――4年後へ 」

Excited & Delighted!!
- Skate Blogトリノ五輪フィギュア女子−明暗をわけたもの -

関連リンク
トリノオリンピック 荒川静香選手のフリー演技を振り返る
トリノオリンピック サーシャ・コーエン選手のフリーを振り返る
村主が胃腸炎でショー欠場 世界選手権は出場の意向
最高のパフォーマンスを最高の舞台で発揮した村主章枝選手
やっぱりオリンピックは最高峰の試合 女子シングルSP感想&得点分析
トリノオリンピック 女子ショートプログラム 滑走順と注目選手紹介
トリノオリンピック 女子滑走順決まる
村主章枝選手が新しいコスチュームで本番へ
女子フィギュア テレビ平均視聴率は33.7% 関西では低かっ理由
フィギュアスケート オリンピック代表テレビジャック4 特ダネ!
フィギュアスケート オリンピック代表テレビジャック3 みのもんたの朝ズバッ!
フィギュアスケート オリンピック代表テレビジャック2 NHKおはよう日本
フィギュアスケート オリンピック代表テレビジャック1 めざましテレビ
全日本選手権 女子シングル おそろしい選手達
金メダルへのこだわり?おしゃれ? 中野ゆかり選手 村主章枝選手 
この記事へのコメント
はじめまして。
いつもは読むだけなんですが、村主さんのフリーについての詳しい分析が嬉しかったので
書き込みさせていただきます。
オリンピックが終わって、荒川選手の金メダルはもちろん感動したのですが
それとは別に、ずっとずっと村主選手の得点のことが気になっていたのです。(特にPCS)
そういう見方ができるのか、とちょっとすっきりしました。
これで新たな気持ちで村主さんを応援していけそうです。
Posted by まうるー at 2006年03月14日 23:14
ただただ感嘆するのみ、大変な力作に感謝いたします。
ステップのスケールが荒川選手に比べて小さい、とか
スケーティングがちょっとバタバタしている、
ぐらいの感想は持っていたのですが
実に明確に分析していただき腑に落ちました。
メダリスト3人の分析も期待して待っております。
Posted by Kei at 2006年03月14日 23:19
 うまく言えないのですが、全日本選手権に比べて身体の切れが悪かったように思いませんか?ビデオを比べてみると、どうしてもそう思えてしまうのです。
 とにもかくにも世界選手権、頑張ってほしいですね。(今度はソコロワも雪辱してくるでしょうし、またタフな試合になるとは思いますが)
Posted by shunss at 2006年03月15日 00:02
すばらしい分析ですね!じっくり読んでしまいました。ありがとうございます(^^)
確かに精彩を欠いた部分はあったものの、村主選手の得点は本当に残念で・・・こちらのサイトも含め、皆さんどのように考えているのか、FS後しばらくはいろいろと見ていたのですが、やっぱり、荒川選手の影に隠れちゃってますね(^^;
いままでの努力を知った上でFS後のうるうるしたインタビューをみるたび、今でももらいうるうるしてます(^^;
世界選手権では、ぜひ銀メダル以上をとってもらいたいです!
あと、やっぱり演技後は内容にかかわらず笑顔にして欲しいですね・・・外国の人には伝わらないような気もしますし・・・(^^;
Posted by Dota at 2006年03月15日 00:09
はじめまして。ちょくちょくのぞかせていただいています。
私は村主ファンなのですが、オリンピックでは(フリーに関して)全日本よりはるかに生彩を欠く演技に見えました。色々と修正をしていたことは分かったのですが…
彼女が故障したのは右股関節だったので、どうしてもその影響が強く出たのだという意識はあったけれど、スピンに影響があったみたいです。このエントリを読ませていただいてしみじみ感じました。でもきっと、来シーズンには修正を重ねてくれるのではないかと思います。彼女が競技を続ける限り、私も応援しつづけたいと思っています。

オフィシャルファンサイトのBBSに村主選手は自分でメッセージを書き込んで「悔しかった」「足りなかった」と言っていました。まだまだ世界選手権では修正の跡が見られるような気もします。あえていえば、昨年のSP/FPのほうがもしかしたらオリンピック向きだったかも…
カルメンなんかほんとうに分かりやすかったですから。
また見に来ます。ながながとすみませんでした。
Posted by みけ at 2006年03月15日 01:28
だから何?って感じ。
これを書いたからって、特に意味あんの?

