2010年02月17日

バンクーバー五輪 ペアフリー

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フィギュアスケートで中国初の金メダル獲得
 今シーズン、オリンピックを目指して競技復帰してきたシェン&ザオ組が悲願の金メダルを獲得、中国にとってフィギュアスケートではこれが初の金メダルとなりました。フリーで素晴らしい演技で世界最高得点をたたき出したパン&トン組が2位、3位にはドイツのサフチェンコ&ゾルコヴィー組が入りました。川口&スミルノフ組は惜しくも4位とメダルを逃しました。
 今回は1時間昼休みをずらしてネットカフェへ飛び込み、ライブ中継で最終組だけ見ることができました。

ペア最終結果
1 SHEN Xue & ZHAO Hongbo CHN SP1位 76.66点 フリー2位 139.91点/216.57点
2 PANG Qing & TONG Jian CHN SP4位 71.50点 フリー1位 141.81点/213.31点
3 SAVCHENKO Aliona & SZOLKOWY Robin GER SP2位 75.96点 フリー3位 134.64点/210.60点
4 KAVAGUTI Yuko & SMIRNOV Alexander RUS SP3位 74.16点 フリー7位 120.61点/194.77点
5 ZHANG Dan & ZHANG Hao CHN SP5位 71.28点 フリー4位 123.06点/194.34
6 DUBE Jessica & DAVISON Bryce CAN SP6位 65.36点 フリー6位 121.75点/187.11点



テレビ観戦感想
4 KAVAGUTI Yuko & SMIRNOV Alexander RUS
 解説の天野さんが「すごくいい表情をしていたのに、コーチと話した後、リンクに出て行くときの表情が硬かった」とおっしゃっていたとおり、演技の直前にコーチから4回転スローサルコウの回避をコーチから指示されて、川口悠子選手は納得できなかったような表情をしていたのですね。結果がどうなっていたかは別にして、本人がそこまでやりたかったのなら、やらせてあげてほしかったです。最終組の一番滑走ということでライバルペアのできを見て判断するといったこともできなかったですし、タマラコーチとしては金メダルよりもまずはメダル確保を優先したのでしょうか。安全策のはずの3回転で手をついてしまって、それでも一生懸命表情を作りながらふたりでがんばっているのが伝わってきて、そのあたりからテレビの前でぼろぼろ涙こぼしておりました。オリンピックでは4位という結果となりました。SPで川口&スミルノフ組を上回っていた2組が決して良い演技ではなかっただけに、チャンスはあったんですよね。ファンの気持ちとして、この借りは4年後に!なんて思いますが、年齢的なこともあるし、ロシアとしても地元開催となるソチ五輪に向けて若手に切り替えたいという動きも当然でてくるなかでこれまでどおりのバックアップを受けられるかどうかという本人達の意思とは関係ない部分の問題もあるし、これまでも厳しい環境でがんばってきた川口選手達に対して「あと4年がんばって!」とは気安く期待しちゃいけないのかなという気持ちにもなります。まずは3月の世界選手権、ユーロとオリンピックで十分に世界チャンピオンになるポテンシャルを持っていることはアピールできていますから、チャンスは十分にあります。オリンピックは残念でしたが、今シーズンを笑顔で締めくくることはまだまだできるはずです。

3 SAVCHENKO Aliona & SZOLKOWY Robin GER
 世界チャンピオンとして臨んだ今シーズンでしたが、なかなか納得できる結果を出せた試合がなく、フリーもシーズン途中で変えたことにも表われているように、自信が持てないままにオリンピックを迎えてしまったのではないでしょうか。加えて金メダルを意識するあまり、緊張して硬くなってしまい、失敗した部分以外でも動きがぎこちなく見える部分が目立ちました。技と技とを独創的な動きでとぎれなく繋いでいくというこの人たちの最大の魅力である武器がアピールできていなかったのが残念です。映画「Out Of Africa」の曲、過去にも大好きなジル・トレナリー選手や八木沼純子選手が使ってとても素敵で大好きなんですが、コスチュームやヘアスタイルを含めてコンサバな感じがして彼らの得意なスタイルではなかったような気がします。

4 PANG Qing & TONG Jian CHN
 上位のペアの中で彼らだけがノーミスの演技をしました。4位という位置で上だけを見て戦えたのが功を奏したのか、他のペアが緊張を隠せず、失敗を恐れて慎重な動きになる中で、スケーティングもよく伸びていましたし、どの技も思い切ってトライして成功させたので、ペア競技の魅力であるダイナミックさが最大限に発揮されていました。音楽や振付は決して今風の小洒落たものではなく、おなじみの「ラマンチャの男」を使ってべたべたな表現ではあるものの、観客受けもよかったですし、二人の雰囲気にもあっていて、川口&スミルノフ組とは別の意味でテレビの前で号泣してしまいました。それにしてもここまでできないとこのカップルは点数出してもらえないんですね。表彰式は放送がなかったのかな?どんな表情だったのか気になります。

