ISU GP of Figure Skating, Skate America Day 2
小塚崇彦選手グランプリシリーズ初優勝
夜のテレビ朝日の放送を待って、結果を見なかったわけですが、夕食の支度をしている時にニュースで小塚選手のうれしい初優勝の知らせを聞きました。
小塚選手、逆転でグランプリシリーズ初優勝、日本男子はこれでスケートアメリカ4連覇となりました。
女子シングルSPはユナ・キム選手、失敗があったものの高得点で首位に立ち、安藤美姫選手、中野友加里選手が続く展開。点差が大きく開いてしまったので、優勝争いへの興味はやや醒め気味ですが、逆に安藤選手はシーズン当初から宣言している4回転へ挑戦しやすい環境が整いましたし、また、追い込まれたときの中野選手の集中力も素晴らしいものがありますので、今夜のテレビ放送が楽しみです。できればショートプログラムの放送よりも選手の演技を多めに放送していただけるとありがたいのですが。
男子シングル フリー 結果
1 Takahiko KOZUKA JPN 146.08(TES75.88 PCS71.205 -1.00)
2 Johnny WEIR USA 144.65(TES69.75 PCS74.90)
3 Evan LYSACEK USA 141.91(TES66.61 PCS76.30 -1.00)
4 Kevin REYNOLDS CAN 137.71(TES73.51 PCS64.20)
5 Shawn SAWYER CAN 135.84(TES69.14 PCS66.70)
6 Alexander USPENSKI RUS 118.18(TES61.58 PCS57.60 -1.00)
男子シングル 最終結果
1 Takahiko KOZUKA JPN 226.18点 SP3位 フリー1位
2 Johnny WEIR USA 225.20点 SP2位 フリー2位
3 Evan LYSACEK USA 223.21点 SP1位 フリー3位
4 Kevin REYNOLDS CAN 204.89点 SP4位 フリー4位
5 Shawn SAWYER CAN 199.98点 SP6位 フリー5位
6 Alexander USPENSKI RUS 177.81点 SP7位 フリー6位
女子シングル ショートプログラム 結果
1 Yu-Na KIM KOR 69.50(TES39.06 PCS30.44)
2 Miki ANDO JPN 57.80(TES30.28 PCS28.52 -1.00)
3 Yukari NAKANO JPN 57.46(TES29.30 PCS28.16)
4 Mirai NAGASU USA 56.42(TES30.50 PCS25.92)
5 Rachael FLATT USA 54.92(TES30.00 PCS24.92)
6 Kimmie MEISSNER USA 54.90(TES28.46 PCS27.44 -1.00)
男子シングル
新採点ならではの順位のつき方となりました。地元観客の多くは結果を知った後でもエヴァン・ライサチェック選手かジョニー・ウィアー選手が優勝だったのでは?と疑問に感じながら家路についたのではないでしょうか?
4回転ジャンプはそれぞれにトラブルがあったわけですが、見かけ上、ウィアー選手とライサチェック選手が他のジャンプは無難にまとめたように見えたのに対して、小塚選手は2回目のアクセルで手を付いてしまうという明らかな失敗がありました。しかし、点数が出てみると技術点でアメリカの2人を小塚選手が大きく上回るという結果になりました。小塚選手が大きな得点源となるコンビネーションジャンプを許容される最大の3回プログラムに入れたのに対して、ウィアー選手とライサチェック選手が2回しか入れられなかったこと、そしてウィアー選手はスピンでレベルのとりこぼしがあり、ライサチェック選手については後半のトリプルアクセルが回転不足と判定されダブルアクセルの基礎点からさらに減点されたのが響きました。
勝てる試合をきっちり勝てたという経験は今後の小塚選手に大きな自信を与えたと思います。ウィアー選手とライサチェック選手はショックだったかもしれませんが、ともに新プログラムを試合で披露したのは初めて、レベルの取りこぼしなどの課題をここで確認して次の試合へ向けて修正していくでしょうし、これはトップの3選手に共通していますが、難しい4回転に挑戦し、うまくはいかなかったものの、失敗を後に引かずしっかり演技をまとめることができたことは、大きな経験値となることは間違いありません。