他の人に、自分の意見に対する同意を
求めているのなら、全くのnothing!

はっきり言ってつまんなかった。
これも一つの意見ね。

Posted by What? at 2006年03月15日 02:31
追伸

自分がテーマが伝わってこなかったからって
他の人も全部同じだと思わないでね。

それって単純にあなたの感受性が低いだけの事。
これってすごく大事だからきちんと理解してね。
Posted by What? at 2006年03月15日 02:42
はじめまして。
いつも読ませていただいてます。
丁寧に丁寧に書かれたあの4分間のこと。
私にはすごく「意味がありました」。
まぁ、いろんなひとがいますが、お気になさらず。
ありがとうございました。
Posted by kei at 2006年03月15日 03:11
管理人さん、鋭い指摘勉強になりました。
最初に管理人さんのことわりが入っているにも関わらず、レスの感情的なコメントには子供ぽっさを感じます。新採点の目から
きちんとコメントを出来るのは素晴らしいですね。私も他の選手のコメントを時間が
あったらお願いします。

Posted by sin at 2006年03月15日 05:18
はじめまして
フィギュアスケートの細かい面まで
カバーしてブログに書かれている人は
とても少ないので、とてもありがたく
みております。
フィギュアを実際やっていらっしゃった方って少ないですし。
Posted by nori at 2006年03月15日 06:13
詳細な分析をご開示いただき、ありがとうございました。おけげさまで、私の疑問のかなりの部分を整理することができました。
なお、最後の直線ステップは、足にきているところを必死にこらえて滑っているように私には見え、一層感情移入してしまいました。実際、どうだったのでしょうね。
Posted by 玉作 at 2006年03月15日 07:16
 お恥ずかしいことにジャンプの種類すら区別できない私には、全部は理解できなかったのですが、今回の五輪の採点事情、興味深く拝読いたしました。
 実は私も「光と陰」がピンと来なかった一人です。当初は「私が分かっていないからかな?」とも思っていたので、ちょっぴり腑に落ちました。
 ソルトレイクの「月光」のときは、村主さんの祈りの気持がジーンと伝わってきましたし、今回もSPはすっかり魅せられてしまいました。見る側の好みもあるのでしょうが、その選手にぴったりの曲というのもあるのでしょうね。
Posted by シロートファン at 2006年03月15日 09:25
興味深く読ませていただきました。

フリーの音楽、高橋選手とかぶっちゃったじゃないですか。
わたし自身、正直、高橋選手のラフマニノフの方が強く印象に残っていたのです。
全日本での村主選手の気迫の演技に感動して涙したのも事実なのですが、それでも、何故か印象は高橋選手の方が強かったんですよね。
今までそれがどうしてなのか、自分自身不思議でならなかったのですが、Alexさんの記事を見て、なんとなくわかった気がしました。
わたしも、きっと、Alexさんのように、彼女の掲げるテーマをあまり実感できていなく、物足りなさを感じてたのかもしれません。

世界選手権へは、今回の結果を受けて、いろいろ修正していくことと思うので、どんな演技をするか楽しみです。
Posted by のり at 2006年03月15日 10:30
じっくり時間をかけて拝読しました。
私はフィギュアの観戦暦は長いのですが、最近やっとジャンプの見分けがつくようになってきたテクニカルな面では非常に未熟なフィギュアスケートファンです。それだけに、Alexさんの記事はそんななかで冷静で、非常に参考になりました。
特定の選手に対するファンをしていると、その選手に対する批評で少なからず動揺し、ときには反発したくなる気持ちも芽生えます。今回のトリノの結果は、ファン自身の心の置き方をどこに求めるかが問われたと感じています。大好きな人のことを冷静に考えるって難しいですね。