1 SHEN Xue & ZHAO Hongbo CHN
 悲願の金メダル獲得が分かった瞬間のシェン&ザオ組の表情にはこちらも感動しましたが、フリーは少し物足りない内容で残念でした。失敗もさることながら、最終組の中で一番スケートが滑ってなかったのが見ていてもどかしかったです。技術的にというより、年齢的にスタミナに配慮して全体をセーブしてコントロールしていたのかもしれませんが、それでも終盤は男性の足が完全に止まっていたように見え、失敗したリフト以外でも女性を支える男性の足元ががくがくしていて見てて怖かったです。誰よりも金メダルが欲しい気持ちからか、力が入りすぎて、得意のスロージャンプも強引さが目立ち大きなジャンプだけに大きな転倒につながるのではと見ていて怖かった。それでも女性の豊かな表情に演技全体が救われたかな?少々ミスがあっても「自分達が王者だ」という威厳を守りきったのが、勝因だと思います。

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この記事へのコメント
アレックスさん

ほんとそうですよね。同感です。私の中では1位と2位は入れ替えです。3位と4位も入れ替えか、もしくは入れ替わらずとも点差があれだけ開くのはおかしいと思いました。

それからカナダペアの上げブリには笑えましたね・・・カナダは、いつもながら分かり安過ぎです。今後は今大会の男子も女子もそれが非常に心配です。ダンスはもしかするとカナダ優勝の可能性が大ですね。まぁ、実力もあるのでそれでも良しですが、今季の出来ではメリチャリにあげたい気もします。プロと言う点ではスカリさんとこも今季は良いですよね。ドムシャバ好きだったんですが、怪我がねぇ、プロも変更みたいだし、カー・カーも今季のプロ大好きだけど序列で駄目でしょうね。はたしてジャッジはどう出るんでしょうかねぇ?そのあたりはそういう意味では面白そうです。年功序列でメダルを上げてきたアイスダンスにおいて果たしてどう出るのか?ただもうそれだけです。今頃序列をどうするか根回しでお忙しいでしょうねジャッジ達も。・・・って、それって、旧採点法と同じジャン?と思うのは私だけ?

とにもかくにも、男子の結果次第では私もフィギュアスケート観戦を卒業する可能性大かもと感じてしまったペアでした。

パン・トンは個人的にはトリノで銅か銀でもおかしくなかったと思うのですよ。あの時のシェン・ザオよりも出来が良かったですから。なのに今回も彼らの下。これは納得できない。あの時だってシェン・ザオはそれまでの功績と怪我への同情で最後にメダルを敵なメダルだったのに、今回も功績点が大きかった感じ。こういうのは何だかなと思っちゃいます。

個人的には、まず、ダイスケとランビがやめる可能盛大なので競技そのものはもう楽しめないかもと。見ていても、もうすでに胸の高鳴りも感動もあまりない観戦になってしまっていますし、なんと言うかいくら中途半端な立ち居地の競技とは言え、一応アマチュアですから、その日の滑りが良かった人に点を出すのでなければこのルールは全く無意味ですね。無意味になりすぎました。これじゃぁ選手がかわいそうかな。

と言う訳で日本選手と一部御贔屓選手の演技以外には点数の出方にしか興味がなくなった事で序列化新採点法にはもう三行半を突きつけるための五輪になりそうな予感です。

思えば4年前に、トリノのアイスダンスで感じたあの違和感、これが今では全種目に拡大してしまった感がありすぎです。男子のSPも出来とPCSでどうでるか、おそらくはチャンを何が何でも最終グループに押し込むつもりのカナダがまたチャンにとんでもない点数をだすのかいなか、これに注意して観戦しようと思っています。

長文失礼致しました。
Posted by エミリ at 2010年02月17日 09:19
エミリさん、採点に疑問がある気持ちも物凄くよ〜く分かるし、
毒づきたくなる気持ちも本当に物凄〜〜〜くよく分かるんですけど、
ご自身の好きな選手は(序列云々がどうとかという理由で)『最初からどうせダメだろうな』という気持ちだけは捨てましょうよ。

それじゃご自身の応援している選手が余りにもかわいそうですよ。

今日の男子、喜んで飛び上がったり、
思い切りヘコんだり忙しい観戦でした。

ついでに今からNHKにクレームの電話します。
なんともKYな放送で今日はさすがにカチンときました(笑)。
生中継なのに、しかも演技中に天気予報入れるなんて・・・どこの世界にスポーツ観戦中に天気を気にする人間がおるねん・・・もうアホかと。