ただ、心配なのはライサチェック選手、振付師が変わってこれまで慣れ親しんだ動きではなく、新しい動きを多く取り入れた上に、動きのコマ数も以前より多くなっていて、それがショートはともかく4分30秒のフリーでは体力の消耗につながり、後半で明らかに動きがにぶくなっていました。この先、全米選手権、そして地元LAでの世界選手権へ向けこの課題をどう克服していくのか気になります。
女子シングル
一番うれしかったのは安藤選手の動きが良かったこと。瞬間的な体の切れの良さ、直感的に音楽を捉えて動きへつなげるいいときの安藤選手の長所がショートプログラムで見られました。またニコライ・モロゾフもそんな安藤選手の長所を最大限に引き出す振り付けを今シーズンも用意してきました。最初のコンビネーションジャンプ、テレビでは3回転3回転、十分に周りきったと思ったのですが、ダウングレードされてしまったのが残念。きれいな流れのフリップジャンプも直前のターンがジャンプの準備動作ととられてステップからすぐにジャンプを跳ぶという課題をクリアしてないと判断されたのか減点されてしまいました。そしてストレートラインステップの転倒の3つが大きな減点になりましたが、逆に言えばまだまだ得点ののびしろが残されているわけで今シーズンの戦いが楽しみです。
中野選手のショートも初めて見ましたが、新しいイメージで作ってきていました。安藤選手が長所を引き出すプログラムなのに対して、中野選手は新しい引き出しを作るためのプログラムなのかな?と感想を持ちました。中野選手に関しては毎シーズン初めに「彼女のイメージにあってない、演じ切れてない」と感想を書いてしまって、シーズン終わりには見事に滑りきっている彼女を見て「ごめんなさい、私が間違っていました!」と謝罪させていただくということが続いていますので、きっと試合を重ねるごとに努力家の彼女ですから自分のものにしていくはずです。
キム選手は相変わらず手堅い演技。そして彼女の魅力はやはり陽ではなくて陰、ショートプログラムの選曲はぴったりです。安藤選手のような全てがうまくいったときに爆発的な魅力を発揮するという予感させなくても常にある一定以上の演技はできるという強さの質の違いを感じました。先シーズン、なかなかまとめきれなかったフリーですが、今夜のテレビ放送ではどんな演技を見せてくれるでしょうか?
キミー・マイズナー選手、ミライ・ナガス選手(長洲未来選手)、レイチェル・フラット選手はアメリカ選手の特徴でもありますが、あくまでもピークは年明けの全米選手権へ照準を合わせる戦略で今は調整途上といったところが覗えました。
2008スケートアメリカ関連エントリー
スケートアメリカ 第3日目 女子シングルフリー テレビ放送を見て
スケートアメリカ 第2日目 男子シングルフリー 女子シングルSP テレビ放送を見て
スケートアメリカ 第1日目 男子シングルSPほか
スケートアメリカ 公式練習はじまる
今週はスケートアメリカ
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タグ:フィギュアスケート GPS スケートアメリカ 男子シングル 女子シングル 小塚崇彦 中野友加里 安藤美姫 キミー・マイズナー 長洲未来 エヴァン・ライサチェック ユナ・キム ニコライ・モロゾフ ジョニー・ウィアー
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見栄え的にはどうしてもライサチェックやジョニーのほうが上回っているように見えたため、これはAlexさんの解説待ちだな…と思っておりましたです。やはりここが新採点方法のマジックですね。
何にしても回りのスタッフもびっくりするぐらいあっと驚く初優勝、これで小塚君、更なる飛躍をしちゃいそうですよね。
安藤さんも凄くよくって安心しました。でもヨナと12点も差があるなんて…ヨナはやっぱり凄いですね。
おはようございます。
実況&解説の方も、ウィアー選手やライサチェック選手の得点がでるまではまさか小塚選手のほうが上回っているとは…といった論調でしたね。今朝の新聞によると基礎点が1.1倍となる後半に8回のうち5回のジャンプを行っているとか(ウィアー選手は4回/ライサチェック選手は小塚選手と同じ5回)とか、ちりも積もればではないですけど、新採点での得点の稼ぎどころをしっかり抑えていたことが勝因。滑りの質が世界のトップスケーターと並んでも遜色がないというのがなにより素晴らしいです!
小塚君優勝でしたね・・・素晴らしいです!