>村主選手はドーナツとともにこのオフシーズンはビールマン(もしくは難しいキャッチフットのレイバック)スピンを練習していたのではないでしょうか?
これは私も思ってました。股関節の怪我と聞いて、多分難しいポジションを練習して無理がきちゃったのではないかと。ビールマンはできるとお得ですものね(にしても猫も杓子もビールマンでちょっと見飽きました・笑)

「光と陰」のような抽象的なものを体を使って表現する、具現化させることは芸術的要素が非常に要求され(モダンバレエはよくやりますが、それがバレエ初心者には難解だったりもしますね。)、難しいことです。多分それは村主さん自身も承知していたんじゃないかと思います。ただ、それに敢えて臨んだのは、抽象的な事象は世界共通ということがあったからではないでしょうか。だから五輪で昨シーズンのような「役」を使わなかったのではないかと思います。その試みが成功したか、失敗したかはなんとも言い難いですが(自分がテーマを知ってしまっているので客観的判断はちょっと無理ですね)、抽象的なテーマへの挑戦は続けて欲しいなと思います。昨シーズンのプログラムのような「役」がはっきりしているものも大好きですけどね。

まだ世界選手権が控えていますが、現時点での今シーズンの演技ではSPのできはトリノ五輪、FSのできは全日本が一番よいと思っています。

長文失礼しました
Posted by 槻矢 at 2006年03月15日 11:44
こんなことを書くと皆から猛反発されそうでちょっと怖いのですが、正直な気持ちなので書きますね。

オリンピックでの村主選手は、ほとんどの選手が萎縮して実力を発揮できずにいる中で、落ち着いてとても立派だったと思います。特にSPは素敵でした。

ただ演技終了後の彼女の態度や言動には少々がっかりしてしまいました。
くやしかったのはよく解ります。そのくやしさが今後のモチベーションになるのでしょう。
でもあまりにも、そのことだけに自分のことにだけ終始してしまっていたようで・・寂しいです。
スルツカヤやコーエンだってどれほど辛かったことでしょう。それでもにこやかに振舞っていましたよ。村主さんと同様健闘したのに、もうちょっとのところでメダルを逃してしまったスピードの岡崎選手や他の選手達は声をからせて応援していました。さっさと一人で日本に帰ってしまって陰にこもっているようで、あまりいい印象は受けませんでした。
村主さんがよく言っている「自分のスケートで皆を元気にしてあげたい、世界平和に貢献したい」ってどういう意味だろう?
まさにそういうことのためにオリンピックは存在すると思うのですが・・・
Posted by ルル at 2006年03月15日 11:49
こんなことを書くと皆から猛反発されそうでちょっと怖いのですが、正直な気持ちなので書きますね。

オリンピックでの村主選手は、ほとんどの選手が萎縮して実力を発揮できずにいる中で、落ち着いてとても立派だったと思います。特にSPは素敵でした。

ただ演技終了後の彼女の態度や言動には少々がっかりしてしまいました。
くやしかったのはよく解ります。そのくやしさが今後のモチベーションになるのでしょう。
でもあまりにも、そのことだけに自分のことにだけ終始してしまっていたようで・・寂しいです。
スルツカヤやコーエンだってどれほど辛かったことでしょう。それでもにこやかに振舞っていましたよ。村主さんと同様健闘したのに、もうちょっとのところでメダルを逃してしまったスピードの岡崎選手や他の選手達は声をからせて応援していました。さっさと一人で日本に帰ってしまって陰にこもっているようで、あまりいい印象は受けませんでした。
村主さんがよく言っている「自分のスケートで皆を元気にしてあげたい、世界平和に貢献したい」ってどういう意味だろう?
まさにそういうことのためにオリンピックは存在すると思うのですが・・・
Posted by ルル at 2006年03月15日 11:50
>ただ演技終了後の彼女の態度や言動には少々がっかりしてしまいました。

