2009年10月08日

きみがぼくを見つけた日/The Time Traveler's Wife

Trailer[YouTube]
きみがぼくを見つけた日[オフィシャルサイト]
嵐が近づく中、再びOBPへ
 雨脚が強まる中、先週「流れ星」[こちら]を観に行ったばかりの大阪ビジネスパークへ。目的は某新聞社主催の試写会。まもなく公開される「きみがぼくを見つけた日/The Time Traveler's Wife」をシアターBRAVA!から道を本隔てたIMPビル内のIMPホールで。基本、会議場ってことで稼働式客席は前半分は段差がありませんでしたが、スクリーンが高い位置に設置されいたこともあり、前の人の頭が邪魔ということもなく、また音響が素晴らしく、ちゃんとサラウンドになっていたので映画館なみに楽しめました。
 同名のベストセラー小説を映画化した本作品の日本の映画会社的プッシュポイントはあの大ヒット映画「ゴースト」と同じ脚本家という点だそうですが・・・同じ脚本家ってだけで大ヒット映画にあやかろうと名前を出してくるのもどうなんでしょか?たしかに、せつない系のファンタジーという点では共通しているのかもしれませんが。
 エグゼブティブ・プロデューサーにブラッド・ピットが名前を連ね、彼の会社が制作しているわけですけど、そこってもともとはジェニファー・アニストンと共同で設立した会社なので、「永遠の愛を信じてます」的なロマンティックな映画を作るとは皮肉だなーなんて見終わって最初に思い浮かびました。
 原作は丁寧に描かれているのかもしれませんが、主人公のふたりがどのように信頼関係を育み、愛が芽生えるかといたところが思いっきりはしょられて、時間を行ったりきたりするところばかりが出てくるので、観ていて忙しかったでしょうか?それでもストーリーについていけてれば何度か涙をぬぐってしまうシーンもあったわけですが、映画が終わって、近くを歩いていた年配のご婦人が「難しかった!」と漏らし、それにご友人の団体もうなづいていらっしゃったので、もう少しあわただしく見えないように整理すべきだったのではないでしょうか?

老けメイクのほうが素敵に見えた主人公
 「The Time Traveler's Wife」ってぐらいですから本来は奥さんが主役のはずですけど、まったくこの奥さんについてバックグラウンドが描かれてない。共和党支持の保守的なお金持ちに生まれてアーティスト?誰が彼女の設定に共感できるんでしょうね?突然、時々現れるおじさんのタイムトラベラーに恋するなんてところも、タイムトラベラーがいない日常が圧倒的に長いはずなので、そこに人生はなかったんかい!とつっこみ入れたくなりました。一方で自分のことをタイムトラベラーだと信じてくれただけで恋愛ごっこにひきずられていく男側も、さらさら描かれてしまうと、リアイティがなさすぎて、物語の前半は「これは台風が接近してるし早く切り上げるかな」なんて白旗あげかけました。ただ、前半は自分の特殊な境遇に世をはかなんで生きる弱い青年だったタイムトラベラーが、結婚するあたりから、愛する相手に対して責任感を発揮しだして、どんどんかっこよくなっていくのが救いでした。20代から40代までを演じるエリック・バナは実は41才、なるほど、年取った設定ほど「わかるわかる」って魅力がでてくるはずです。奥さん演じるレイチェル・マクアダムスは保守的な家庭出身のお嬢様設定ながらあばずれ臭がただよい、出会ったその日に自分から体求めちゃうようなとんでもないシーンに妙に説得力がでてしまっていました。後半の子役の女の子のほうが演技うまかったぐらい。子どもが登場してからますますエリックの演技が良くなっていって、最後はそこで持っていかれました。特に、自分が死を迎える時にどういう心構えでどういう状況を作っておくかってところでぐっときましたね。
 とにかくストーリーの構成の悪さが「必ず見に行ってほしい」とまでおすすめできない元凶。ギャラリーからでてきてキスしたりとか、タイムトラベラーが過去で苦労してるとろとかいらないシーン多すぎで、肝心の夫婦生活は早送り、ナイスキャラっぽいゴメスとの友情や、教授とのやりとりはもう少し掘り下げたらおいしかったのでは?と思わずにはいられません。最後、なんで死ぬのかは結婚前にわざとらしいふりがあるのでばればれな一方で、たぶんあの人が撃ったんだろうなとは思えても、絵的にはっきり見せてくれなかったので確信がもてずもやもやを抱えたまま終わってしまいました。
 原作は読んでみたくなりましたが、絶版なのかな?

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感想を書かれているブログ
古河シネマニア 製作総指揮ブラッド・ピット
「きみがぼくを見つけた日」を観ました。 おぼえ帳
「きみがぼくを見つけた日」 タイムトラベラーの夫は、持ちたくない・・・|ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!
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映画:きみがぼくを見つけた日 Time Traveler's Wife お勧めタイムスリップもの! - 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
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産まれて、生きて、老いて、死ぬのよ Merci☆ blog ver3 
 
ラベル:映画
posted by Alex at 00:05| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | 更新情報をチェックする
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