昨日までテレ朝なんかずっとスルーだったのに手のひらを返したようで、結構スカッとしました。女子重視は仕方ないですがそれでもスケートを少しは見ていれば彼にその実力が十分にあるのは分かる筈なのに・・・TVは分かってないなぁと思ってしまいます。
衣装の地味さは聞くところによると振付の有香さんの意向と聞きました。最近派手になる一方の衣装の中で逆に目立つかもですね・・・それでももう少し所々にスパンコール位つけても良いのかなぁと思ってしまいます(笑)ダウングレードについては会場では分からない部分が多いので納得がいかないお客さんもいたかもですが、それでもジャッジやアメリカの観客にも彼の素晴らしいスケートは十分伝わったのでは無いでしょうか。ライサ選手もウィアー選手もまだ初戦ですから、これからどんどん良くなって行くでしょう!楽しみです。シーズンの初めにスター選手が引退して少し寂しいのではと思ってましたが、こうして若い選手が成長してゆく姿を見ることが出来るのがスケートの醍醐味だと思います。女子も結果が出ましたね(もちろん黙ってますよ!)
余談ですが、ライサ選手が確か2004のジュニアワールドでのEXで滑ったプロ、Time To Say Goodbyeが私とても好きなのです。
雄大でスケールが大きい素晴らしいスケートでした、ただ滑っているだけで存在感がありました。この2004のジュニアワールドでライサ選手はロシアのGRIAZEV選手に負けて2位だったのですがEXの滑りは王者でした。あんなプロを是非ともしてほしいと思っているのですが、新採点ではもう無理かなぁ・・・寂しいです。
エヴァンは、四回転コンビネーションが失敗した後、コンビネーションを入れる場所のバックアッププランを考えていなかったのかなと思いますが、ジョニーは、ちょこっとダブルトウをどこかに付けておけば勝てる点差だったのに、何でわざわざ最初から入れない構成になっていたのか、ほんと謎ですよね。
女子は、やっぱりユナちゃんが圧倒的でした。ユナちゃんは、短調の曲が似合いますよね!
小塚選手の優勝、うれしい誤算でした(苦笑)。優勝が決まった瞬間の会場の静まり具合がコワイくらいで…実は私もアメリカ勢2人のほうが上回って見えたので、アレックスさんの解説や新聞を読んで納得です。今夜もう一度VTRチェックしてみます。
それにしても、小塚選手の衣装、両方ともシンプルすぎて、もう少し遊び心がほしいなぁ〜なんて思ったり。彼らしいといえばらしいのですが(苦笑)
個人的にはライサチェク選手のフリーの演技が物足りない気がしていたので、振り付けのせいかぁ〜と妙に納得したり。彼にはやはり情熱的なプログラムを求めてしまいますね…
女子も結果が出たようですね。確かに、キム選手独走状態ですが、安藤選手の体の絞り方やキレに彼女の意気込みを感じて安心しました。今夜の放送が楽しみです。
十月のスケートアメリカはシーズンの皮切りで、私は今回はジュニアからシニアに参戦した選手達をマークしておりました。びっくりしたのはカナダのケビン選手、なんと4回転を2つ跳んでどちらもDGなし(!) このケビン選手のフリーの始めの3つのジャンプが、4S(きれいに跳んで+1.0)→4T(お手つきして-1.6)→3A(きれいに跳んだように見えて2AにDG、さらに-1.12)という採点で、、、うーむ、これが今年の採点なんですね。エッジが足りずにDGをもらうとドカンとマイナスがくる。ただの減点ですめばラッキーになりますね。素人にはますますわかりにくくなった、という事だけは言えそうです。おんなじ嵐が女子にも吹き荒れたようで、、。それについてはまたそちらで解説下さい。ではまた、お元気で!!
> 中野選手に関しては毎シーズン初めに
実は私も今年も懲りずにまた「えぇー!」と思っており、というわけでAlexさんとまた今年もご同類です(笑)
やはり秋風が吹く頃になると、こちらへ頻繁にお邪魔してしまいます(苦笑)。
日本男子選手の中で、1番大好きな小塚くんが優勝というニュースを聞き、大喜びをしていたのですが、夜のTV放送を観て。。。
こちらにコメントされている皆様と同じ印象を受けました。
もちろん、小塚くんのインタビューを聞きながら、こちらまで嬉しくなったのですが、私みたいな知識がないファンには、金選手があんなに2位以下の選手と得点差が開くのも、よく分からなかったりします。
個人的には、安藤選手の演技がとても好きでした。
またもや“あの”TV局での放送という事で、放送される選手が少なくて、消化不良気味です。
昨年の映像や、演技に関係のない映像なんか必要ないのに。
ただ、荒川さんの解説に昨年よりも優しさを感じられたのが嬉しかったです。
今シーズンも、Alexさんの解説を楽しみにしております。
よろしくお願いします<m(__)m>。
あーンさん
こんばんは!