そんな風にしかとれないんだ。。。想像力の乏しいかわいそうな人。
さぞかしあなたは分別をわきまえた立派な方なのでしょうね。
人にそれだけの事を言えるのなら。

とりあえず猛反発してみました。
レスいくらでもどうぞ。
Posted by アンチルル at 2006年03月15日 15:08
管理人様、はじめまして。アナコンダと申します。私も村主さんに関しては、「表現力の人」とか「村主ワールド」とか、そういう単純な言葉でくくるメディアの報道の仕方ってどうかなーと思ってました。ですから、彼女の演技を細部まで分析し、自分の言葉で語ってくださったのが嬉しかったです。

でも,演技終了後の彼女に関しては,私もルルさんと同じような感想を抱きました。私も村主さんの演技は大好きです。でも
順位にこだわるなんて,これまでの村主さんらしくない,そういう勝利へのこだわりが彼女のよさを殺してしまっているような…
もちろん結果は大切ですけど,スポーツってそればかりじゃないでしょう?






Posted by アナコンダ at 2006年03月15日 15:24
――順位にこだわるなんて,これまでの村主さんらしくない――

村主選手のどれだけの事を知っていてこういう事を言うのでしょうか。
あまりにも表面的な部分しか見ていませんね。

――結果は大切ですけど,スポーツってそればかりじゃないでしょう?――

そう思うなら、もっと深い部分まで考えて見ましょう。

Posted by ニシキヘビ at 2006年03月15日 15:48
Alexさんの女子フリーの感想を待っていました。詳細に解説して下さってありがとうございました。

村主さんも彼女なりにレベル4を目指して努力されていたことがわかり、感銘を受けました。シーズン序盤の怪我はビールマンスピンのような技を無理して練習していたせいもあるのかな、と思いました。クワンの怪我もちょうど同じ場所とのことなので、新ルールがこの二人のベテランを苦しめていたのだろうかと思い、ちょっと切なくなりました。

技術的なことがわからない素人の目には、終盤にスピードが落ちて音楽と合わなくなってしまったのが残念だったな、と思っていました。スパイラルの秒数が不足してしまったのは、トウループへの意識もさることながら、始めるタイミングが予定より遅れてしまい、スパイラルにあてられる時間そのものが足りなくなってしまったせいもあると思います。3秒ルールを意識するあまり、曲調が大きく変わっているのになおもスパイラルを続けているのが不自然に見えてしまいましたよね。

「光と陰」のテーマについては、この曲に過剰な思い入れがあるせいもあって好意的に受け止めていました。オリンピックシーズンにあえてこういう難しいテーマに挑戦することを選んだのは、いかにも生真面目な村主さんらしいな、と思います。終盤に音楽と合わなくなってしまったために不完全になってしまいましたが、それでも私は村主さんらしく「光と陰」を表現できていたように感じました。

私もほかのみなさんと同じく、メダリスト3人についての解説を勝手ながら楽しみにさせていただいております。
Posted by neroli at 2006年03月15日 15:52
数多くのコメントありがとうございます。
オリンピックから日数が経ってしまっていましたので、予想以上に反響をいただき驚きました。それだけ皆様の心の村主選手のトリノでの演技が残っているのだと思います。
本文中にも書きましたが荒川静香選手の演技についてはその前後の心理状況や新採点対策の詳細に至るまでメディアで取り上げられ、演技についてもいろいろな感想などを見たり聞いたりすることができますが、村主選手については、「演技を始める前にコーエン選手や荒川選手の演技の情報を知っていたのか」とか滑り終わったときに心境とかあまり多く語られることがないじゃないですか。そんなこともあってあの演技を見てあの得点であの順位で、村主選手のファン、スケートファンの方はどんな風に心の中で「整理」「納得」させてるのかな?っていうのはすごく興味があったんです。だから私はこう考えて納得しようと努力してますが、皆様はどうですか?というスタンスです。ですからいろいろなコメントを読ませていただいてなるほどと気づかされることもあり、じっくり読ませていただきました。
皆様の熱いコメントにはぜひ時間を見つけてレスつけさせていただきますね。
全日本の演技ももっとしっかり見たくなりました。
Posted by Alex at 2006年03月15日 17:05
再び失礼します。