本田さん&西岡さんのコンビに救われましたけどね。

個人的に今日のハイライトはライサチェク選手でした。
彼ならカルガリーから続く男子五輪のジンクス(現世界チャンピオンは五輪で優勝できない)を破ってくれそうな気がします。
高橋選手・織田選手・小塚選手・ランビエル選手にも神演技期待します。
Posted by さざんか at 2010年02月17日 14:20
中国はペア強いですね。
フリーはミスの目立つ結果になったけれど私も3度くらい涙ぐんだかなぁ(苦笑)

川口組の演技中、演技後、中国の優勝決まった時…といったところでしょうか。個人的にはほぼノーミスだった2位のペアに金メダルをあげたかったところですが。

それにしても、川口選手は演技前にかなり長くコーチのところで話してましたよね。コーチが諭すような仕草をしてたので何となく4回転は回避なんだろうなって感じたけど、後悔なく五輪を終えるためにも選手の希望を優先して欲しかったなって…滑走順もトップだったし攻めるのも悪くないんじゃないかって…素人の勝手ですが思ってしまいました。

ホント、川口組の今後が気になるところですが世界選手権が来月控えているし、まずは少し気持ちをリセットして頑張ってほしいな。応援します!!
Posted by クン at 2010年02月17日 23:02
パン&トンは本当に素晴らしかったですね。
ショートの貯金の差は仕方ないと思いたいのですが、同じ国の中での格差づけにより、必要以上のショート点差がつけられたのではないかというのが残念です。

でも、オリンピックで最高の演技ができたという満足感、誰よりも本人たちがわかっているし、何物にも代え難い喜びがあると思いたいです。

シェン&ザオは、こちらもあのプレッシャーの克服として、彼らなりに満足できるものでしょう。
中国のこの2組はそれぞれが勝利を感じてメダルを分かち合えた稀有な例のような気がします。年季ゆえってのもありますよね。

やはりオリンピックは国と国との戦いという位置づけをされて点数が調整されてるなあというのは、男子ショートでさらに如実に感じているところです。もっとプレーンに点数出してほしいところですが…。
Posted by AIKO at 2010年02月18日 10:13
エミリさん
おはようございます!
あつーーーーくなっちゃいますよね。
自分も男子SPの感想を書くの、ジュベール選手やアボット選手の失敗で落ち込んだのもあるのですけどあつーーーーくなりすぎること書いてしまうかもと少しお休みいれました(爆)。それでも男子の感想、おしかりいただきそうなレベルになってしまってるかもです。
今回のペアはSPは川口&スミルノフ組のがんばり、フリーはパン&トン組がずっと記憶に残りそうです。
男子はチャン選手は逆にヨーロッパジャッジを中心にマークされちゃったかな?最終組に入れませんでしたね。
好きな選手の多くが今シーズン限りになりそうなのが本当にさびしいです。トリノのときって奇跡的にほとんどの選手が競技継続してくれた上に、シェン&ザオ組やプルシェンコ選手、それにコーエン選手まで帰ってきたんですよね。結局、その分、一気にさびしくなりそうです。

さざんかさん
おはようございます!
北米開催のときは時間的にどうしてもこんな編成での放送になっちゃうのかな?せっかく多チャンネルあるのに複数の競技をどうして平行してライブ放送しないのか?とか疑問だらけです。
ライサチェック選手、まさか泣いてしまうとは…SP2位というのが本田選手だったり、ウィアー選手だったりでジンクス的には…それは言っちゃだめですね。はぁ、泣いても笑ってもあと数時間で結果でますね。どの選手も納得できる演技で終えていてほしいです。少なくても大きなアクシデントだけは絶対ありませんように。

クンさん
おはようございます。
川口&スミルノフ組はもう滑る前から嗚咽もらしておりました(おっさんが泣いた泣いたばっかり書いてるブログっていったい…苦笑)。パン&トン組のときはこの演技を泣いて見逃しちゃ大変と演技終るまで必死で泣くのをこらえておりました(またまた苦笑)。
世界選手権ではパン&トン組と川口&スミルノフ組がやってくれるような予感がします。シェン&ザオ組はまさか出てきませんよね?

AIKOさん
おはようございます。
オリンピックって必要以上に国別対抗色が強くなってしまって、それぞれの国内の序列で、この選手はここまで出してもこの選手は抑えようといった感じ…ないと願いたいけど否めませんね。
ベテラン選手同士でメダル争いをしていると、どの組も長く見てきていて思い入れがあるので、なんともいえない気持ちになりますね。表彰式見たかったな。
Posted by Alex at 2010年02月19日 09:24
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