新採点になって観客の心象と順位が一致しないことが少なくないので、それは選手が悪いわけじゃないから雰囲気がかわいそうなときもありますよね?今回はまだフリーで1位で逆転だったわけですが…順位点でなくなってからフリーがどんなに素晴らしくてダントツで1位でも逆転できないパターンがあるじゃないですか?あれは観客的には一番せつないかなと思います。
ライサチェック選手、私もシンプルでありながらも雄大で豪快な男性らしいプログラムを滑る姿が印象的で、確かに今シーズンのプロ、がんばってるのは伝わってきてるのですが妙にちまちましてて、そういうのは小柄な選手に任せておけばいいのに!ってもどかしくなってしまいます。ラプソディーインブルーの一番きれいなメロディーが流れる中盤のスローパートが特に欲求不満です。
まりえさん
こんばんは!
ウィアー選手はシーズン最初ということもあってか勝つことよりまずは新プロを破綻なく滑ることを優先させたのでしょうか?ウィアー選手ってもともとコンボ枠を使い切らない試合がありがちなのも気になりますが。
いろいろあってもやっぱり勝てるときに勝ちきることが大事!なのはこれまでのフィギュアスケートの大会を見てきて思いますので小塚選手、本当に良かったと日にちが経つにつれその思いが強くなります。
クンさん
こんばんは!
小塚選手の衣装、特にフリーのほう、せめてスパンコールでなくても単色でなくてグラデーションとか絞り染めでもいいですけど何かアクセントがほしいなと思います。スタイルのいい選手ならシンプルなものでも映えるのでしょうが…日本選手はどうしても相対的に見て華奢ですし貧相に見えてしまうのが残念。
安藤選手、フリーはプロトコール見てもジャンプの内容が悪かったわけではないので…まだ演技を見てないのでPCSの伸び悩みの理由とか不思議なところもありますが、調子そのものはよさそうなので中国杯ではキム選手にぜひ勝ちに行ってほしいと思います。
noelさん
こんばんは!
レイノルズ選手の演技、CSの放送で見るのを楽しみにしています。4回転の基礎点が増えたとはいえ、回転認定されなければ意味がないのでやはり新採点ではトライしにくいなという印象はぬぐえません。そんな中、彼だけは果敢に挑戦してくれるのはなんだかうれしいかぎり(最近、ゲーブルのインタビューをFSWで読んで泣いてしまったので余計に!)。
安藤選手のSPの3回転3回転、本当にきれいに成功させたなと思ったのですが…実際問題スロー再生で見なきゃいけないところまで厳密に判定する意味が美を競う競技で意味があるのかと。ロングエッジも同様なのですが、「見栄え」が目に余るほど悪かったり「流れ」を壊すようなものでなければ今のような勝敗を分けるような減点にしなくてもいいのでは?とついつい思ってしまいます。目に見えるものを採点すべきであってスロー再生でしか判別できないものを採点するのって…どうなんでしょうか?フィギュアスケートという競技にはなじまないような気がしてなりません。
のびるさん
こんばんは!
まだフリーは見ていないのですが…ちょっと今シーズンのSPは「違うんじゃないの?」と性懲りも無く思っていますが、書いちゃうとまたシーズン終わりごろに「ごめんなさーーーい」ってことになりそうなので心の中にできるだけとどめておきたいかな。
こんばんは!
まだ女子フリーを見ていないのですが、高得点をたたき出したキム選手の演技を見るのが楽しみであり怖くもあり。
キム選手のすごいところは失敗しても点数がそんなに下がらないんですよね。浅田選手とかは失敗のしどころが悪いのか、スコアを見てびっくりするような点数出てしまうときあるじゃないですか?
荒川さんの解説…確かにみどりさんにくらべると厳しいかったかな?スケートを熱心に見るわけでない母が去年言った感想は「伊藤みどりにくらべて荒川静香は現役に近いからライバルを分析してるような目線」みたいなことを言っていました。
自分的には女子シングルだからといって女性が解説する必要ないし男子シングルだからといって男性である必要はないんじゃ?と前々から疑問に感じています。声の質なども含め総合的に考えると私は本田さん、田村さん(めったに解説聞けないのが残念)が今後、コメンテーターとしてメインで活躍してくれないかなと。荒川さんは実績もぴかいちだし華やかさもあるのでナビゲーター的な立場で某テニスプレイヤー崩れを失業へ追い込んでくれないものかと期待しております(爆)。