ルルさんがなぜあのコメントのように感じられたかの想像はできます。
ただ思うのは、スルツカヤやコーエンと村主さんの立場は随分異なるものです。ひとつとしては自国の選手が自分よりもいい成績であるということと、明確に自分のミスがわかる状態で自分の目指した順位を逃したわけではなかったということです。特に今回はメダルが荒川静香の金だけで、且つ日本フィギュア史上初の五輪での金メダルということで、すっかり村主さんの4位はかきけされてしまいました。岡崎選手の4位ともそういった意味で状況が違うと思うんです。
そういうことを考えると、ルルさんとしては例えば村主さんが荒川選手に祝福の言葉をかけるとかするべきだったと思われているのかもしれませんが、それは心情的にかなり酷なことをさせていることになりますよね。
あと、閉会式に出席しないで戻られたのは、やっぱり世界選手権のこともあったからだと思いますし、それは"あり"なんじゃないかと思います。五輪ではできなかったことを世界選手権では見せたいと思ったからこその帰国だったとも 思います。

順位に対するこだわりについてですが、確かに今回の村主さんの発言は今までの彼女とはちょっと趣が違っていたかもしれません。トリノに行くとき、「"表現者"として臨みたい」とも言っていました。
でも、村主さんが今まで勝負に拘らない人だったかっていったらそんなことは絶対無いはずです。
というか(私見ですが)勝負に拘れなかったら、トップアスリートでいられるはずがありません。
自分の力を精一杯出したのに、評価につながらなかった。だから悔しいっていうのは極自然的なことですし、満足しないというのはまだまだ成長するということですから。滅多に口にしない悔しさが出てきたというのは、それだけ試合に真摯に向かっていたということ、力を尽くしていたことの現われだと思います。

村主さんへの「がっかり」を少しでも解消していただければと思い、長々と書かせていただきました。
Posted by 槻矢 at 2006年03月15日 17:11
解説ありがとうございました。
管理人さんのおしゃっていること、じつは、全日本の前ぐらいから感じていました。特にPCSとFSの曲については。NHK杯でPCSが6点台でしたしこれが勢いオリンピックで7点後半にはならないだろうなぁと密かに思っていました。
フュギュアスケートってたぶんですが審判は、シーズン通しての評価となると思うんです。スケカナダでは怪我の影響で酷い出来となりそのことが今年のPCSを下げてしまっていないだろうかと思います。あの時無理をせずGPFをあきらめて出場せずNHK杯のみのエントリーとして
NHK杯で全日本もしくはオリンピックのような
演技をしていれば、7点台の評価をうけ今度の
PCSでももっと高く評価されたのではと思うのですが。無理をしたとこが逆に体にも演技にも
影響した。
プログラムの出来としては、オリンピックの演技は、彼女自身これ以上は出来なかったと思います。でも閉会式ぐらいは出てオリンピックを
楽しい思い出にしてほしかったです。
人間突き詰めてばかりいると本当の意味を忘れがちになります。スケートって順位だけが全て
じゃないし彼女自身があの演技に満足してほしい。表現やプログラムの完成度、インパクトや
いろいろ感じ方はあると思いますが個人的には
昨年のFSのほうが好きでした。後半にかけての
の盛り上がり方は、今年は少し弱いかなぁと。
毎年テーマをもって取り組む彼女が来シーズン
どんなプログラムを見せてくれるか今から楽しみにしたいです。それからワールドでは台に乗れるといいですね。それを願っているのは彼女
がアスリートの証ですものね。長文失礼しました。
Posted by ai at 2006年03月15日 17:41
槻矢さん、サンキュー。

と、せっかくまとまったと思ったら

――彼女自身があの演技に満足してほしい。――

無理。満足していたらアマチュア現役引退してるでしょ。
Posted by ニシキヘビ at 2006年03月15日 19:21
Alexさん、横レスごめんなさい。

私も槻矢さんと同意見です。ミスがあったコーエンやスルツカヤと村主選手の立場は全然違う…
ましてや、「初めてのオリンピック」だった安藤選手とも違うものだったと思います。彼女は直後のインタビューで
「悔しさがなければアスリートとしてやってはいけない」とも言っていました。

