2010年08月18日

ドナ・サマー新曲はブルース・ロバーツとタッグ

61歳にして衰えず精力的な活動
 2008年に久々の新作となるアルバム「Crayons」を引っさげて、アメリカンアイドルシーズンフィナーレなど人気テレビ番組を中心に数々のメディアに登場し、ビルボードアルバムチャートでは17位を記録、アルバムから3曲がダンスチャートの首位を飾るなど、華麗なる復活を印象付けたドナ・サマー。御年61歳となるこの夏、新曲「To Paris With Love」(YouTubeは[こちら])をリリースし話題となっています。カイリー・ミノーグを髣髴させると言うと、元祖ディスコクィーンに対してて失礼でしょうか?無機質なリズムトラックが実にドナらしいダンスチューンとなっております。9月にはダンスナンバー中心のアルバムとなんとスタンダードアルバムの2枚のレコーディングをスタートさせたいと息巻いてるドナ・サマーの今後の活動に注目したいですね。

ブルース・ロバーツとのタッグ
 さてこの「To Paris With Love」の作曲者としてクレジットされているのはなんとブルース・ロバーツ。日本ではAORファンを中心に人気のあるアーティストでAORのガイド本などで取り上げられる機会少なくないブルース・ロバーツはソングライターとしてもバーブラ・ストライサンド、ローラ・ブラニガン、ポインターシスターズ、ディオンヌ・ワーウィック、シェールなどに曲を提供していて歌姫ファンにもお馴染み。特にドナ・サマーとは縁が深く、バーブラ・ストライサンドとのデュエットで全米ナンバー1となった「No More Tears」のほかに映画「The Daylight」のサウンドトラックではドナ・サマーとブルース自身のデュエットで主題歌「Whenever There Is Love」を歌っていました。2005年にアルバムではフォローされなかったドナ・サマーに「I Got Your Love」を提供しダンスチャートの4位に送りこんでいますが、今回の「To Paris With Love」とプロデューサーも同じですので、そのときのセッションのアウトトラックの可能性もあります(たしか当時アルバム1枚まるまる没になったという噂があったような…)。

Donna Summer Goes “To Paris With Love” On New Single

posted by Alex at 11:01| 大阪 | Comment(4) | TrackBack(0) | evergreen (女性ボーカル) | 更新情報をチェックする

2010年08月03日

スティーブ・キプナーKnock The Walls Down」も今月再発売

人気ソングライターのデビュー作
 まさかのCD再発売ですね。オリビア・ニュートンジョンの「Physical」、シカゴの「Hard Habit To Break」、松田聖子の「Dancing Shoes」などを手がけ80年代を語る上ではずせない人気ソングライター、スティーブ・キプナーのデビュー作にして唯一のアルバム「Knock The Walls Down」が10年ぶりにCD化されます。今回はSHM-CDかつ紙ジャケット仕様、さらにボーナストラック1曲追加ということで、すでにCDを持ってはいても購入を検討せざるを得ません。スティーブ・キプナーの経歴はWeb版(こちら)に簡単に紹介しておりますのでそちらをご参考に。本文はスティーブになってるのになぜかページ名がステファンにしてますね。これも最初にCD化された1999年ごろに作ったページなので「Stephane」と書いて「スティーブン」と読むお約束すらわかってなかった頃なんだな、と自分のサル歴史にも懐かしくなったりして。
 さてあのジェイ・グレイドンの初プロデュース作品かつ、彼のギタープレイがたっぷり楽しめるというところがAORファンにはたまらないわけですが、彼以外にもスティーブ・ルカサー、ラリー・カールトン、デヴィッド・フォスター、グレッグ・マティソン、マイケル・オマーティアン、ジェフ・ポーカロ、トム・ケリー、ビル・チャップリン、ボビー・キンボールとTOTO/エアプレイ系の人気ミュージシャンがこぞって参加してるのがこの時代を感じますね。一足先に再CD化されたデヴィッド・ロバーツとあわせて聞きたい1枚ですね。

posted by Alex at 08:27| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | evergreen (1980's Music) | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

デニース・ウィリアムズ、幻のセカンドアルバム再発

再発続きの中ついに!
 声質、声域、テクニックなどで歴代ディーバ屈指の実力者でありながらパワーボーカル系でないことが災いしたのか、ファンとしては不当評価に甘んじていることが歯がゆいデニース・ウィリアムズ。昨年はトム・ベルプロデュースの「Niecy」の再発売に小躍りさせられたわけですが、なんと今月に同じく幻のセカンドアルバム「Song Bird」もリリースされます。「Niecy」も「Song Bird」も日本のみで1度CD化されたものの少数プレスだったのか、すぐに廃盤となり中古マーケットやオークションでもほとんど見かけることもなかったアルバム。デビューアルバム同様にアース・ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトのプロデュース作品で、ヒット曲「BABY, BABY MY LOVE S ALL FOR YOU」のほか、彼女のキャリアを語る上ではずせない「GOD IS AMAZING」を収録しています。ただ「GOD IS AMAZING」は有名なグラミー賞でパフォーマンスしたアカペラバージョンに比べるとオリジナルのレコーディングバージョンは牧歌的なやわらかさのある演奏にのせて歌われたものとなっています。
 遅くにしてデニースファンになった私にとってもありがたい再発売。あとは「I'm So Proud/シークレット・ラブ」がそろえばデニースのアルバムはコンプリートできることになるのですが、果たして再発売はあるのでしょうか?

posted by Alex at 10:31| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | evergreen (女性ボーカル) | 更新情報をチェックする