Dear Friends Special with Strings 「虹 〜 Singer」 岩崎宏美さんの新しいツアー初日。追っかけは去年の35周年ツアーだけ!と、心に決めていて、数週間前まで行くつもりもなかったのですが「レ・ミゼラブル」に何回か通っているうちに、やはり宏美さんのコンサートの初日見ておきたいなと思いまして、松戸(けっこう遠かった!)まで行ってまいりました。
地震以降のハードスケジュールに大切な家族愛犬ベリーの永逝、そして体力的にも精神的にも厳しい「レ・ミゼラブル」の涙を浮かべた千穐楽からわずか2週間での新ツアー初日と、宏美さんは大丈夫なのかな?元気なのかな?とそれを確認したい気持ちが一番でしたが、当日、公演前に最終リハーサルが行われたとは思えないほど、宏美さんの声は素晴らしく、前回のツアー終盤より、むしろ調子は良さそうでほっと胸を撫で下ろしました。また素敵な歌をコンサートで聞けることができてうれしいです。
前回までが35周年のアニバーサリーツアーということで、練りに練られた構成/演出でセットや衣装にもお金がかかってたのが伝わってきましたし、なによりセットリストが岩崎宏美さんから長年応援し続けたファンへの感謝の気持ちがいっぱいつまったものでしたから、少し遅れて80年代からファンになった私もそのおすそ分けをいただいて存分に楽しませていただきました。今回からは通常バージョンのコンサートになるのかな?と思っていたら早々と「Dear Friends Special with Strings」ということが前回のツアーが終わる前から公式ホームページなどに告知されていて、また違った意味で企画色の強いものになるのかなと、期待に胸を膨らませて、武蔵野線新八柱駅に降り立ちました。森のホールまでは徒歩で15分ほど。開演1時間以上前だというのに、節電のために空調が切られたロビーにすでに人が(爆汗)。当日券を買い求める列などもあり、急に新しいツアーが始まる緊張感に襲われました(観るだけなのに、ファンとはそういうものなのです)。
「Dear Friends」とは岩崎宏美さんが現在のカバーブームに先駆けて2003年からリリースしているカバーアルバムシリーズのタイトル。ご存じのように昨年末にはこのシーリーズ5枚をBOXにまとめたものがレコード大賞の企画賞を受賞してツアーのタイトルにもなっている「虹 〜 Singer」をテレビの生放送でフルコーラスを熱唱したのは記憶に新しいところ。オリジナルヒット曲をたくさんうたった去年のツアーとは趣が変わりカバー曲中心のセットリストとなりました。また「with Strings」ということで、昨年の東京国際フォーラムのように生のストリングスが今年はツアー全公演に帯同することになるようです。
宏美さんの歌うシルエットがデザインのTシャツなど刷新されたグッズやCDの会場販売も好調だったようで特典の握手会も長蛇の列。テイチクの宏美さん担当ディレクターさんもお見かけしましたし、宏美さんと握手しながら横に立つマネージャーさんの疲労困憊ぶりを見て、タイトなスケジュールの中で新しいツアーをキックオフさせるご苦労を感じました。ツアー初日を観たの初めてでした、こんな雰囲気なんですね。
今年もツアーがどんな風に熟成されていくのかを見守りつつ、去年ほどでないにしても、観に行くことになりそう、次は来月にNHK大阪ホールへ参ります。チケット一般発売直後に完売となった大阪のファンは熱いですよ!
(この先は、これからコンサート行かれる方にはネタバレとなる内容も含まれますのでご注意下さい。)
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