私も採点競技ではないですが運動をしていた身としてはすごく分かる感じ方です。どちらかといえば自分の力不足を悔いているのではないでしょうか。表現者として挑戦し、結果もついてきたら嬉しかった。でも及ばなかった。彼女がそれでも競技を続けているのは、自分に足りないものを鍛えるためなのかもしれませんよ。
悔しさを出すとみにくいととられてしまう…
日本人含め日本のマスコミってそういう変な歪んだところがありますね。4年前、銀メダルをポケットにしまい込んだプルシェンコに勝者をたたえよなんて私は言えませんでした。それときっと、同じです。
Posted by みけ at 2006年03月15日 19:49
章枝ちゃんの演技についての細かい分析、ありがとうございます。
なるほどな、と思いました。単に見るのが好きなだけで知識のない私には、なぜあれだけの演技をしながら、章枝ちゃんがコーエンやスルツカヤを上回れないのか、どうしても納得できないでいましたから……。

私は、勝利にこだわる章枝ちゃんは、真のアスリートだと思います。自分では納得のいく演技ができたつもりだったにもかかわらず、思ったような評価に結びつかなかったという現実は、やはり屈辱だと思います。それは章枝ちゃん本人が「これからの課題だと思う」と言っているとおり、まだまだプログラムに改良の余地があるということでしょう。そして問題点を改良し体調も十分であれば、まだ上を目指すことができる。本当に自分にも他人にもジャッジにも納得のいく「演技」ができるまで、挑戦し続ける。それがアスリート村主章枝選手だ、と私は思います。
Posted by 美輪@brownycat at 2006年03月15日 19:59
Alexさん、今晩は。
大変興味深く読ませて頂きました。
私自身、ジャンプの種類やステップについて、細かい事は全然判らない“ただ観るのが好き”なスケートファンなんで、とても判り易く勉強になりました。

それに、Alexさんがこんなにも詳しく章枝ちゃんの演技について語って下さった事が、章枝ちゃんファンとして光栄に思いました。
以前、章枝ちゃんの事を気遣ったコメントを書いていらした時も嬉しかったですが、今回はその時の数倍嬉しく思っています。

他の方も書いていらっしゃいましたが、章枝ちゃんのファンの方が運営しているサイトに、章枝ちゃん自身が今の心境を書き込みしていて、その文章を頭に浮かべながらAlexさんの分析を読むと、すっと頭に入ったような気がしました。

上記のファンサイトにも書き込みしたのですが、大変失礼ながらファンである私自身、章枝ちゃんが“バンクーバー”を目指すとは思ってもいませんでした。
ソルトレイクからの4年間より、さらに過酷な4年間になる事は、素人の私でも想像出来ます。
章枝ちゃんの決意、しっかり受け止めてこれからも応援して行きたいと思っています。

Alexさんが、静香ちゃんへとは違う形で、章枝ちゃんへの愛情を持って下さっている事が、すごく伝わって来ましたよ(^^)。
書き逃げのような人の事は、お気になさらずに。
時間が取れましたら、ぜひ他の選手の演技についても、書いて下さいね。
楽しみにしています。

末文になって恐縮ですが、みけさんのご意見に賛同です。
プルシェンコのくだりは、大きく頷きながら拝読しました。
ファンサイトではなく、ここで色んな方のご意見を拝読出来て、とても有意義でした。
みなさん、ありがとうございます。
Posted by chia at 2006年03月15日 21:15
chiaさんのコメントできれいにまとまったのに
どうしても気になることがあり失礼いたします。
あるクラシックのプロの方のご指摘です。
ラフマニノフの楽曲の編集の仕方に問題がある、
曲自体をおかしくしていて
インターナショナルに通用しないのではないか?ということです。
もちろん村主さんの責任ではありませんが、
このFSの曲の違和感が採点に微妙な影を落としている可能性はあるかと思います。
これはフィギュアの世界の方が(名前を失念しました)論評しておられたのですが
”フィギュアスケートは氷上の競技であり、
あくまでスケーティングによる表現が重視されるべきである云々・・・”
だとすると曲想をどういう形でどこまで追求するかという問題が
出てくるかと思います。
村主さんは言うまでもなく非常に表現欲の強い方です、
ご自分の納得のいくまで追求して
ひとつの作品としての完成度を高めて満足するのか、
あるいは順位を意識し採点競技としての完成度を求めるのか、
両方の融和点が見つかれば最高ですが・・・


Posted by Keiko at 2006年03月15日 22:26
こちらのHP楽しく拝見しております。

細かい技術などは不明ですが、最近ご近所の話題で毎度でるのは村主さんのスケートは見たくないと言う意見があります。

ご本人は楽しくナルシストで表情を上手く表現しているつもりでしょうが・・・
見ている側としては「まゆげをはちのじにして終わったときにゆがめる顔」を拝見してると「そんなにつらいなら滑らない方がいいのでは?」と思うほどだとスケート素人集団は申しておりました。

Posted by yk at 2006年03月16日 00:54
私は村主さんに世界レベルの衣装を着てほしいと思います。
フリーの時リンクの中央に立ったとき、何故〜と思いました。地味過ぎます。リンクの上で最高に自分を輝かせる衣装を見つけることが必要です。評価は技術だけではないと思います。細身の村主さんは長袖が演技を大きく見せるでしょう、衣装がどんなに見る人の心を動かすか・・氷上の輝く天使になる為最高の演出と演技・期待しています(衣装は海外で作ることをお勧めします)
Posted by kamami at 2006年03月16日 03:46
まあ、衣装に関しては人によって好みが色々ですから。
全て長袖にすればいい訳でもないですし(以前は長袖の衣装も着ていましたし)滑るプログラムに一番合うと思ったデザインを振付師のローリーと相談しながら村主選手自身が選んでいるのでしょう。

という事で、ローリーとの関わりもあり最近の衣装は殆ど海外で作っているはずですよ。
Posted by kamami さんにレス at 2006年03月16日 16:41
もうひとつ、つけ足し。
何より村主選手自身が気に入っている衣装で演技をするのが一番。
いくらデザインが優れていても本人がその衣装を好きではなかったら、モチベーションが上がらず演技に影響すると思いますので。
Posted by kamami さんにレス at 2006年03月16日 16:48
ではkamami さんにレス さんは、あの衣装が好みにあったのでしょうか?

私も、そしておそらくkamamiさんも、好みに合わなかったんです。村主さんの衣装(とくにフリー)は地味すぎました。村主さん自身が決して華のあるタイプではなく、地味なルックスの方なので、衣装も地味では地味すぎて貧相にみえます。長袖についても私はkamamiさんに同意見で、村主さんのあの、小学生かと思うような肩や腕は、欧米において、まして優雅さの求められるフィギュアスケートにおいて、マイナスにこそなれアピールポイントにならないことは明白です。ですのでその部分を隠すためにも長袖がよかっただろうと思うのです。あのガリガリの腕を「光と陰」とか言って振り回されても、こちらとしては芸術どころかお遊戯にしか見えず、優雅さにはほど遠い印象しか持てませんでした。あれだけの細さを綺麗とかうらやましいとか感じるのは日本人くらいのものでしょう。

衣装に関して人によって好みが色々あるうちの、一意見でした。
Posted by みく at 2006年03月16日 17:01
もうひとつ、つけ足し。
何より村主選手自身が気に入っている衣装で演技をするのが一番だと、kamami さんにレス さんは考えておられるんですよね?

私は全くそうは思いません。フィギュアは試合です。勝負です。気に入った衣装を着て負けることと、気に入らない衣装を着て勝つことの、どちらが優先されるべきでしょうか。人それぞれ、本人の望むように、といった発想は、スポーツの精神とは相容れないものでしょう。

管理人さんの記事全般に関しては、すごい労作ではありますが、随所に村主さん贔屓の客観性を欠いた分析が見られ、ファンというのはこんなものなのかなと思いました。
Posted by みく at 2006年03月16日 19:47
客観性…ってなんなんでしょうね。
私はAlexさんの記事、とても冷静だと思いますよ。なによりスケートに対する愛情が感じられます。

それにしても、ここ最近のレス、すごく悪意に満ちていますね。もしかしたら荒川選手の衣装も、金メダル取れなかったら言われていたのかと思うと悲しくなります。私は村主ファンですが、ykさん以下いくつかのレスのようなことはとても他の人に関して書けないなあ。だって、試合前の選手がふと読んでしまったら嫌だもの。こんなことまで言われてそれでも笑顔で滑れなんて言われてもなあ…

特に応援する選手がいる自分でも、応援していない選手に対してもそういうことを言われるのは正直醜いと思います。かなり気分が悪くなります。
オリンピックの村主選手の衣装ですが、か細い身体をどうにかカバーしたかったんだろうなあということも感じられるし、色合いが私は結構好きです。
スポーツ選手には運動すればするほど痩せる人も数多くいます。かといって、短筋がつきやすくてむちっとしちゃうひともいるわけで、そういう色々な体型の選手が個性を出し合えるフィギュアスケートって私はいいなあと思いますよ。
Posted by みけ at 2006年03月16日 20:21
昨年末からこちらにお邪魔するようになったのですが、管理人のAlexさんの豊富な知識と、冷静な意見に惹かれ、毎日訪れるのを楽しみにしています。

良い意味での意見の交換は、自分にとってもあらたな財産になりますが、逆の場合は大変残念な結果になりかねません。
何より、Alexさんが築いてこられたこのサイトの雰囲気が、ちょっと変わってきているような感じがして、とても悲しく思います。

Alexさんが織田くんや荒川静香ちゃんのファンでいらっしゃる事は、以前の記事を読めば明白です。
だからと言って、他の選手に対して偏った見方をされている訳ではなく、いつも冷静な意見を(ハートは熱く)書かれているので、昨年末からのあらゆる大会の観戦の際大変参考になるため、今までよりさらに楽しく観戦する事が出来ました。
今回の章枝ちゃんの記事に関しても、ファンとして“客観的視線”を失いがちな所を、Alexさんの分析により見直す事が出来、それがとても嬉しかったです。

十人十色で、それぞれ好みがあるでしょうが、人の気持ちを逆撫でするような書き込みをされるのはどうかと思います。

私が書いた事でさらに変な空気が漂うと、Alexさんや今までこちらを支持されて来た方々に迷惑がかかるのは忍びないです。
申し訳ありませんが、Alexさんのご判断で私の書き込みを削除して下さいますようお願い申し上げます。
Posted by chia at 2006年03月16日 20:49
こんにちは
数多くのコメントいただいてありがとうございました。chiaさんが書いてらっしゃるとおり女子では荒川選手男子では織田選手が好きですね。でも、いい演技を滑る選手はみんな好きなんで、村主選手がどうしてもオリンピック4位と言う成績にもかかわらず、スポットライトが当たりにくい現状は順位を含めていろいろ考えるところがありました。ですから、皆様がオリンピックの
村主選手の滑りにどんな感想をお持ちなのか、知ることができ、大変面白く読ませていただきました。ここでいったんコメントの受付を終了しますが、近日中にみなさまのコメントをまとめたトピックを作らせていただきます。引き続きコメントいただける際にはそちらでお願いします。
Posted by Alex at 2006年03月16日 21:42

この記事へのトラックバック

篁?絎泣???障?????????????筝脂?御???????????惹?????????????菴???
Excerpt: 篁???ャ???障??????????筝紫????????腥吟?с?????茯?水????????????????腴????荀???ゃ????障??????????????筝紫???????御???..
Weblog: ???????????腱???紫??昆????????????????????????????????
Tracked: 2006-03-17 18:16

世界選手権の展望
Excerpt: フィギュアスケート世界選手権が間もなく開幕する。オリンピックの時はあまりメダル、メダルと騒ぎ立てるのが嫌で順位予想のようなことはしたくなかったので、簡単にどの選手に活躍して欲しいと思っているかを示して..
Weblog: neroliのかぐわしき日々
Tracked: 2006-03-21 01:09